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現役介護士が教える!

介護の施設長が転職してきた人の実例を語ります

どもです!シロ@現役の派遣介護士(@kaigosisi)/ Twitterです。
私は無資格未経験で介護士に転職し、老健と特養の2施設で6年働き、今も現役で働いている派遣介護士です。
今はかいご畑という介護資格を0円で取得出来る制度を利用して働きながら介護福祉士資格を取ろうとしています。
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今無資格未経験だけど、介護で働いてみたい!という方は以下記事をご覧ください。
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介護施設の施設長が未経験から介護をはじめた人に介護をはじめるきっかけを聞きました。

介護の仕事をしている人はたくさんいます。

その理由の多くは「賃金が高いからではない」のが現状で、周囲からしてみると何故その仕事を?と思うかも知れません。
その「何故」に注目し、意外なきっかけを調査してみました。

こんな経験から介護職をスタートした

筆者はある介護施設で管理職をしている立場ではありますが、働いてくれている介護職員は本当に様々な人間性です。

当然その人が持ち合わせている経歴みたいなものも様々で、決して誇れる事ではないような経験の持ち主から、介護者の鏡となるような人までいます。

良くも悪くも十人十色で、ある意味「バリエーション豊かな施設」になっています。
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その中で注目した人物を数人ご紹介しましょう。

介護職員K君の場合(26歳男性、介護経験2年)

本当にドラマのような話ですが、彼は昔からいわゆる不良少年であったそうです。

高校こそ通っていましたが、暴走族の真似事みたいな事もしたと言います。

通勤している車もそんな雰囲気があります。

高齢者からすれば「やかましい車」に乗っています。
彼はある時友人の家に遊びにいった時、その友人のおばあちゃんにこう言われたそうです。

「若いうちしか出来ない事をしているんだから、危ない事もするのは構わないが死ぬんじゃないよ」と。

やんちゃで少しばかり不良と呼ばれる行為も容認してくれた事、その上で自分を気遣ってくれた事に感銘を受けたそうです。

この時から高齢者の話を聞く事が面白いと思い始めたそうです。

「高齢者と話をするために介護したい」と考えるようになったと言います。

ここで注目してほしいのは「介護するためにではない」事なのです。

ある種高齢者と話すことを喜びと捉えた彼は、目的のためにコミュニケーションを大切にする介護をしようとします。

その事で介護技術がまだ未熟であった入職当初でも、高齢者との関わりは非常に上手でスムーズでもありました。

年齢的にも高齢者からすると孫世代というのもあり、ちょっと不良っぽい見た目もあってかウケは非常に良かったですね。

今では月例会議で一番の発言者となってしまい、利用者の話となると熱く意見を言ってくれます。

先輩からは少しめんどくさがられてはいますが、忘れてしまった熱意みたいなものを感じさせてくれる存在です。

やかましい車も施設内に音が響く事で、利用者(高齢者)は「彼が来たか」と一つのバロメーター的なポジションにもなっています。

彼からしてみればその事すら「コミュニケーションツール」として使えている、そんな側面すら感じられます。

施設側(筆者)の許容にもよるのですが、これも本音ではあります。
今では「コミュニケーション改善主任」として役職を与え、手当ても支給しています。

ますますやる気となっている彼は、今日も熱すぎるくらいに燃えている男です。
若さもあってか「彼の前では目線を合わせ高齢者と話をする」職員が多くなりました。

今はまだ「K君の目があるから」という意識が見え隠れしますが、この事が定着するまで時間はかからないでしょう。

水商売の副業をしながら介護職員をするYさんの場合(32歳女性、介護経験5年)

この女性は施設において中堅とも言える存在でもあります。
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訳あって子供さんを一人で育てるシングルマザーで、水商売の副業もされています。いわゆるダブルワークですね。

以前何かでお話しましたが、介護職で副業をお持ちの方は多くなっています。

やはり収入面の不安が一番の理由ですが、筆者の施設ではこれも容認して働いてもらっています。

持ち前の明るさがあって水商売をしている事もあり、「介護もサービス業と変わらない」と考えているようです。

お酒を呑まないで良い分、体は楽だとか。

シングルマザーという事で、実家に身を置きYさんの親御さんがお子さんを見てくれる時間も多いそうです。

生活は決して楽ではないと言いますが、ひいては子のためとお仕事を頑張ってくれています。

そんな中、「自分の子供を見てくれたのだから親の介護は自分がしたい」と考えるようになったそうです。

そして介護する状況が来たとき右往左往したくない、こういう想いが芽生えたとの事でした。

いずれ親の介護に直面する時は仕事を辞めさせてほしいと、事前にお話があっての雇用に至った経緯があります。
幸いYさんの親御さんがさほど高齢でもないために、今はお仕事を続けてもらっています。

Yさんが言う「いずれ」がいつやってくるかは分かりませんが、今のままいけば相談員の役職が待っているのは間違いありません。

現在は介護主任ですが、やはり熱意がある方ですので「将来活かせる介護」を目指し実践しています。

転職で介護職に!

実は筆者の施設では「異業種からの転職者」が多くいます。

新卒で介護業界にどっぷりという方は、全体の3割強しかいないのが現状です。
実際のところそんなので施設は回るのか?と心配される同じ業界の方もいらっしゃいます。

確かに介護未経験者からしても、そう思いませんか?
私は介護施設の施設長をしているのですが、よく、介護の仕事は「難しいようで、実は簡単な仕事」という事をお話ししています。

仕事柄この業界に来てくれる人を探す事は多く、その時いかにも「3K労働」というのが全面にばかり出ては誰も興味を持ってくれません。

嘘を言うつもりもありませんが、どちらかと言うと介護の面白さをアピールして回っています。

現在介護を本職としてやってくれている人の中のほとんどが、面白い仕事と考え続けているのが実情です。
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高い給料だけを求める人は続かない

どんな仕事も「お給料が高いからやれる」というのは、あまり長続きしないでしょう。

仕事の魅力みたいなものが絶対必要であると言えます。

楽して稼げる仕事なんて、世の中には存在しません。

介護に置き換えてみれば尚の事そうかもしれませんし、大変な仕事である事は変わりません。

異業種から転職してきた人というのは、確実に「何かきっかけ」を持っていたりします。そのまま介護の世界にハマってしまう、そんな流れの方が多くいらっしゃいます。

未経験から転職してくると続きやすい

昔は第一線でバリバリ、今は少し控えめにゆっくりと仕事をしている、そんな介護人もたくさんいます。

介護職を始めた転職者の多くが「自分のペースではないけれど、仕事がしやすい」と言います。

介護の世界では原則的に「稼ぐ」という事からは遠いポジションにあり、そういうイメージも湧きにくいと思います。

このような事から連想されるのは、「仕事にガツガツしなくて良い」となってきます。

転職者の中には年齢的にまだ若いとされる方も多くいますが、前の仕事で少し疲れたり、何か嫌なことがあって目標を失ったりしている方だったりします。

気持ち的に「高齢者とのスローライフ」を求めているのかもしれませんね。

確かに人の嫌がる仕事もありますし、キレイな仕事ばかりではありません。

でも「お金から遠い仕事」であることが、結果としてやりやすい仕事になっているというのは有りえる話です。
そういう意味で転職者が続けやすい仕事なのかもしれません。

転職してきた人でも介護職ができる理由

物事は単純なもので、目の前に困っている人がいたら大半は助けてあげるでしょう。

まさかその人を足蹴にしたりなんて、よほどの事が無い限り有りえません。

最近は商業施設への外出で高齢者が介護員に付き添われた姿を目にする、そんな事も少なくありません。

きっかけなんてそんなものなのです。

介護を目指す人の中には、ボランティア等の介護体験を活かしたいと考える方もいます。

悪い事ではありませんし、大事にしてほしい気持ちなのですがもっと広く浅くで良いとも思います。

杖をついて歩いているおばあちゃんとすれ違う瞬間に、その方を自分から避けて歩いたなんて経験はありませんか?

その行為自体が既に「高齢者を敬う気持ち」であり、介護の入り口でもあるのです。
介護の入り口に触れた瞬間に「その事をもっとやってみたい」と考えた方が、お仕事まで繋がっていくのです。

高齢化と言われる昨今ですから、こんな瞬間は皆にあると言えるでしょう。

問題は気持ちでしかありません。

いいように考え、介護をしてみようと考えるなら、それはプラス思考であり大切にしてください。
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介護に転職して10年の人の事例

筆者も親戚の介護を考えた時にというのがきっかけで、それが今も継続し介護の世界に転職して10年が経ちました。

まして専門的な知識も、経験すら現場が初めてなのです。
でも続いています。

あまりナイーブに考えず、そして重苦しく考えない介護との関わりが結果として介護人としての成功に繋がっています。

物事は興味を持つことから始まり、それを極めていくだけの事です。
まずは広い視野で吸収する事が必要と言えるでしょう。

介護派遣はこれから無資格未経験で働く人が人生を変えるのにとてもいいスタートアップができる仕組みです。
今無資格未経験だけど、介護で働いてみたい!という方は以下記事をご覧ください。 資格ナシから介護士をはじめる事ができる介護派遣エージェントを知っといて損はない

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