ハローワークだけで介護の仕事を選んではいけない理由!元介護士O
ハローワークだけで介護の仕事を選んではいけない理由
じゃ介護の求人を見たいからとハローワークに行かれる方ちょっと待ってください!
求人を探すためにハローワークを利用する事は良いのですが、ここ最近問題になっている求人票と実際の貰う金額に違いがあり、問題になるケースがあります。
窓口の方が熱心に話を聞いてくれる人なら良いのですが、高圧的な態度で上から目線、事務的に作業をこなす人もいるので、自然とハローワークから足が遠のいてしまい再就職も上手くいかない場合もあります。
また、良く求人を出しているところは職員の出入りが激しいことを意味し、労働環境若しくは人間関係に問題がある可能性があります。
しかし、ハローワークではそのような社内事情など一切話すことなく事を進めるので、就職してみたらブラック企業だったと言う事もあります。
その為、私は介護専門の登録サイトにて専任コンサルトタントを交えて転職をしました。
私が介護求人を選ぶ時にハローワークを使わない理由とは?
まず第一にハローワークに行く暇がないので、中々求人を探すことが出来ない事です。
平日は仕事をしていますし、休みがやっと取れたとしても休日は閉まっているわけですから、いい求人があってハローワークに行ったとしても時間差で他の人にとられている場合もあります。
二つ目は性別や勤務地など色々な諸条件で電話口で断られる場合があります。
窓口で事業所に電話で「いまこのような方が来ていますが、どうでしょうか?」のセリフを一度は聞いた事があると思います。
ですが、目の前で「女性は希望していないんですよ」や「本当に仕事に来られるんですか?」と電話口から漏れてくる声を聞いていると誰でもやる気を無くしますよね?
三つ目に求人票の記載についてですが、これには色々抜け穴があるのです。
例えば「年齢」の要綱。年齢制限や上限を記載すると、必要な経験欄は不問にしないといけない決まりがあります。
その代わり仕事内容のところに“経験者優遇”という文字が記載されるのです。
つまり、経験者優遇=経験者以外は採用しないぞという隠れたメッセージがあるのです。
不問と書いてあるから、面接を受けてみても結局は落とされてしまうのです。
また、面接の際、給与の事やボーナス、休みの事など中々聞けないですよね?
その為にも求人票には正確な情報を載せて欲しいのですが、求人票にかいてある内容と実際の給料が全然違ったとの事例もあります。
四つ目は人の多さでしょうか。
いつ行ってもハローワークて人が多いですよね。
駐車場も満杯だし、駐輪場もいわずもがな。
求人を探す端末を使うのも順番待ち、窓口相談も順番待ちで無駄な時間をかなり使うことになります。
この待ち時間を有効活用する事が出来ればいいのにと常々思いながらハローワークが良いしていた頃を思い出します。
じゃあ介護士への転職はどんな方法がいいの?
同じ介護の仕事をするにしても、やはりいい条件で働きたいですよね?
そのニーズを補ってくれるのが「転職サイト&転職サービス」を利用する事です。
介護専門の転職サイトなので、ハローワークや新聞など出回っていない隠れた求人を出していますので、就職の幅が一気に広がります。
転職サイトに登録すると、専任のコンサルタントが付きますので、自分にあった就職先の紹介をしてくれますし、給与面や社会保障、休日など聞きにくいことや面接日のセッティング、面接前の心構えやどのような事を聞かれるか事前に教えてくれます。
また、面接の際に伝え切れなかった思いや考えを面接終了後に相手にフォローをしてくれます。
加え、面接時の相手方の印象や次はこのように答えてはとのアドバイスを受ける事が出来ます。
久しぶりの求職活動だから、履歴書の書き方が分からない!と言う方もいるはずです。
ちゃんと書き方まで教えてくれますので、安心して就職活動を向かえることが出来ます。
「勤務時間をもう一度聞きたい」「喫煙場所はあるのかな?」「社員旅行とかあるのかな?」と些細な事でも疑問に思ったら直ぐに電話やメールで連絡して聞くようにしてください。何回サービスを利用してもタダなのですから!
(就職が決まった際に、事業所から月収の三か月分を報酬としてコンサルタント会社に支払う仕組みになっています)
今後10年・20年と働くかもしれない職場に妥協はしたくありませんよね?
それでしたら、一度だまされたと思って利用されてみてはいかがでしょうか?
なお、転職サービスは多数ありますので、一箇所に限定せず、数箇所のサービスを利用する事をお勧めします。
多数のサービスを利用する事で、転職の幅を広げると共に自分に合ったコンサルタントを見つけることでもっとスムーズに就職活動が出来ますよ。
未経験での転職は不利なの?
なんの仕事でも言える事ですが、どの事業所も経験者を欲しています。
理由は言わずもがな即戦力になって欲しいからです。
私の施設に26歳の職員が入ってきたのですが、基礎資格介護福祉士の経験年数5年の男性でした。
この方は一ヶ月せず、早出・遅出の勤務ローテーションを組まれていました。
利用者様の顔も名前もまだ覚えていないのに、もう交代勤務はさすがに早いのでは?と上司に訴えたのですが、人がいないとの理由で却下されました・・・
裏を返すと少しでも経験を積んでいると、直ぐに仕事を任せられるので、転職したばかりで人に慣れてもいないのに業務でも負担が増え、これは大変だと辞めていく人もいます。
未経験の場合はこれから育てていかないといけないと事業所は考え、それに人を裂くのをあまり好みません。
ですが、未経験だからこそ、経験者特有のクセが付いておらず、職場の人も教育しやすい場合もあります。
また、介護職員が日ごろ行っているケアをまったく別の視点から見る事も出来るので、業務改善などの提案もしやすいでしょう。
未経験だから転職に不利とは思わず、まずは応募してみましょう。
無資格で介護の仕事に応募する場合の注意点
いくら経験があっても、無資格であると言うことは、介護に関する知識がないと言っているのと等しいです。
例えば認知症の種類はどんなものがあるのか?周辺症状や中核症状、それに対する対応方法や、基礎疾患として糖尿病がある場合は、インシュリンはどうしているのか?血糖検査は自分で出来ているのか?
もっと言いますと、基礎バイタルを知っているか?呼吸状態の観察が出来るかと多岐に渡ります。
介護職とはいえ、少しでも医療の事を知っておく必要があります。
また、資格が無いと給与に影響してきますし、出来る仕事と出来ない仕事があるので、転職の幅が狭まります。
事業所としても有資格者を求めていますので、就職は難しくなってきます。
とはいえ、難しいとは確かにいいましたが、絶対に無理とは言っていません。
無資格で介護の仕事をしている方はいますし、仕事をしながら資格取得をされる方は多く見られます。
事業所のほうも人手不足なので、少しでも人を増やしたいので、やる気があれば積極的に採用します。
介護の仕事に興味が沸いているのであれば、経験を積む目的でまずは働き始めてはいかがでしょうか?
介護の仕事は主婦のパートにおススメなの?
介護職で主婦のパートといえば、その殆どが訪問介護になり、約8割の方が非正規雇用でまかなわれています。
理由は勤務体制にあります。
ある施設勤務のパートさんの場合だと「月~金曜 朝9時~16時」の勤務になり、平日の休みがほとんどありません。
ですが、訪問介護になりますと「月・水・土 1時間のみ」や「火曜日は二時間、木曜日は4時間」といった働き方が出来ます。
なぜかといいますと、訪問介護の仕事は大体1時間もせずに終わるものばかりだからです。
買い物介助について説明しますと、まず利用者宅に行き、買ってきて欲しいものリストを渡され、お店で買ったものを渡すだけです。
また、洗濯介助も洗濯機を回したり、洗濯物を干したり、畳んだりします。
もっと言いますと、薬を飲ませるだけに訪問する場合もあります。
上記の作業ではよほどの事が無い限り1時間もかかりませんよね?
この事により、次の仕事までの空き時間が長いので、育児や家事など時間の有効活用が出来ます。
これが訪問介護にパートさんが多い理由です。
自分のプライベートや家事を大事にしたい方にはお勧めできる仕事です。
おわりに
これまで介護の仕事を色々紹介してきましたが、いかがでしょうか?
良いところもあれば、悪いところもある。これはどの仕事でも言えることですが、介護の仕事は特に悪いイメージが先行しているように思えます。
事実、このまま亡くなって行く人達を介護することになんの意味があるのだろうかと自問自答する時があります。
このことについての答えはまだ出ていません。
ですが、この仕事を続けることで、自分の中での答えが出ると信じて仕事をしています。
私が経験してきた数々の経験や出来事が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。