未経験で訪問介護で働く時に注意すべき点!介護講師が解説するよ!
訪問介護は一対一の援助を行うことから精神的な負担が少ないですが、仕事内容をよく理解しないで就職する方が多くいます。
そのため就職後に一から覚えていかなければいけません。
しかし、就職前に訪問介護の仕事について理解を深めることで就職後の負担が少なくなります。訪問介護は利用者の自宅や訪問の留意点などたくさん覚える事があるため知識があるだけで大分違うでしょう。
今回は訪問介護の就職を考えている方へ、就職前の心得をお話します。どんな仕事なのかを知ることで、少しでも安心して訪問介護の道に進めるでしょう。
訪問介護は交通手段が大事
訪問介護は利用者の自宅まで自分の足で行かなくてはいけません。その代わりに時給が良く1100円~1300円ほど支給されます。
交通手段は地方では車がほとんどですが都会では電車や自転車が多く利用されていることが特徴です。
訪問介護は就職後に担当する利用者の住所を教えてもらえます。ナビや下見などを利用して交通手段を考えていく必要があるでしょう。利用者宅によっては駐車場がなく車での訪問ができないため、留意事項などもよく確認することが必要です。
仕事に支障が出ないためにも利用者宅の交通手段をきちんと調べておきましょう。
責任者と定期的に情報交換を行う
訪問介護は冒頭でもお伝えしたように一対一の援助になります。その分責任者との定期的な情報交換が必要になってきます。
例えば利用者の状態に変化があった場合や質問の返答に困った時などは必ず電話で相談をして下さい。
基本的に訪問介護は決められた仕事だけ行うことになっているため、それ以外のことは自己判断で対応してはいけません。何かあった場合はあなたの仕事が減るかクビになるでしょう。
責任者と情報交換を行うことは自分の仕事を明確にするために必要なことです。分からないことや不安なことがあったら遠慮せず責任者に相談するようにしましょう。
また、多くの訪問介護先ではスタッフ間の情報交換ができるようにと利用者宅に連絡ノートを置かせてもらっています。何かちょっとしたことを伝えたい時はそういったものを活用するのもいいでしょう。
特に未経験者は仕事に慣れるまでは間違いや勘違いをすることがあるため定期的に責任者と情報交換をするようにしましょう。
利用者の個人情報を口外しない
これはどの介護サービスにも共通することですが、仕事中に得た情報(特に利用者や家族の個人情報)は仕事場以外で口外してはいけません。
利用者の個人情報は関係ない外部の方にとって必要のない情報です。もちろん利用者や家族にとって「知られたくない情報」なのです。
人はどこでつながっているか分かりません。
個人情報を口外することで親族や知人の耳に入る可能性もあります。
場合によっては利用者の交友関係を崩してしまうことにもなるのです。
仕事場で知った利用者の個人情報は本人と家族、職場の人以外の前では絶対口外してはいけません。
例えあなたの家族、友達であってもです。
利用者のプライバシーを守ることは専門職として必ず求められることです。他の利用者の前で間違えて口外しないためにも自分の担当利用者の情報をしっかり把握しておきましょう。
未経験者が知っておきたい訪問介護のリアル まとめ
訪問介護は直接利用者宅へ訪問するため、事前に交通手段を把握して必ず定刻に訪問できるようにしなくてはいけません。
また、仕事柄一人で援助を行うため情報のズレを防止するためにも定期的に情報交換をしていく必要があります。
さらに訪問介護は個人宅を訪問するため、利用者の個人情報の口外には細心の注意をしていかなければいけません。他者の前で間違えて個人情報を発してしまうことがないようにして下さい。
訪問介護の心得をしっかり覚えればあなたも立派な訪問介護員になれます。ぜひがんばって訪問介護に就職して下さい。