主婦にピッタリ!介護のお仕事
介護施設の働き方がだんだんと変わってきているのをご存知でしょうか?
そして新しい働き方は意外にも主婦に向いていたり!?
介護の仕事は主婦に向いている
極端かもしれませんが、介護とは以外にも家事の延長線上であったりするのです。
生活の支援が中心となる介護の仕事は、考えてみると主婦が活躍する家庭よりもスローペースで生活が流れている事から、主婦には簡単な仕事とおっしゃる方もいます。
実際に筆者の施設では、パートで来る主婦の介護職員が10数人います。昼間は人がいて「生活の流れが大きい」のは施設も同じです。
そして仕事内容はというと洗濯物から掃除、慣れてくると直接食事を食べさせたりする介護まで幅広くやってもらっています。
中には自宅に帰ってからも親の介護をしている人までいらっしゃいます。この方にしてみたらますます自宅の主婦仕事の延長なんでしょうね。
介護を仕事とあまり考えすぎない主婦の目線が重宝される
やはり「介護」と名が付くと重苦しい感じがありますが、その仕事内容を紐解いてみると「言意外とそうでもない」って事はあまり知られていません。
介護施設で食器をかたづける事、それは自宅でも同じです。お風呂に入れる援助も訓練すれば自宅に置き換えたって出来る事なのです。
こういう表現に置き換えると・・・?
主婦がやりやすい仕事内容である事は想像出来ませんか?
介護の仕事はどうしても「専門職」との認識が強すぎるため、そのハードルと言うか敷居の高さが課題になってしまっています。
仕事の一つ一つを話していくとそんなに難しい事はないはずなのに、掃除一つにしても「居室清掃」と言われたら何となく専門職っぽく聞こえてしまいます。
掃除なんて男である筆者よりも主婦の方がよっぽど上手だったりしますからね。
「掃除」と言われたら「なーんだ」となりますし、居室清掃だからと言って特別なんか特殊な道具や手法がある訳でもありません。
主婦を経験している人からしたら「ハイハイ」と、てきぱき掃除をするだけの事なのです。
介護施設で求められている人は昼に強い主婦
介護とは「生活」であり、その生活とは「昼間に活動的に動く事が本来のあるべき姿」という事は言うまでもないでしょう。
若いころの生活は夜更かししたり夜行性だったりしますが、介護の対象者となるのは高齢者であって、その生活は昼間が基本です。
介護施設は昼間が中心になる訳であって、人の手が必要な時間帯も昼間がメインとなるのです。
主婦の生活時間と照らし合わせた時、手が空く時間と結構重なるものだったりします。
介護施設における日々のイベントで最大とも言えるものが「お風呂」になります。
これは通所系のデイサービスであっても老人ホームにおいても同じで、高齢者の生活におけるお風呂の重要性というのは共通しています。
施設の規模にもよりますが、だいたい施設におけるお風呂と言うのは10時から15時が基本の流れになっています。
しかも忙しいイベントだからと言って、朝も早くからお風呂に入れるかというとそうではありません。
お風呂の介護というのは介護する人間が集まらなくては出来ないものであり、命の危険もあるのです。
介護に付随する仕事はたくさんある
そしてこの時間帯はお風呂だけでなく、介護における仕事の多くがこの時間に行われたりします。
例えばお風呂に入っている間は寝たきりの方のベッドが空く事になり、この時にシーツ交換をしたり部屋の掃除をしたりします。
お風呂に入れる事自体はフルタイムの職員がやったりするのですが、仕事はそれ以外にもたくさんあるのです。
これを捌く人間が必要となり、そしてこの仕事も昼間に多い事から主婦が活躍しやすいと言えるのです。
しかも仕事内容は家事の延長ですから。
介護施設の中でも仕事は多種多様にあり、得意分野があればそうでもない仕事も介護職員にはたくさんあります。
特に施設内において「家事」にあたる仕事は多くあるのですが、施設内における介護職員は「直接介護する事」がメインとなります。
従ってそれ以外の仕事がどうしても浮いてしまいがちなのです。
昼のパートは施設において不可欠な存在
仕事の単価はあまり多くありませんが、仕事内容は簡単と言うか「主婦にはなんてことない」作業が沢山ある施設のパートなのです。
働く側からしてみればお給料は安いが「続けやすい仕事」であって、今施設側もパートを探している状況は数多く見られます。
収入を考えてパートをする方は多くいるのですが、正直「高単価であるという事は高負荷な仕事」がほとんどです。
それだけ大変な仕事が多いのは当たり前で、結局続かないというケースが多く聞かれます。
やる以上は稼ぎたい、でも続かなかったら意味が無いというのでは元も子もないでしょうし、続いてこそナンボですからね。
そういう意味で介護のパートは、いきなり無茶な要求はされません。家事の延長からスタートするパートでも十分ですし、いずれは介護の技術も習得出来るでしょう。
介護の仕事に興味を持っているけど難しそうと考える人は多く、実際に周りの主婦友達が働いているけど迷っているという方の背中を押せれば幸いです。
実際に介護の現場では主婦と掛け持ちしてパートに来ている方が多くなってきています。
施設側と働く側の双方の条件がマッチしている仕事と言えるのが「主婦のパートさん」なのです。
もう一度言いますが介護とは「生活家事の延長」でしかありません。
それを専門的にやっているだけなのです。
確かに医療的な処置や知識を必要とする高齢者も対象になりますが、それはそれで専門科がいます。
でも逆に考えるならば「その近くで専門的な事を自分のペースで学ぶ」事が出来るため、近いポジションでいるだけでも大きな糧となるでしょう。
いずれは介護の専門職となる事も結構現実的ですし、主婦でパートをやりながら子育てが終了し、第2の人生として介護士になった方もたくさんいます。
今求められている仕事だからこそ、介護に興味を少しでも持っているなら「足掛かり」としてでも応募してみてはどうでしょうか。
意外なきっかけがその後の人生に大きく影響するかもしれません。