訪問介護の仕事は未経験からできるのか?
超高齢化社会で施設入所が難しくなっている現在、国の政策でも地域で行う介護、在宅介護に力を入れています。
介護業界は常に求人募集しています
在宅介護を支える訪問介護にも、現在求人がたくさんあります。
その求人には、「未経験可」という文が載っていることが多いです。
訪問介護は、「未経験可」でもできるのでしょうか?「未経験可」「は、他業種だと敬遠されがちですが、訪問介護では大歓迎です。それには理由があります。
なぜ訪問介護の仕事が未経験でもOKなのかというと、先入観のない状態から仕事を覚えることができるという良さです。
どの仕事でも言えることですが、仕事を覚える際に、先入観や中途半端なあやしい知識は邪魔になります。
未経験で訪問介護をやろうとする人は現場にとってもありがたい
未経験の人の良さは、教えられたことをちゃんとこなそうとする姿勢にあります。
実際、不真面目な経験者より未経験で働き始めた人のほうが、仕事の覚え、出来が良い場合が多いです。
訪問介護は現場である利用者の方の自宅に一人で行って仕事をするのですが、最初のうちは、利用者の方についての資料を読んで理解し、サービス責任者が現場に一緒に行って仕事を教えます。
まったく訪問介護の仕事をしたことのない場合は、サービス責任者がその利用者の方の介護計画にのっとったサービス内容の仕事をして見せます。
それを、そばについて見て覚えます。
それが、「同行」です。
最初は覚えることが多く利用者の方ごとによって違うので、大変だと感じますが重要なポイントが、いくつかありますので、それも教えてもらいます。
「同行」の次は、サービス責任者が教えた仕事をできるか一緒について見ます。
それが「同行指導」です。
「同行指導」でサービス責任者と利用者の方にOKをもらうと次からはその現場は、一人で仕事をします。
仕事を覚えないことには、現場をまかされないので丁寧に教えてもらえますが、教わる姿勢も大切です。
同行の時に、わからないことはその場で聞いておく必要があります。これも、何軒か訪問しているうちに自分なりの覚えるコツをつかむことができます。
訪問介護の利用者の方は、一生懸命仕事に向き合う未経験のヘルパーを応援してくれる方が多いのです。
訪問介護の仕事をしていると、利用者の方から教わることがたびたびあります。
人生の先輩であり老いに向き合っている人の言葉には、テキストに載っていない学びがあるのです。
誰もが初めは、未経験です。訪問介護の仕事は、慣れるまで時間はかかります。
未経験者には、失敗はつきもので失敗したら落ち込みます。
失敗しても次に間違えないようにすればいいのです。
それが経験になります。
そして、訪問介護事業所も未経験のヘルパーの成長を望み、支えています。
頑張っていくと、利用者の方やその家族の方から励ましの言葉やお褒めの言葉をいただくことが増えてきます。
そうなれば自信がつき、仕事が面白くなってきます。
訪問介護の仕事は、未経験者の方であればこそ、やりがいを感じられる仕事です。