未経験で新人介護士として仕事をはじめるならこれを読んでってください!
目次
未経験からはじめる新人介護士が注意すべき事
お下のお世話
まったくの介護経験なしで介護の仕事をし始めた場合、まずはじめにおしもの世話に抵抗があるかどうかが問題です。
普通に生活していれば、まず触る事のないもの、見る事のないものです。
何かしらの抵抗があると思います。介護を続けて、経験を積んでいっても…、お下のお世話…おむつ交換、トイレでの排泄介助が嫌な事である事には変わりありません。
これに対しての未経験からはじめる新人介護士ができる対策はやっぱり仕事はこういうものだ、という覚悟を決める事だと思います。何があってもやる!位の気持ちを持って仕事に慣れていく事が大事ですね。
新人介護士が遭遇するいじめ
なかなかいじめがある業界も少ないような気がしますが、介護施設の職場ってなんかイジメがある場合が多いんですね。
未経験で新人介護士として仕事をする場合、どうしても遭遇します。介護の場合、先輩の職員が50代位のおばさんである事が多いです。新人は20代~30代が多いです。
未経験で介護の仕事場に来ると、当然、どういう風に高齢者の方と接したらいいのか、どのようにして体交(寝たきり状態の人の体の向きを変える事)をすればいいのかがわかりません。
ですが、キツい先輩職員はそういう事を教えずに、遅い!とか、こんな事すらできないのか!なんていう形で、暴言ばかりを浴びせたり、ある事ない事を上長に告げ口したりします。(これをいじめと言わずになんというのでしょうか…。)
未経験から介護をはじめるには精神的に強くいる事が大事
人間には合う合わないが絶対あります。
未経験から入った新人ですと、その職場にいる人がいいのか、悪いのかはわかりません。
ですが、一生懸命やっているのに、うまくいかない時は、思い切って違う職場でやり直すっていうのもアリだと思います。
私は今、結構人間関係の調整に気を使っている職場で働いていますが、以前働いていた職場ではホントきついイジメに合っていました。しかも上長にも嫌われていたので、すごく報われない気持ちで仕事をしていました。
介護の仕事が向かないのではなくて、人と合わない場合には、同じ介護の職種で別の会社に転職するっていうのはいい方法だと思います。
私の職場でも、前も介護の仕事をしていて、今の職場に移ってきた転職組の人が少なくても5人知っています。
介護のいいところは、職場がたくさんある事です。人間関係で体調を崩したりする位なら職場を変えた方がいいです。
幸いにも介護をやってる限りはいくらでも再就職できるわけですし。
ただ、未経験で新人介護士として仕事をはじめた場合、とりあえず3年は続けよう!とか頑張ってしまうものなんですよね。私もそう思ってましたし。
ですが、私の場合、冷静に最初に入った職場を見ると、やっぱり人間関係が私に合ってなかったので、あれはあれですぐ辞めてもよかったのだと振り返ってみて思います。
未経験で新人介護士として仕事をはじめる場合、自分が介護に向いているか、どうかを見極める事が重要
向いていない人とは、高齢者と関わりたくないと思っている人、排せつ介助がどうしても嫌な人、でしょうか。ただ、排せつ介助に関しては、3か月、半年、1年と続けていけばいくほど、その業務をしていても何とも思わなくなってきます(慣れですね)
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)で習う事と現場の介護との違い
未経験で新人介護士として仕事をはじめたけれども、ちょっと職場の人間関係が合わないので辞めたい、という場合には一度職場を辞めて、介護職員初任者研修を通信教育で受けながら別のアルバイトをするというのも手です。
仕事のノウハウが要らない?介護の仕事
介護の仕事をしていると、「難しい仕事でしょ?」とよく聞かれます。
実際にお金を稼ぐ訳ですから、仕事が難しいのは当たり前です。
でも、意外と簡単にスタート出来る介護の仕事、その理由をお教えします。
介護の仕事は専門的分野がいっぱい
「介護=オムツ」と言ってもいい程に、介護サービスを利用するお客さんはお年寄りです。
それも手がかかる高齢者ですから、それはやっぱり専門的な教育を受けて対応します。
オムツとは、いわゆる「トイレ(排せつ)に関わる事」です。
場合によっては、トイレに行ってお尻を拭いてあげたりなんて事もあります。
正直、気持ちの良い仕事であるかと聞かれると、全てがそうではないと答えてしまいます。
仕事は難しいのか?それが、一番の疑問
どんな仕事も、覚えてしまえば出来るもので、その先に資格や認定があります。
介護も実はそれと変わりない訳で、覚えるのは意外にも多くはありません。
ただ「介護施設ごとのやり方」があるだけで、大枠は同じことをしているのです。
食事も、トイレも、遊ぶ事も、実は普段何気なくやっている事でしょう?
それを「お手伝い」しているだけ、それが介護なのです。
有資格者が即戦力とはならない!?
やっぱり気になるのは、「自分が役に立てるだろうか」というものです。
特に介護という特殊な仕事では、こういった相談も多く聞かれます。
介護の世界では、スタートから国家資格を持っている人もたくさんいます。
でも、介護を経験している人から言えば、「資格だけの未経験者」は正直役に立ちません。
それよりも、やる気とまではいかなくても、興味を持っている人の方が仕事を教えやすいのです。
変に知識も付いていない方が、かえって教える側も気持ちよく教えられます。
有資格者が即戦力とは、決してならず、資格者としての頭数でしかありません。
手ぶらで介護も可能
手ぶらとは、別に何も持ってこないという訳ではありません。
知識とか、ノウハウとか、そんなものは必要ないという事です。
確かに国のおひざ元でやっている介護ですから、一定の資格が必要な時期が来ます。
でも、駆け出しで、今からやろうとしている人には、施設側としても手招きしている状況です。
介護のハードルを感じている人で、もし「難しそう」と考えるなら、その必要はありません。
手順ひとつ、何を使ってどうするか、本当に分からない人向けに教育してくれます。
知識は手ぶらで、気持ちひとつで、体さえあれば稼げる仕事です。
介護の仕事を考える人は多く、そしてその大半は「食わず嫌い」な状況です。
しかし、やってみたらなんて事無い、これもまた大半なのです。
介護経験者としてみれば、「何故こんなに難しい仕事と思われるのか」が疑問です。
思っているより、もっと気軽に介護をスタートする事が出来ます。
未経験で新人介護士として仕事をはじめた場合でも、辞める時はスパッと辞めた方がいい!
何にせよ、新人で介護士としてはじめた場合、何が普通なのか、何が異常なのかわからないものです。
ただ、介護業界だから、こんな異常な人物にも耐えなきゃいけない、なんていう事はないです。自分が精神的に傷つけられそうなら思い切っていったん辞めてそこから再スタートしていくのがいいと思います。