介護の仕事って何がつらいの?
介護サービスって、具体的には何をする事なの?
今介護士として働いている私が、具体的に介護士の仕事内容を説明しますと、主な仕事内容は以下になります。
まずは3大介護と呼ばれている介護業務…、これは食事、入浴、排泄介助の3つです。
日勤(=午前6時~10時に勤務開始で夕方頃まで勤務のシフトの事)はほとんどこの業務で終わります。
私自身、介護に転職する前は、ネットで介護の仕事ってどういう事をするのだろうって検索したりしていました。でも、ホント全然情報が出てきませんでした。
食事、入浴、排泄介助以外の介護サービスって?
介護の現場に入って、はじめてどういう事をするのが介護の仕事か、という事がわかりました。
衣類の脱着、体位交換、歩行介助、買物、掃除、洗濯、ベッドメーキングなどの家事、健康管理、外出介助、クラブ活動
なんかも施設の仕事に含まれます。
3大介護とそれ以外の介護業務との比率
食事、入浴、排泄介助は、必要な割合が高い…というより、食事介助、排せつ介助に関しては、(胃瘻の人以外)誰でも1日3回以上必要になります。
目次
介護研究され、学問として成り立ってきつつある
介護の研究が進むと、身体の生理や機能を知ったうえで、適切な方法を用いて介護を行うことが、老化や衰弱の防止に大変役立つことが証明されはじめました。
また、身体面のみならず、メンタルな面での援助技術や法制度との兼ねあいなども研究されています。そしてこれらの知識と技術は体系化され、学問分野として確立しているのです。
介護福祉士になろう―どんな仕事?資格の取り方は?待遇・将来性は?目指す人のためのよくわかるハンドブック ASTRA医療福祉研究グループ (著)より抜粋
また少し、同書から抜粋します。
病気や障害・痴呆などによって、寝たきりになっている、または日常生活を送るのに不自由をしている人の必要に応じて、入浴、排泄、食事、移動などへの介助を行うことが、一つの仕事です。
これは、高齢者や障害者との直接的な接触を必要とする介護であるため、直接的介護と呼ばれています。
他にも家族の方へ、介護をしていく上でのサポートの仕方を教える、というのも業務です。
また、高齢者や障害者本人、日頃その介護にあたっている家族などに、専門知識にもとづいた効果的な援助の方法や介護の技術を指導することも仕事の一つです。たとえば、高齢者の体を抱え上げるときに、援助者がどのようにすれば腰を痛めずに済むか、など、どのような力のかけかたをすれば、高齢者が安心して身をまかせることができるかなどです
どのようにすれば腰を痛めずに済むか?
私自身、介護の仕事をはじめて半年位した頃に強烈に腰が痛くなりました。
以前にぎっくり腰をやった時に病院からもらっていたコルセットを腰に巻き、整骨院に行ったりしてなんとか2、3か月様子を見ながら介護の仕事を続けていくと、段々と腰は大丈夫になってきました。
また、介護業務をやっているうちに、腰が痛くならないようなコツが段々とわかってきました。適切なところで手を抜くっていうのは大事な事だと、業務をやっていくうえでわかってきた、という感じですね。
よい人生を送っていただく為の介護
高齢者や障害をもつ人が、その残存機能と能力を活かして、できるだけ自立した生活を送り、(QOL(Quality Of L・lfe》)を高められるように援助するのです。なぜなら人間にとって、自分の力で生きているという実感は、自尊心を生み、なにものにもかえがたい生きる力と意欲をもたらしてくれるものだからです。
介護業界に入る時にした覚悟
私は介護に就職する時、子供と嫁を食べさせていけるなら、自分が安心して暮らしていけるなら、もう他に何もいらない、うんこを触ったりする汚い仕事だという事なんて知ってる、それでも、そういう暗部も乗り越えて介護に就職してやるって思って介護施設の面接に行っていました。
もし必要なら、うんこ食ってでも、仕事してやろうと思っていました。まぁ、実際にはうんこ食べないといけないシーンなんてないんですけどね。
うんこに手を触れなくても介護はできる
段々、工夫して、自分を(精神的に)守りながら仕事ができるようになってきます。そういう人が介護業界で生き残っていけると私は思います。
介護をやりはじめてから、様々な情報をネットで見るようになりましたが、その中の一つで、本当に上手な介護士程、うんこが手についたりはしない、という風な書き込みを見ました。
ホント、そうだと思います。続けていく為には、精神ダメージを受けない事、精神ダメージを喰らった時も上手にストレスを消していく技術を持つこと、これも介護士として続けていく為に必要な技術だと、私は思います。