体験談 子供が産まれて絶対に嫌だった介護職に就くことにした
私は現在介護職に従事しています。
正直、始めは介護職に就くことは絶対に嫌でした。
それは、汚い・重労働のイメージが強かったからです。
しかし、子供が産まれてからは、保育園の時間帯・日祝休みの条件に合う仕事を探すのは難しい事でした。
ましてや、私の住んでいた地域は田舎だったため、条件に合う求人は介護しかありませんでした。
しかし、嫌なイメージが強かった為、まずは人材派遣会社で行っていた講座を受け資格を取ることにしました。
少しでも介護に触れ、少しでも慣れたかったからです。
その後、そのまま人材派遣会社の紹介で特別養護老人ホームへの入社を決めましたが、それまでのサポートはバツグンでした。
日勤のみ、日祝の他、平日も休みが取れる勤務にボーナスもある会社に社員として入社する事が出来ました。
それも、何社か派遣会社でピックアップしてくれ、会社見学までさせてくれました。
その後、その会社では正直やはり下の世話はやはり好きにはなれませんでしたが、慣れます。
しかし、私の顔を見るとニコニコ笑顔になるおじいちゃん。立ちあがりの際介助をすると必ずお礼を言ってくれるおばあちゃん。
余り言葉が上手に話せない方が、必死に何かを伝えようとする姿。そんな利用者様の感謝がとても嬉しく思いました。
介護業界、人材不足は確かに否めないと思います。
話好きな利用者様とは、もっとお話ししたいなぁと思いますが、トイレのお世話や車イスの移乗の手伝いに呼ばれてしまいます。
もっと職員が増えてくれれば。とは思います。
仕事中体も動かす時間が多いとは思いますが、移乗の方法やオムツ交換の正しいやり方をキチンと行えば、利用者様も自分の体も痛める事はありません。
好きにはなれなかった下の世話も、「こんな事やらせてごめんね」と言われると優しい気持ちになり、丁寧に綺麗にしてあげようと思う自分にびっくりしました。
やはり、感謝をされる事は嬉しい事です。
ありがとうと言われて嫌な気持ちになる人はいませんからね。
今までの仕事の中で、こんなに心に響く感謝を表して貰える仕事は初めてでした。
介護は負のイメージが強いと思います。
それはテレビのニュース等で悪い面ばかりの報道が多いからだと私は思います。
でも、何事もそうですか、その悪いことはほんの一部でしかなく、必ずいい面があると思います。
一歩踏み出すと思った以上に負ばかりでなく、やりがいのある仕事です。