精神保健福祉士の給料、資格を取るには?
精神保健福祉士の仕事は相談援助業務です。
精神保健福祉士の給料
精神保健福祉士の給料は、年収200万円~500万円位です。
時給で働く非常勤職員としても募集されていますが、その場合、時給800円~900円位になっています。
精神保健福祉士は雇用があるのですが、20代の若年層から労働力があるので、労働市場ではそれほど給料が高くないのです。
ちなみに精神保健福祉士は女性が多く、7割が女性、3割が男性です。
平成25年時点で、58,770人の精神保健福祉士の資格保有者がいます。
精神保健福祉士資格を取るには?
精神保健福祉士は、精神科ソーシャルワーカーとして、精神障害者の相談に乗り、社会復帰を援助する仕事です。資格を持たない人でも相談援助業務を行うことはできますか、精神保健福祉士を名乗る人は、精神科の相談援助について一定レベル以上の専門能力を持つと証明されます。
福祉・介護の資格と仕事 やりたい仕事がわかる本 梅方 久仁子 (著) 技術評論社より抜粋
私自身、現在特別養護老人ホームの認知症棟で働いているので、実際の精神障害者のケアをしているから思うのですが、正直大変です。精神障害者の対応は、本当に知識と信念めいたものが必要だと思います。
精神障害者の症例は様々です。いろんな状態の方がいらっしゃいますので、働き始めてからも、自身を磨いていく為の勉強が必要になってきます。
現在特別養護老人ホームの認知症棟で働いている私自身の精神障害者対応での体験談
どれだけ丁寧な言葉で対応しても、彼、彼女達は、感情で来ます。介護をしていても、急に不穏になって噛みついてこようとしたり、うらんでやる、とか言われたり…、本当にトラウマになりそうでした。
精神障害者は穏やかな時と、不穏になった時の状態変化が激しい
状態の変化を見極め、対応をしていく必要があります。
また、何がきっかけで不穏になるのか、不穏になった時にどういう対処をすればいいのかという事も、個別ケースで考えていく必要があります。
精神保健福祉士資格は名称独占資格
精神保健福祉士資格は、医者や看護士のような業務独占資格ではありません。
精神保健福祉士を名乗る事は独占となりますが、実際に精神障害者と接する事自体は誰にでも許されますので、業務独占ではありません。名称独占資格です。
精神保健福祉士の定義
精神保健福祉士法第2条より抜粋します。
「精神保健福祉士」とは、精神保健福祉士の名称を用いて。精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の地域相談支援の利用に関する相談その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいう。
精神保健福祉士の仕事内容
精神保健福祉士は、精神障害がある人が参加できるレクリエーションを催したり、家族や、本人と直接話して、日常生活を送るサポートが仕事内容になります。
精神保健福祉士は、精神障害者のケアが主です。
精神保健福祉士の仕事場
精神病院や総合病院の精神科、医療関係の職場になります。
社会福祉士が、老人ホームなどの社会福祉施設、児童相談所、保健所など、たくさん就職先があるのに対して、精神保健福祉士は、精神科、医療関係に限られます。
精神保健福祉士になってみたい、という方は、現場を見て、実際に精神障害のある方と接してみてから仕事に就くかを考えるのがいいと思います。
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