介護未経験者に介護福祉士資格を取るメリットを説明するよ
介護士になったらまずは介護福祉士資格を取れるまで頑張ろう!
介護の仕事を始めてまず目指すことってなんでしょう。「利用者さんに信頼される介護士になること」「業務を円滑にこなせるようになること」
そして、少し仕事に慣れてからは「介護リーダーになること」「もっと待遇のよい職場に転職すること」などでしょうか。
介護福祉士の資格を取得すれば、こういう希望やなりたい自分に近づけますよ。
介護福祉士になるメリット。転職に有利
介護福祉士の資格があると、介護職間での転職がぐんと有利になります。
資格は介護の経験や知識があることを証明するものなのでこれは当たり前なのですが、もうひとつ「雇う側が介護福祉士に来てほしい」理由があります。
それは「サービス提供体制強化加算」というものです。
これは、介護職の定着率がよかったり、資格保有者の割合が多い介護事業所はより多くの介護報酬がもらえるという仕組みです。
介護福祉士が多い職場はより多くのお金がもらえるので、できるだけ介護福祉士を雇いたいところが多いのです。
こんなに違う、資格アリとナシの場合
私も転職活動で多くの求人情報を見ていますが、やっぱり介護福祉士の資格があるかないかでは違いがあります。
例えば求人サイトで介護福祉士必須という検索条件を入れると、良い仕事が絞り込まれる印象があります。
たまに「短大卒」などの学歴要件を求める求人もあるのですが、ハローワークの方に聞くと「介護福祉士があるなら高卒でも問題なく応募できると思いますよ」と言われました。
未経験でホームヘルパー2級(当時の名称)で仕事探しをした頃と比べると、福利厚生や施設の理念・実績が良いところに就職しやすくなったこと実感します。
介護福祉士になるには、実務3年以外にもこんなルートがある
介護福祉士の資格をとるには大きく分けて「実務経験ルート」と「養成校ルート」があります。
実務経験ルートでは3年の経験、実務者研修、介護福祉士試験を経て資格取得となります。
実務者研修は通信講座と1週間前後のスクーリングで修了できるので、働きながらでもできます。
養成校ルートでは専門学校や短期大学で2年間勉強するのが一般的です。
以前は卒業と同時に資格取得できたのですが、これからは養成校の課程修了に加えて介護福祉士試験の合格も必要になるようです。
この辺りは現在過渡期なので、最新の情報をチェックすることをおすすめします。
自治体によっては、養成校で学び介護現場に就職した方に就職準備金を出したり返還不要の奨学金があったりします。
雇用保険を受給しながら2年間養成校に通える職業訓練コースもあります。
これから資格取得される方はこういった特典を利用するのもいいですね。
介護福祉士資格を取る前と取った後の心境の変化
介護福祉士の資格を取ってまず変わったのはお給料です。私のいた職場では資格手当として1万8000円がつきました。仕事内容は変わっていないのにお給料が上がって不思議な気持ちでした。
安心感も増しました。
介護福祉士をとってから1年後に介護施設を退職し、家族の事情で遠い土地に引っ越すことになったのですが、仕事の面ではほとんど不安を感じていません。
30代になってからの職探しでも楽観的でいられるのは介護福祉士の資格のおかげです。
介護福祉士になって自信をもって仕事をしよう!
転職とは関係なく、今勤めている職場で自信を持って仕事をするためにも資格は大事です。
介護施設の会議では介護職や看護職、リハビリ職など他職員がそれぞれの立場から意見を出し合います。
介護福祉士になるために学んだことは、根拠をもって自分の意見をいうために役立ちます。
また、介護リーダーなど施設内でより責任ある立場になるのにも資格は必要です。
転職するにしても同じ職場で働くにしても介護福祉士の資格は役に立ちます。介護の仕事を始めたらまずは介護福祉士になれるまで頑張りましょう!