介護施設って規模が大きい方が安定してるの?介護講師が解説
未経験者は介護就職をするのに待遇面ばかりを気にして規模の大きさに配慮していません。
介護施設の規模は給料や働き方にまで影響してくるため特徴を知っていないと後悔してしまいます。
しかし、規模の大きい介護施設の特徴を知っていれば就職に後悔することなく働くことができるのです。
もちろん自分に合った介護就職が実現でき長く働くことができるでしょう。
今回はこれから介護就職をする方へ、規模の大きい介護施設の特徴をご紹介します。ぜひ介護就職の参考にご覧下さい。
規模が大きい介護施設はボーナスが高給
規模が大きい介護施設は利用者の定員が多いのも特徴です。
その分施設の利益があるため、ボーナスが高給であることも特徴とします。
規模が小さい介護施設のボーナスは夏が平均基本給×1、3%、冬が平均基本給×1、8%に対し、規模が大きい介護施設だと夏が平均基本給×1、8%、冬が平均基本給×2、4%と一目で違うことが分かります。
規模が大きい介護施設は利用者の定員が多いため介護するのが大変かもしれませんが、その分ボーナスが高給です。
特に規模の大きい介護施設は既婚男性や独身者に人気があります。
色んな利用者の介護技術を学びたい方やしっかりとボーナスを得たい方はぜひ規模の大きい介護サービスに就職してみてはいかがでしょうか?
介護施設の規模で給料自体は変わらない
規模の大きい介護施設は確かにボーナスが高給ですが給料自体は規模の小さい介護施設と何ら変わりありません。
介護スタッフに平均給料は手取り17万円です。これはどこの介護サービスでもほとんど変わらないのです。(夜勤がない場合は平均手取り額は15万円です)。
規模の小さい介護施設はゆったりと仕事ができるうえ、利用者に行き届いた介護を行うことができます。
そのため、給料だけで考えると規模が小さい方が働きやすいかもしれません。
規模が小さい介護施設にはデイサービス、グループホームなどがあります。
こういった所は自立している利用者が多いため身体介護の負担もありません。
そのため、腰痛を持つ方や身体介護の自信のない方にもおすすめです。
小規模施設は給料自体はほとんど変わらないため、ボーナスに額にこだわらない方へはぜひおすすめです。
規模が大きいと連休が取りやすい
介護施設の規模が大きいと職員の人数も比例して多いため、有給や連休が取りやすいのも特徴です。
私も規模が大きい介護施設で働いていましたが、毎月2連休が必ずありましたし2~3カ月に1度、3連休もありました。
ですが規模の小さい介護施設はそういうわけにはいきません。デイサービスは平均5人の介護スタッフで交代で休みを取っています。日曜定休なので連休が取れることはそう多くありません。
また、グループホームも平均5人のスタッフで動いているためギリギリの人数です。
そのため、規模の大きな施設のように毎月連休が取れることはまずないでしょう。
私もグループホームで働いていましたがせいぜい3カ月に1度の2連休しかありませんでした。
連休にこだわりのない方は小規模の介護施設でもいいですが、家庭をを持っていて連休を少しでも多く取りたい方は規模の大きい施設の方が連休が取りやすいでしょう。
介護施設って規模が大きい方が安定してるの?介護講師が解説 まとめ
規模の大きい介護施設は利用者の定員が多いため身体介護も自然と多くなります。
ですが、その分事業の収益も安定しているためボーナス額もしっかりともらえます。
また、規模が大きいとそれだけスタッフの雇用数も多いため有給や連休を取りやすいのも特徴です。
毎月の給料自体は小規模とほとんど変わりませんが、ボーナスと連休を充実させたい方はぜひ規模の大きい介護施設に就職して下さい。