無資格でできる介護求人の探し方 神奈川県横浜市の例
介護の業界では無資格でも応募できる求人がいくつかあります。
キーワード「○○県 介護 無資格 求人」で検索出来ます。
無資格で求人を探す際は、知識や技術を身に着ける面で研修が充実しているところがいいでしょう。
要介護が必要な方たちは、病気と隣合わせです。知識を増やせば、自分の身を守ると共に、利用者の病気の早期発見にもつながります。
未経験からでも募集している施設
「スマイル介護」の求人サイトでは、無資格OKの求人が多々あります。
横浜市内では、特別養護老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・介護老人保健施設・グループホーム・デイサービス・地域包括支援センター(ケアプラザ)・障碍者福祉施設等です。
施設などは病院と提携していたり、グループ会社であったりします。
そのため、福利厚生や研修体制が充実・健康診断無料・中には提携している病院に通院すると自分とその家族の病院代が安くなるシステムもあるようです。
提携している病院が総合病院だと、家族みんなの医療費が免除になると助かりますね。
スマイル介護の詳細設定に「大手企業」も選べるので一度試して検索してみてはいかがでしょうか?
勤務条件がブラックな施設、避けたほうがいい施設の見分け方
正社員では、休みの条件にほとんどの施設が「4週8休以上」を満たしていますが、「年間休日120日」に満たない施設が多々あります。その場合は避けたほうがいいと思います。
施設の中には人手不足のため最低限の4週8日。
休みの条件を満たすが、連続何連勤もさせるブラックな施設も存在します。
「年間休日120日」が記載されている施設は、職員人数や職員の休み体制もしっかりした施設と思われます。
「スマイル介護」の求人検索では、「年間休日120日」が詳細検索で設定できるので、正社員を目指す方は一度試して検索してみては、いかがでしょうか?
介護求人の探し方
私のお勧めは「スマイル介護」の介護求人サイトです。
詳細条件が充実しています。
「研修・教育制度充実」は介護の資格がない方にオススメです。
「紹介予定派遣」はこれから働く施設へ正社員として働く前に活用できます。
「扶養内」の選択も出来て探せるので、パートで働く方も探しやすいです。
無資格の欄はありませんが、フリーワードに「無資格」と入力すると、無資格OKの求人限定で検索することが出来ます。
短時間パートでも、施設の朝ごはんから出てほしい場合もあるので、介護求人では時間も必ずチェックしましょう。
無資格の時に私がやってしまったエピソード
私は、施設で働くことになった際、勤務しながら通信でヘルパー2級の資格を取得しに行きました。
通信での教育は3ケ月かかるので、その間は無資格で働いていました。知識ゼロです。
その当時自分自身やってしまって後々怖いなと感じた体験談は、車いすの押し方でした。
スロープ下りに対し、下ろうとした私はまっすぐ突き進んだのです。
車いすにはベルトがありません。そのまま突き進めば、前倒しにずり落ちた可能性がありました。
この時は、進む前にほかの職員に注意され、事なきを得ました。
その後ヘルパー2級で学んだ際、車いすの押し方一つでもやり方があり、この利用者はなぜ車いすが必要か?を頭に入れ、ずり落ちしないよう姿勢を正す。
スロープの際は下側に職員が立つ。
利用者の体力を考慮し、長時間座っているようなら一度休憩を入れる、麻痺がある場合は車いすへ巻き込まないように注意するなど、本当に勉強の日々でした。
無資格は働いていくうちに、やり方や経験のスキルは上がります。
しかし、経験をしなければ、ゼロに近いのです。
働く施設で研修が充実しているところがあるのは、自分自身のスキルアップはもちろん、利用者の病気や介護・気持ちを理解するために最善だと思います。
介護される利用者は、自分で出来ることがどんどん低下していきます。
残存機能をより残せるように支援し、自立の支援の出来る介護士になっていただきたいと思います。
介護は未経験からできるのか
施設や病院では、看護助手のような形で介護を行うケースがあるようです。
高齢者が増えてきている現在、看護士が医師の助手のような存在で、介護士が看護の助手を行うことで、サービス向上を図っています。
看護士がいれば、介護を行う存在でも指示や注意する点が聞けるので、無資格でも安心して働くことが出来ます。
一度も介護の世界を知らず、働くことは特に「オムツ交換大丈夫かな?」と不安になると思います。
オムツ交換自体は、経験を積むことでスキルアップしていきます。
しかし相手は心ある人間です。
自分に立場を置き換えると、知らない人にオムツを変えてもらうという行為は、かなりの抵抗があると考えられます。
「この人には変えてほしくない、触ってほしくない」と思うこともあるでしょう。
介護される側も不安な気持ちになります。高齢者でも、昔は若いように、人と人との信頼関係で成り立ちます。
自分にはスキルがなく、下手だと落ち込まず、コミュニケーションや傾聴を図り、高齢者の今までの生き方を尊重し、信頼関係を築き上げ、よりよい介護に貢献して頂きたいと思います。
私の経験では、「ごはん食べて」と言っても白飯を食べてくれない利用者がいました。
失語症が少しあったので、どうして食べてくれないか?わかりませんでした。
しかし、ふりかけを用意することで、食べてくれるようになりました。
利用者の立場になって考えてあげられる介護士は、無資格であったとしても、重宝されるでしょう。
パートで活き活きと介護をしている人の事例
私が経験した中で、利用者と信頼関係を多くもてた職員が活き活きと働いていると思います。「おはよう」とか「お疲れ様」「気を付けて帰ってね」とやさしい言葉をかけられるたびに、介護してよかったなと感じます。
初めて介護をする場合には、好きな利用者を1人見つけるだけで、次の日も働こうと思えるようになります。
辛そうに働いている職員にみられる傾向は、高齢者を自分の思い通りに動かしたいと思われる方が多いようです。「そんなもんだ」と思いながら働くと利用者に対してのストレスは半減されるでしょう。
認知症の利用者さまとの関りは、多かれ少なかれ壁にぶつかると思います。
コミュニケーションを図ったりする場合は、斜め45°の会話を心かけましょう。
トイレに行ったことを忘れ、5分もたたず行かれてしまう場合、「さっき行ったでしょう」とストレートに言うのではなく、「順番があるので、回ってきたら呼びますね」や「トイレ清掃中なので、お待ちいただけますか?」などがいいでしょう。
これやって、あれやってなど命令口調で言われると、やりたくなくなるのが人間です。
「出来ますか?」「やって頂けますか?」など、丁寧語の質問系で問いかけると、いやな気分にならず行ってくれる利用者が多いようです。
■まとめ
信頼関係を築き上げられると、とても身近な存在になります。
仲良くなればなるほど、亡くなってしまうと、本当に辛く感じます。
どうしても仕方がないと分かっていても、衰えて行ってしまう姿に落ち込むことがあります。
最後に「家に帰りたかった」との声を聴いてしまうと、どうにか出来ないのか?と思ってしまうこともあります。
介護士として働くからには、もしかしたら亡くなってしまう可能性があることを頭に入れておいたほうがいいでしょう。頭に入れることで、利用者に対してもやさしくなれます。
働きやすい施設とは、職員も笑顔で対応している事が多いです。これから無資格で求人を探すのであれば、見学に行って職員が笑顔か?どうか見てみるのもいいでしょう。