高い給料の介護求人ってやっぱり怪しい?介護講師が解説
初任者研修をとってから介護就職をする場合、ハローワークや一般の求人サイトを見て探す方が多いです。
そして、介護業界未経験者は介護就職の実態を知らないため、給料だけを見て、条件のいいと思う介護求人に応募してしまいます。
もっと上手い介護求人の探し方があります。
探し方さえ気をつければ安全に好条件の介護求人を見つけることができます。
初めての介護就職は介護職人生を大きく左右するためとても大切です。
今回は未経験者が好条件の介護求人を探すために、怪しい介護求人の判断基準についてご紹介したいと思います。
このポイントさえおさえれば必ず好条件の介護就職ができるでしょう。
まずはじめに求人を見る時、休日の数をみるといいです。
休日が10日以上はありえない
公務員などの会社務めの方は毎月の休日がカレンダー通りであるため、休日が月10日位はあるでしょう。
ですが、介護スタッフは交代勤務で仕事を回しているため毎月の休日が10日もありません。(パート勤務であれば別です)。
そのため、介護求人に毎月の休みが月10日以上もあったら100%ウソだと思って下さい。
介護講師が言うのでこれは間違いありません。
多くても8日~9日です。介護スタッフはGWやお盆休み、年末年始の分の長期休暇がない所もあるため、8日~9日の休みくらいならあるでしょう。
ですが10日はいくら何でも多すぎです。もし気になる求人が10日以上の休みの場合、応募する前に確認することを推奨します。
求人先の返答に納得できない場合は応募をやめたほうがいいでしょう。
介護スタッフの休日は月に平均8日です。8日を基準に介護求人を探すと良いでしょう。
給料20万以上は総支給額だと思え
介護求人の給料額を見ると「21万円支給」とか「20万円以上支給」という内容を目にしますが、これは言葉のあやなので気を付けて下さい。
基本的に給料額が20万円以上の場合、総支給額である可能性があります。
介護スタッフの平均給料は17万円です。都心部の就職や役職でもしていない限り、手取り20万円以上はまずないと思って下さい。
そのため、介護スタッフの20万とか21万は総支給額なのです。
あなたも介護求人の高給料に騙されないよう気を付けましょう。未経験者が手取り20万円ももらえるわけがありません。
介護スタッフが給料を上げるためには介護福祉士を取ったり昇格するなどのスキルアップが必要不可欠です。
もっと現実を見て介護求人を探しましょう。
正社員で勤務時間7時間未満は怪しい
介護正社員の勤務時間は平均7時間~8時間です。これは会社員と何ら変わりありません。
勤務時間が7時間未満というのはありえないことなのですぐに疑って下さい。
それは記載ミスか残業が1時間以上ある可能性があります。どこの介護サービスでも正社員は最低7時間は働いています。
あなたが興味のある介護求人が勤務時間7時間未満だった場合、まず求人先に必ず確認を取って下さい。もしかするとパート求人の可能性もあるでしょう。
どんなに魅力的な介護求人でもあまりに好条件すぎます。個人的に応募することはおすすめできません。
自分に合う介護求人は他にもたくさんあるためもっと視野を広くして求人を探しましょう。
まとめ
介護求人は一見見栄えが良くても高確率で怪しいことがあります。
特に10日以上の休日、20万円以上の給料掲載、7時間未満の勤務は高確率で虚偽の可能性があります。
どこの介護サービスでもそこまで好条件の求人を未経験者へ掲載しません。
もう一度冷静になって介護求人の基準を見直しましょう。
介護求人は始めから「おいしい話」はありません。好条件を得たい方は介護福祉士を取ったりパート勤務に切り替えて給料や休日数を増やしましょう。