グループホームに就職するときに心得る事とは?介護講師が解説するよ!
グループホームの仕事内容をきちんと理解していないと本当に自分に合っているのかが分かりません。
未経験者はグループホームの知識が少ないため就職しても仕事内容が合わないことがあるのです。
しかし、就職前にグループホームの仕事内容を理解することで予想外の事態にあうこともなく働くことができます。
また、応募前に自分にできそうか再度振り返られるため就職後に後悔する確率も低いでしょう。
今回はグループホームの就職を考える方へ元グループホームの介護スタッフが仕事内容について具体的に説明していきます。
ぜひ就職前の参考にして下さい。
グループホームは認知症の勉強をしよう
グループホームの正式名所は「認知症対応型共同生活介護」です。
認知症という言葉が施設名にあるようにグループホームは認知症の症状を持つ方が利用しています。
おそらく認知症を持つ家族の介護に携わっていなければ、認知症についての知識を持っていないはずです。
テレビの特集やボランティアで目にした情報だけでは足りません。
資格を持つ専門職として働くからには書籍や研修などに足を運んで認知症の知識を習得しましょう。
初任者研修のテキストにも認知症について書いてあるため予習、復習に確認することもおすすめです。
また、さらに認知症の知識を深めていきたい方は認知症ケア専門士の資格もあるためキャリアアップにぜひおすすめです。
グループホームは必ず認知症利用者と関わるため認知症の知識が必要になります。
知識があるとそれだけ楽しく仕事ができます。ぜひ就職前に認知症について勉強しましょう。
グループホームは調理ができるようになろう
グループホームと介護施設の大きな違いは調理の有無です。グループホームは介護スタッフを中心に利用者と調理の下ごしらえなどを行います。
特に男性や独身者は調理をする機会が少ないためグループホームを目指すのであれば調理ができるようになる必要があります。初任者研修のテキストにも調理方法等が掲載されているため、書籍や家族の協力を得て調理をできるようにしましょう。
グループホームは主に高齢者の調理を行うため塩分や味付けにも配慮する必要があります。また、利用者によっては常食が食べられない方もいるため細かく刻んだりして提供する必要があります。
高齢者の調理方法は専門的な知識も必要なため、調理ができる方も苦手な方も就職前に必ず確認するようにしましょう。
グループホームは利用者の自立を見守ろう
グループホームは特別養護老人ホームなどの介護施設とは違いほとんどの方が身体介護を必要としません。
ですが、認知症の症状を持つため日常生活の見守りや自立支援が必要となります。
グループホームの仕事で大切なことは「利用者が自分でできることは見守る」ということです。
例え要領が悪くても動きがゆっくりでも介護スタッフが手を貸してはいけません(健康や命に影響する場合は別です)。
手を貸すという行動は利用者の自立を阻害することになるため本人のためにならないのです。
どんなにゆっくりでも認知症利用者は「何かしらの行動」を達成することが大切なのです。
それは利用者の自信や喜びにつながり生活に潤いを与えます。
グループホームに就職を考える方は利用者の自立を見守ることを心掛けましょう。
グループホームに就職するときに心得る事とは?介護講師が解説するよ! まとめ
グループホームの利用者は必ず認知症を持っています。そのため、就職を考える方は認知症の知識を深める必要があります。また、仕事内容に調理も含まれるため調理方法や高齢者の食事についても学習しておく必要があるでしょう。
その他にもグループホームは認知症利用者の自立支援をすることが目的です。
利用者が自分でできることは例え時間がかかっても行動を見守ることが利用者のために大切です。
グループホームに就職を考える方は今回ご紹介した3つのポイントを実践すれば必ず自分らしく働けるでしょう。