未経験者が介護求人に応募したらどうなるのか?体験談
~介護職への道のり~
介護の世界に入ってみたい。
だけど、未経験だしちゃんと務まるか不安。
最初はどうやって一歩を踏み出せばよいのだろうか・・・。
そのように考えておられる方も多いのではないでしょうか。
では、実際に様々な事情で介護職に就いた方の実例をご紹介していきます。
未経験者が介護求人に応募したケース1
介護職に興味を持ったのは20歳を過ぎた頃でした。
全くの素人ですが、たまたま見かけた広告のヘルパー研修に申し込みをしたのです。
1ヶ月間、お弁当を持って朝から夕方まで研修を受け、ホームヘルパー2級の資格を取得しました。
*現在は「介護職員初任者研修」という名称に変わっています。未経験者が介護求人に応募する場合、この資格を取っておくと採用される可能性が上がります。
介護職員初任者研修の内容
研修の内容は、学科から実務まで幅広く、介護職としての心構えも教えてもらいました。
色々な病気についても理解しておく必要があり、決してラクな勉強ではありませんが、始めて知ることが多々あり興味を持って学ぶことが出来ました。
介護職員初任者研修では体験実習もある
実際に施設に伺っての研修もありました。
新規施設の介求人に絞って探し、オープニングスタッフとして働き始める
無事に資格を取得した後は、またタイミング良く広告で求人を見つけ、新規オープンの施設に採用して頂きました。
介護福祉士の資格
それからは働きながら介護福祉士を目指し、実務経験3年を経て国家試験に挑戦、無事に合格して国家資格である介護福祉士となりました。
*現在は介護福祉士資格を取るには、実務経験3年以上に介護技術講習や実務者研修を受講する必要があります。
介護の知識も何もないところから、まさか自分が国家資格保持者になれるとは夢にも思いませんでした。
さらに上を目指す為、ケアマネージャーの資格を取得すべく勉強中です。
未経験者が介護求人に応募したケース2
ずっと事務職をしていましたが、どうしても職場に馴染めず・・・
昔からおじいちゃんおばあちゃん子だったこともあり、お年寄りの温かみに触れたいという思いから介護職に挑戦してみることにしました。
30代未経験からの介護のお仕事
その時すでに30歳を過ぎており、そんな私に務まるのか?経験もなく資格もない。
色々と不安がよぎりました。
未経験でも30代でも採用してくれる施設があった!
有難いことに採用して下さったのは「未経験者歓迎」の施設。
たくさんの求人の中から、馴染みやすさを考えてオープニングスタッフとして働けるところを選びました。
私以外にも介護職未経験のスタッフが何人かおり安心しました。
実際の業務に入る前に事前研修があり自信を付けてからの介護職デビュー。
スタッフみんなで作り上げていく雰囲気の職場、和気あいあいととても楽しくやりがいのある仕事。言葉にするとありきたりですが、人間関係に恵まれました。介護職は本当に人間関係が大事なので、私から皆さんに伝えたい事は、人間関係が悪い職場にあたってしまった場合でも介護の仕事自体はできるなら、他の職場に転職してみればいいという事です。
以前の事務職で人間関係に悩み、無機質なやりがいのない毎日、このままずっと生きていくのだろうか・・・とさえ考えていたことが嘘のように活力のある日々に本当に感謝しています。
未経験者が介護求人に応募したケース3
家庭の事情で長時間勤務することが難しく、割と時間の融通がきく介護職に就くことにしました。
介護の仕事は汚い・きつい・臭いの3K?それは本当か?
元々私の中での介護職のイメージは良いものではなく、むしろ汚い・きつい・臭いの3Kでできれば避けたいと思っていた職でした。
しかし、今のご時世、介護職なら人手不足で確実に採用してもらえるだろう。
何も資格がない自分には贅沢を言っている権利はない。
そんな思いでの介護職デビューでした。
実際には汚いこともキツイことも臭いものも・・・やはりあります。
けれど不思議なことにそれらは日を追うごとに気にならなくなってきました。
人間、慣れてくるものですね。
それどころか、驚くことに段々と楽しくなってきたのです。
人間味がある、とでも言いましょうか。
高齢者の思いやりや人生の深さに触れ、毎日が学びの時間。
いつの間にか介護職にはまっていった私は、いづれ正社員になりたいと思い、その為にも資格を取得しておきたい!と、現在介護福祉士になるべく勉強をしています。
仕事としてはもちろん、日々の日常でもその知識や技術が生かされる場面が多々あり、介護という仕事は一生の財産を手にするようなものだとまで思えるようになりました。
いかがでしょうか?
3つのケースを見てみましたが、どのケースも全くの未経験である状態から、
「専門職のプロ」
に駆けのぼっていく様子がうかがえますね。
介護という仕事は 人 対 人 である分、やる気さえあれば素人からの始まりでも非常に入りやすい世界であるといえるでしょう。
必ずしも専門の学校を出ていなくても、実務経験から国家資格に挑戦できるという所も魅力的です。
これから先の人生を生きていく上で「国家資格を持っている」という事は何にも代え難い価値ある強みです。
介護職に就いてみたいけど不安だな・・・
今はそんな風に感じているかもしれませんが、思い切って一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
きっと今までとは違った新しい世界が広がっていることでしょう。
さて、ここまでに「介護職の種類・メリット・介護職への道のり」について考えてきましたが、では実際の業務の詳細はどの様になっているのでしょうか。
介護福祉士とは?
他にはどのような資格があるの?
介護職に未来はあるの?
資格を取らなければいけないの?
次回は様々な疑問にお応えしながら、介護の仕事について、さらに掘り下げて考えていきいたいと思います。
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