実際の介護の仕事はどうなのか?介護やってる私が話します!
今回は介護に就職しようかと考えている方に、結構ぶっちゃけた事を書こうと思います。
介護って本当に、やる前不安だと思います。
ネットで”介護”っていうキーワードで検索すると、すごく否定的な意見ばっかり出てきますし。
かと言って、反対に介護の事をいいように書いている人は、建前的に介護は人の役に立つ、尊い仕事ですよ、とかいい事しか書かないですし…。誇りを持って、介護の仕事をしている人もいますが、そういう人の意見だけを信用もできないし…。
介護に関して、ネットの意見を見ているとすごく不安になってきませんか?
私自身、2年ほど前に、未経験から介護の仕事を始めたのですが、その時ネットで介護の事を調べると、ホント、介護だけは止めとけっていう感じでひたすら介護の悪口ばっかり書いてる人もいたので、就職する前から怖くなったのを覚えています。
実際の介護の仕事はどうなのか?
介護は実際には難かしい仕事です。
介護は人間関係でつまづく人が多い
人間関係が難かしい部分があります。
2チャンネルで以下のような書き込みがありました。
介護やってるという人に対して、
7 :名無しさん@おーぷん :2015/07/29(水)09:10:06 ID:j7K ×
まあ職なくなることはないんじゃないか8 :名無しさん@おーぷん :2015/07/29(水)09:11:31 ID:rXX(主) ×
>>7
まあ誰もやりたがらない仕事だからねえ。
上野千鶴子って学者がどっかで書いてたけど洋の東西問わず介護関係は人が最後に選ぶ職業の一つであるらしい。
交換可能な職だから給料安いのは当然となるよな。
言い方は悪いですが、介護職は他の職にあぶれた人、他の職業に就けない人が就く仕事…という側面があると思います。
そういう人との人間関係です。はっきり言って難かしいと思います。
覚悟してあたる事で、人間関係がつらい場合でも乗り越えていけるものです
私は介護をはじめて1年目の時、毎朝の通勤途中で、職場に入る前に、(俺は今日、とってもムカツク同僚と一緒に仕事をする、俺は今日、とっても汚い仕事をする、俺は今日、体力的にとてもつらい仕事をする、それでも俺は、自分自身の未来の基礎を創る為に、今日、この仕事を頑張る)という風に誓ってから職場の門を通っていました。
それでもやっぱり人間関係でつらい時があり、そういう時は家に帰ってから酒を飲んだりしてました(^^;)
介護職では、そんな難かしい同僚はもちろん、看護士、医師などの他職種との連携も求められますし、ご利用者様の家族とも接さなければなりません。
コミュニケーションスキルが求められます。ホント、メンタル的に厳しいものがあると思います。
体力的にも厳しい介護職
労働時間18時間強にもなる夜勤をこなして、はじめて他業種と同じくらいの給料になります。
夜勤では2人対20~40人という、厳しい構成での仕事になりますから、その間、決して楽な仕事ではありません。
このように心理的にも、体力的にもハードな仕事です。
その割には給料が安いので、割に合わない仕事だと言われています。
介護職のメリット
とまぁ、デメリットやつらい部分ばかり書いてきましたが、介護職にはメリットも多いです。
介護職は50代になってもできるし、働き方によっては60代でも勤務可能です。
私自身そうだったのですが、たとえばサービス業の場合、競争が激しくなってくると、どうしても現場は激務になってきます。サービス業ですと、若いときはそれでも体が持ちますのでできますが、歳を取ると当然無茶が効かなくなってきます。
そうすると、必然的に30代が仕事人生のピークになり、その後はそのサービス業を辞めて他の仕事をする事になります。30代も半ばを過ぎてしまうと、次に就職する事が非常に困難になります。
それでも!40代からでも就職できるのが介護です
これは本当に介護の利点だと思います。
私もこれが理由で介護業界に入りましたし。最初の3年は薄給ですが、一生介護業界で勤めた場合の事をトータルで考えれば、悪くないです。30代後半までサービス業をやった後にどうしょうもなくなって失業し、その後アルバイトで暮らしていくのと比較して、介護業界に30代後半から40代で就職するっていうのはホントに悪くない選択の一つだと思います。
介護は今の日本が人口構成的に必要としている職種ですので、一旦退職しても再就職が容易っていう点がメリットです。
介護は今後どんどん需要が増えていく、という事は、今から介護職を未経験からはじめて、そして3年の経験を積んで介護福祉士になったり、さらに経験を積んでケアマネージャーを目指す、という選択を、今選んでおくと得をするのです。
もちろん、介護には、不衛生なものを扱ったり、場合によっては暴力を振るってくるようなご利用者をうまくかわしたりするというようなデメリットもたくさんあります。
それでも、この不況で、仕事を選びにくい社会では、貴重な就職先だと私は思います。