精神障害があっても介護職できるの?介護講師が解説するよ!
精神障害を持っていても介護スタッフの知識を深めれば問題なく仕事をすることができます!
精神障害者の多くは人のお世話をする介護スタッフの仕事ができるか不安を持っています。
未経験であれば障害の特性が利用者に影響しないか、仕事に順応できるかなどまったく分かりません。
精神障害者の中には介護スタッフに自信が持てなく夢を諦めてしまう方もいます。
しかし、精神障害を持っていても介護スタッフの知識を深めれば問題なく仕事をすることができるのです。
私のいた介護施設にも精神障害を持つスタッフは数名いました。鬱病の人です。
彼らはどんなことに気を付ければ介護スタッフの仕事ができるか理解していたため、問題なく仕事をしていました。
もしあながが鬱病でも、無理しない範囲内なら、また融通が利く介護の仕事ならあなたにもできると思います。
それにはどんなことに気を付ければいいのか知識を得る必要があるのです。
今回は精神障害を持つ方へ介護スタッフとして働くために気を付けることをご紹介します。
このポイントさえ心掛ければあなたも必ず介護スタッフができます!
精神障害者もやる気があれば介護職はできる
介護スタッフに大切なのは「仕事を覚えたい」、「利用者の役に立ちたい」というやる気です。
その理由は生身の人間を相手とする仕事だからです。どんなに有能でも、やる気が感じられなければ利用者の心は動かせませんし心も開いてくれません。
最悪、「もうあの介護スタッフは結構です」と利用者に介護拒否をされてしまいます。
ですがやる気さえあればその思いは利用者の心を動かします。
例えば少し効率が悪くてもやる気があれば利用者もそれほど責めません。
それは利用者があなたの「真剣さ」を理解しているからです。
介護スタッフは能力も大切ですが人間相手の仕事です。本当に利用者の心を動かすものはあなたの仕事に対するやる気でしょう。
やる気さえあれば精神障害の有無など関係のない世界なのです。
精神障害者も資格があれば介護職はできる
精神障害があっても介護業界は仕事に一切影響しません。
その理由として介護スタッフは「資格を持つ専門職」だからです。
簡単に説明すると要は「介護に関する専門的な知識、技術(介護資格)さえ持っていれば問題ない」のです。
精神障害を持っていても介護資格さえあれば仕事に何の問題もありません。
反対に介護スタッフは専門的な知識、技術を持って仕事を行わない方が問題です。
その理由として利用者にケガを負わせる可能性があるからです。
介護資格(初任者研修)は必ず取らなければいけません。
就職後に取っても問題ありませんが時間のある方は就職前に取ることをおすすめします。
受講費用およそ4万円になります。各地で介護スクールもあるため時間のある方は選んでおくといいでしょう。
精神障害者でも介護資格があれば専門性が認められるため一生就職に困りません。
精神障害者もパートなら負担が少ない
精神障害者の多くは介護スタッフの仕事の負担を心配します。
「身体介護や変則勤務など慣れないことをして大丈夫だろうか」と心配してなかなか求人の応募ができない方もいます。
初めて介護業界に入る方であれば不安なのもなおさらでしょう。
そこでおすすめなのがパート勤務から始めることです。パート勤務であれば残業や付帯業務がないため正社員よりも負担を少なくして働けます。
また、仕事だけと向き合えるため、本当に介護スタッフが続けられるかゆっくりと考えられるでしょう。
とりあえずお試しで働きたい方やゆっくりと仕事に慣れたい方はパート勤務なら負担が少ないためおすすめです。
精神障害があっても介護職できるの?介護講師が解説するよ! まとめ
精神障害があっても介護スタッフはやる気、そして介護資格を取る決心があれば必ずできます。反対にこの2つがなければ専門職としての基準を満たさないため精神障害の有無に限らず仕事が長続きしないでしょう。
また、お試しで働いてみたい方や自分のペースで仕事を覚えたい方はパート勤務を選ぶと負担も少なくなるでしょう。
精神障害者のみなさん、まずは介護資格(初任者研修)を取って仕事の目標を明確にしていくことから始めましょう。