訪問介護と施設勤務、パートで稼げるのはどっち?介護講師が解説
これから介護パートで働く方は少しでも稼ぎたいと思っているでしょう。
ですが訪問介護と施設勤務、実際はどちらが稼げるのか経験者でないと分かりません。
しかし、訪問介護と施設介護の収入事情を知ることで収入が多い介護サービスを選ぶことができます。求人内の時給だけでは実際の収入額は分かりません。それぞれの働き方を知ることが大切なのです。
そこで今回は介護パートで少しでも収入を増やしたい方へ、訪問介護と施設介護の収入事情についてお伝えします。あなたの就職に役立つ情報なのでぜひ参考にして下さい。
訪問介護は高時給だけど仕事が不安定
訪問介護は介護施設よりも時給が高く1000円~1300円程支給されます。平均時給が850円の介護施設より時給は良いですが、時給だけを見て就職してしまうのは大変危険です。
まず訪問介護の時給のほとんどは交通費が含まれています。近所であれば別ですが移動時間を考えると決して高時給とは言い切れません。また、車移動ができても駐車場がなく自転車やバスなどで訪問することもあります。
それでも訪問介護の高時給は魅力的ですが、仕事が切れ目なく入っているわけではありません。契約利用者の中からスタッフが分担して訪問しているため当然空き時間もあります。そのため勤務時間も一日平均3時間と安定していません。
訪問介護は高時給ですが短時間勤務なため仕事自体は安定していません。収入もその月によって変動するでしょう。そのため稼ぎたい方は複数の訪問介護に登録して働いています。
施設勤務は仕事の割に低時給!?
施設勤務は平均時給が850円と決して高くありませんが、勤務時間が毎日5時間~7時間と安定しているため収入的には訪問介護よりも稼げます。
ただ、身体介護や早番、遅番の変則勤務がある割には時給は変わりません。そう考えると仕事の割に一般のパートよりも低時給でしょう。
ですが、介護の知識、技術は一度覚えればどこの介護サービスでも通用します。介護パートは就職先にも一生困らないため、必ず将来につながる仕事になるでしょう。
もちろん子どもが大きくなったりキャリアアップのために正社員になることもできます。
安定した職業で将来も長く働きたい方は施設勤務が一番将来につながります。
長い将来、結果的には施設勤務の方が稼げるでしょう。
扶養内なら訪問介護が働きやすい
扶養内で働く方は勤務時間にも配慮しなくてはいけません。施設勤務だと正社員が変則勤務で働いているため短時間勤務がなかなかできません。
介護施設のパートは平均5時間勤務をしています。
介護スタッフはGWやお盆、年末年始の長期休暇がないため扶養内で働く方は調整が大変かもしれません。
ですが訪問介護であれば一日の勤務が平均3時間ほどであるため、扶養内でも十分調節ができるでしょう。介護施設のパートは休日や短時間勤務がなかなか取りずらいため施設勤務にこだわらない方は訪問介護がおすすめです。収入に悩むことなく働けます。
どちらにせよ扶養内で働く方は応募前に扶養内の勤務が可能であるか相談しましょう。
求人先によっては人手不足で対応していないところもあるため確認することがまず大事です。
訪問介護と施設勤務、パートで稼げるのはどっち?介護講師が解説 まとめ
訪問介護と介護施設はどちらが稼げるかといったら短時間勤務なら訪問介護、長時間勤務なら介護施設です。
介護施設は身体介護や変則勤務がある割には時給が変わりません。
ですが、介護スキルはどこでもいかすことができるため、長く働き続けるのであれば介護施設で働いた方が安定して働くことができます。
また、短時間勤務をしたい方や家族の扶養内で働きたい方は訪問介護が働きやすいでしょう。
勤務時間や時給を考慮して介護サービスを選び効率よく稼ぐことが大切です。
訪問介護ってどうなの?簡単なの?
ホームヘルパー、訪問介護員とはどういう仕事?
在宅介護が今、注目されています。
ホームヘルパー=訪問介護とは、もともとは老人家庭奉仕員という形で言われていました。
以前は、あくまで補助という位置づけだったのですが、今のホームヘルパーは、訪問介護をする人という意味合いになっています。
もっと知りたいケアマネ&ヘルパーの仕事という書籍から、ホームヘルパー 訪問介護について少し抜粋します。
介護保険の制度のもとではケアマネジヤーが「介護支援専門員」と呼ばれるように、ホームヘルパーは「訪問介護員」と呼ばれます。
以前の日本では家族が介護する「家庭介護」が当然とされてきました。社会的責任として高齢者のケアを行うという考えが浸透してきたのはごく最近の話なのです。
さらには「施設介護」を中心に進められてきた高齢者介護ですが、施設よりも低コストで、地域社会での生活を目指す「在宅介護」が重要視されるようになりました。
ホームヘルパー 訪問介護とは?
ホームヘルパーとは、介護を必要とする高齢者、一人暮らしの高齢者、身体障害者や知的障害者の家庭を訪問し、身のまわりの介護や家事の援助などを行う人をいいます。
ホームヘルパー 訪問介護の二つの大きな仕事
ヘルパーの仕事は大きく二種類に分類されます。一つは身体介護と呼ばれるサービスです。
利用者の食事、歩行、排せつ、入浴の介助、体位交換や清拭、オムツの交換など、直接利用者の身体に触れるサービスのことを指します。
もう一つのサービスを生活援助といいます。
かつては家事援助と呼んでいました。
掃除、洗濯、調理、買い物といった、日常生活に必要な家事を援助するサービスの提供を指します。
こちらは身体介護とは異なり、利用者の身体には直接触れない援助です。
また看護師や保健師などとチームを組んで訪問し、簡単なリハビリ、マッサージを行うこともあります。
この他にも、利用者の家族からのさまざまな相談に応じたり、介護技術の理解と知識を家族に伝えたりすることも大切な仕事となっています。
介護として適用される生活援助の範囲は、世帯や、その家族様の状況にもよりますので、一概にこれができて、これができないと線引きする事はできません。
また、当然ですが、介護対象者以外の食事作り、洗濯、掃除はできません。
他にも日常生活の範囲を超えるような事…たとえば家庭内の修繕などは適用範囲外になります。
繰り返しますが、訪問介護とは介護を受ける側の方が自宅で自立した生活ができるようにホームヘルパーの方から利用者の自宅に訪問して身体介護や生活援助を行う仕事の事です。
この部分に問題点があります。
訪問介護員の方に、移動手段があった方が業務が円滑にいく、という事です。
訪問介護の業者にパートとして働く、アルバイトをする、正社員として就職する上で大事なのが移動手段の確保です。
最強の訪問介護での移動手段は原付です。原付でなくても自転車でも可能ですが、遠くなってくると、移動時間がかかってしまうのでちょっと問題があります。車っていうのもいいのですが、駐車禁止が来ないような地方の県とかでないと、ちょっと駐車場代とかがかかると問題ですね。
訪問介護の求人
地元の求人チラシでパート募集されている中から応募するというのも手ですが、オススメは介護専門の人材会社を通していい訪問介護業者を紹介してもらうという方法です。
訪問介護の場合、ご利用者様と介護する側が1対1で行う事になります。その人それぞれに特性、介護度、生活の好みに合わせて介護を行う事になります。
訪問介護のメリット
介護スタッフの方も時間の融通がきく事が多いです。子供が小さい方で少しの時間だけパートに出たっていう場合、家事の合間に少しだけ働きたいっていう場合でも働けます。