夜勤業務のあるあるについて介護講師が解説するよ!
未経験者は夜勤業務をしたことがないため、特徴が分からないことから就職後に苦労してしまいます。
私も介護スタッフになったばかりの頃は夜勤業務の特徴が分からなく本当に苦労しました。
しかし、未経験者でも夜勤業務の特徴を知ることで負担を少なくして働くことができます。
未経験者の夜勤業務の差は知っているか知らないかという差だけなのです。
今回は夜勤業務をお考えの方へ、夜勤業務でよくあることについてお話します。
これであなたも夜勤に対する不安が消えること間違いないでしょう。
ナースコールが続けて鳴る
夜勤業務をしてると、複数の利用者がナースコールを同時に鳴らすことがあります。
そのため、立て続けにコール対応をしなくてはなりません。
特に朝方は利用者が起きたりトイレに行く関係でナースコールが頻回です。
対応待ちの利用者が2~3人いるのも決して珍しくないでしょう。
ナースコールが続けてなるだけならまだしも、利用者から「なんでこんなに遅いんだ」と怒られることもしばしばあります。
利用者は状況を理解していないため、遅くなった事情もきちんと説明できるようにすることが大切です。
新人のうちは続けてナースコールが鳴ると困惑してしまいますが、優先順位を考えて落ち着いて仕事ができるようにしましょう。
事故さえなければ何の問題もないため、介護事故だけには気を付けて下さい。
コール対応中に利用者に夜食を食べられる
もう一つ多いのがコール対応で席を外している最中、利用者に夜食を食べられてしまうことです。
人の食べ物を盗食するなんて信じられませんが、利用者の中には認知症などで物事の正確な判断ができない方もいます。
そのため、私たちが日常では想像できない盗食があるというわけなのです。
盗食された場合、悪いのは利用者でなく介護スタッフになります。
確かにスタッフは被害者かもしれませんが、仕事としている以上利用者に管理不足があるからです。
夜勤業務に入る際は、利用者に自分の食事や補食を食べられないよう見えない所や鍵のかかる場所に保管しておきましょう。
それは自分の食事を守るだけでなく、利用者の万が一の事故を守ることにもつながります。
起床するなり朝日を見て拝む
利用者の中には朝5時頃に起きて窓辺に見える朝日を拝む方もいます。
手を合わせながら「今日も一日健康でありますように」とか、「いつもありがとうございます」などと言いしばらくの間拝んでいます。
私たちの日常にはなかなかないことですが高齢者は身近なものに感謝する風習があるのです。
利用者の中には朝日を見て拝みたくても一人で起きられないため、スタッフに少し早めに起こしてもらうようお願いしています。
こういった利用者の「生活習慣」は毎日の活力の素となっているため、しっかりと尊重することが大切です。
夜勤業務のあるあるについて介護講師が解説するよ!まとめ
夜勤業務をしているといろんなあるあるがあります。
ナースコールが同時に鳴ると未経験者は困惑してしまいますが、深呼吸をして落ち着いて行動することが大切です。
例え遅くなっても利用者からしたら「介護スタッフの事情」です。
利用者にお詫びの言葉も忘れないようにしましょう。
また、夜勤中の食事や補食を管理していないと利用者に食べられてしまうことがあります。
確かに加害者は利用者ですが、利用者の症状によっては事の善し悪しを理解できないこともあります。
そのため、自己管理ができない介護スタッフの責任であることを忘れないようにしましょう。
こういった事態を予測して事前に予防しておくことも大切です。
さらに利用者の中には朝日を見て拝む方もいます。
利用者の生活習慣は大切に尊重しましょう。
ぜひあなたも夜勤業務のあるあるを仕事の中でいかしていって下さい。