正社員介護職は異動がある?介護講師が解説するよ!
正社員で働いているとどこの職場でも少なからず人事異動があるでしょう。
介護スタッフもいくつかのフロア、そして法人の中で働いているため、2~3年勤務すると異動することがあります。
しかし、介護スタッフの異動に関する知識があれば就職後も安心して働くことができます。もちろん異動を回避する術も付くでしょう。
今回はこれから介護スタッフを目指す方へ、介護スタッフの異動事情についてお話します。
ぜひ就職前に人事異動の知識を身に付けて下さい。
異動命令が出たら断れない!?
冒頭でもお伝えしましたが介護スタッフは通常2~3年勤続すると異動命令があります。私も3年目で異動命令がありましたが周囲もみんな同じ感じでした。
介護スタッフの人事異動は人員調整の意味もありますが、色んなスタッフを入れ替えることで本人や周囲の成長を促進する意味もあります。
そのため、異動命令が出ても決して左遷だとか思う必要はありません。自分の成長のためだと思いましょう。
未経験者が気になるのが異動命令が出たら断れるかどうかだと思います。
基本的に異動命令を断ることはできませんが、家庭環境や経済事情があれば断ることはできます。ただし意見が通るかは別です。
異動命令を断る理由としてあげられるのが給料が少なくなることや子育てで変則勤務ができないことがあります。
また、介護サービスによっては就業規則で異動命令に従わなければいけない場所もあります。
そういった場合、異動命令を断ると退職しなければならない恐れがあるため注意しましょう。
まず就職をしたら上司に異動命令に関する質問をするといいと思います。異動命令を断る時も同様です。
自分の判断で断ると人間関係を悪くする恐れがあるため注意しましょう。
正社員介護職なら必ず異動命令があると思え
正社員介護職になると100%異動命令があると思って下さい。
もし異動したくなければ個人経営の介護サービスに就職しましょう。
個人経営とは1フロアのみの系列施設がない介護サービスをいいます。主にデイサービスやグループホームに多いでしょう。
私も個人経営のグループホームで働いていましたが1フロアのみだったため異動する恐れがありませんでした。
異動がないと人間関係が変化する可能性もないですし、同じ利用者の介護ができるため気が楽です。
変化するのが苦手な方は個人経営の介護サービスがおすすめですよ。
介護正社員になる方は必ず異動命令があるため覚悟して就職しましょう。
異動命令を受けないためにはどうすればいい?
この記事を読んでいてもうお気付きだと思いますが、異動命令を受けないためには「異動命令をしない介護サービスに就職すること」が大切です。
異動命令をしない介護サービスとは1フロアのみの介護サービス、つまり個人経営の介護サービスに就職することです。
これが一番の得策でしょう。
また、これは通るか分かりませんが面接時に事情を話して異動ができないことを伝えることも大切です。
例えば、「デイサービスに異動すると夜勤手当が付かないので異動できない」、「入所施設は交代勤務で育児に支障が出るため異動できない」など採用担当者に相談すると異動しなくて済むかもしれません。
異動命令を受けないためにはあなたから何かしらのアクションが必要 ということだけは覚えておきましょう。
正社員介護職は異動がある?介護講師が解説するよ! まとめ
正社員介護職は特別な理由がない限り基本的に異動命令に応じる必要があります。
ですが、最初から異動のない個人経営に就職したり面接時に異動ができないことを相談すれば正社員就職後も異動せずに済みます。
異動ができなくても色んな方法で介護就職はできるため、諦めずに正社員就職を目指して下さい。