介護施設の面接時ってどんな質問すればいいの?介護講師が解説
介護スタッフは専門職であるため、未経験者にとっては面接時の質問がしにくいでしょう。
自分でよかれと思って質問したことも状況に適していないということが多々あります。
しかし、介護施設の理解を深めることで介護業界に合った質問を行うことができます。
もちろん面接官からも好印象が得られるため採用も有利となるでしょう。
今回はこれから介護就職をする方へ、介護面接にふさわしい質問方法についてお話します。
ぜひこれから介護就職をする方は面接時に実践して効果を実感して下さい。
面接時は入所数やフロア数を質問しよう
介護面接の時は介護施設に関する不明点を聞くことが一番有効です。
未経験者に合う質問内容は利用者の入所数やフロア数です。これなら面接先の特徴をいかしているため違和感がないでしょう。
介護施設のフロア数は平均3~4フロアです。また、入所数は平均15名~20名ほどですが、最近では少人数制の行き届いた介護を行う介護施設も増えています。
そのため、1フロア8~10名の5~8フロアを設ける介護施設も決して少なくありません。
特にここ10年の間に設立された介護施設は少人数制を多く取り入れています。少人数制だと利用者目線に立った支援ができるためより利用者らしい生活が実現できるのです。
面接先のフロア数、利用者数が分かるとおのずと介護施設の雰囲気が予測できるでしょう。
また、介護スタッフの年代や男女比率を確認しておくのもおすすめです。
面接先、そしてあなた自身のためにもなる質問です。ぜひ面接時に取り入れてみましょう。
求人にあっても休日数は確認しておく
例え求人にあっても休日数の確認は必要不可欠です。なぜかというと間違えや虚偽の情報を掲載している可能性があるからです。
中には虚偽がバレたくないために返答を濁す方もいますがあなたが納得いくまできちんと確認することが大切です。
もし確認できないのであれば信用しない方がいいでしょう。大いに虚偽であることを疑って下さい。
高い確率で就職後にあなたが後悔するため、面接後に辞退の連絡をおすすめします。
特に介護求人に関しては人手不足で虚偽の情報を掲載する所もあります。
「求人に書いてあるから嘘ではない」と信じ込まず、面接時で必ず確認しておきましょう。
もちろん休日数だけでなく給料や社会保険の確認をすることも大事です。
就職後に後悔しないためにも必ず確認しておきましょう。
試用期間中の給料についても確認しよう
介護施設の中には試用期間中は時給扱いの所もあります。試用期間中の平均時給は850円です。
ですが、ほとんどの介護施設は試用期間中でも正社員は給料扱いの所が多いです。私が働いていた介護施設でも同様でした。
ただ、給料扱いでも試用期間中は社会保険を自己負担する場合が多いため、その辺りも確認しておくと良いでしょう。
例え試用期間中でも初任者研修を持っていれば減額されることがありません。
ただ、無資格だと基本給自体が減額することもあるためその辺りもしっかりと確認しておきましょう。
介護施設の面接時ってどんな質問すればいいの?介護講師が解説 まとめ
介護面接で必ず質問しなければならないのが休日、給料、そして試用期間中の待遇についてです。
特に試用期間中は時給であったり社会保険に加入できない介護施設もあるため、面接時にしっかりと確認しておきましょう。
また、質問内容に困らないためにも施設のフロア数や入所人数を確認することもおすすめです。
的外れな質問をするよりも応募先の特徴を質問した方が印象を悪くしないでしょう。
質問内容を豊富にそろえるためには介護情報を得ることも必要です。介護系サイトや介護情報誌などから情報を得ることで質問内容に悩むことがなくなります。
事前に質問内容を整理し、納得のいく介護面接で就職の成功を手にしましょう。