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現役介護士が教える!

介護のプロが介護施設の種類を介護未経験の人向けに解説するよ

どもです!シロ@現役の派遣介護士(@kaigosisi)/ Twitterです。
私は無資格未経験で介護士に転職し、老健と特養の2施設で6年働き、今も現役で働いている派遣介護士です。
今はかいご畑という介護資格を0円で取得出来る制度を利用して働きながら介護福祉士資格を取ろうとしています。
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施設にも色々な種類があります。

「有料老人ホーム」「高齢者向け住宅」「地域密着型」「軽費老人ホーム」「介護施設」と大きく五つに分けられます。

また、「介護施設」にも三つありまして、「介護老人保健施設」「特別養護老人施設」「介護療養型医療施設」があります。

私が以前在籍していたのは「介護施設」の中の「介護老人保健施設(老健)」になります。
老健とは、病院から自宅への中間地点の役割を果たし、リハビリを重点的に行う事で在宅復帰を促す役割があります。

しかし、そのほとんどが自宅に戻られる事はなく、施設に入ったらそのまま最後を迎える方がほとんどでした。

大きな理由として、バリアフリーにしないといけないがそのお金が無かったり、親族関係が遠い場所におり介護力が不足している、日中夜間共に介護に手を取り仕事に行けない、同居しているので帰ってきてもらっては困るなどが多く見受けられました。

特別養護老人ホームとは?

次に「特別養護老人ホーム(特養)」ですが、自宅に戻るのではなく静かに施設で最後まで過ごすいわば「終の住み処」です。

老健と違い、医師の常駐設置義務はなく、また看護師の在籍も少ないので、医療面ではなく生活全般のケアに重きを置いています。

特別養護老人ホームは費用が安いため、入所待機者が多い

また、必要経費(入所費用)が比較的安価なこともあり、入所希望者が100人待ちであったり、5年待ちはザラにあるくらい人気があります。
「介護療養型医療施設」とは、老健に近い性質を持っていますが、もっと医療的な処置が必要な方が入所されることが多いです。
ここは特養とは違い、終身制ではないので退去を求められることがありますが、実際はそのようなことはなく、入所されたら最後までの方ばかりと考えてて結構です。
料金面は他の施設より多少高いのですが、それでも入所するのに半年~1年は確実にかかります。

仕事内容としては、入浴・食事・排泄介助なのですが、通所系とは違い介護度がそれなりに高い方が多いです。
入浴についてですが、寝たきりの方は普通の浴漕には入れないので、機械浴と言って寝そべったまま空洞型の機械に入り、上下からシャワーを浴びせます。

食事についても、通所では普通の食事が来ていたところ、施設になると噛み砕いたり、飲みこむ能力が低下されている方が多くなるので、ムース食と言ってご飯がペースト状になっている物を介助したり、経管栄養と言って胃についたボタンもしくは鼻から管を通して胃に直接栄養を注入します。

排泄介助も自身でトイレに行かれる方も少なく、オムツによる定期的な交換が必要となってきます。
また、施設なので24時間ケアが必要となっており、夜勤も入ってくるので、通所系に比べ身体的な負担は大幅に増加します。
私の場合、椎間板ヘルニアを発症し数か月病院通いを余儀なくされました。

認知症の利用者も様々で、アルツハイマー型や脳血管性型・レビー小体性型と色々入所されており、その都度対応を余技なくされました。
その為、認知症に関する知識も必要で、利用者の話す人になりきらないといけない場合もあります。

夜中にですが、非常口の光を見た方が「あそこで火事が起きている!助けて!」と訴えられました。
ここで否定するのではく、非常口の光を消して「もう火は消えましたよ」と言うと安心して休まれました。

他には、女性入居者さん(Aさんとします)が男性職員に耳打ちをしていました。
後ほど聞くと

「あんた、あの人(私)の奥さんを奪ったんでしょ。私知ってるわよ!私はあなたを応援するからね!」
「あの人、きっとあなたを恨んでいるから包丁で刺されるかもしれないから気をつけて!」
と言われたそうです。

もちろんこのような事実はなく、そもそも私はこの時結婚はしていませんでした。
しかし、Aさんの世界ではそういう物語が完成していたのでしょう。私がその男性職員と会話をすると、大慌てで間に入り込もうとされました。
その為、その男性職員と話をする際は、Aさんがいない所でするようになりました。

このように精神的・肉体的にも負担は大きいのですが、反面給与については高くなります。
また、施設の方が介護についてより勉強になり、スキルもどんどんついていきます。

前述したとおり、身体的負担が大きいので、逆に力の強い男性職員が重宝されます。

よくあるパターンなのですが、女性介護士だと抵抗が激しい利用者が、男性職員に変わると急に大人しくなったり、女性職員だと入浴しないのに、男性職員だと入る事もままあります。

介護業界はまだまだ男性介護士が少ないので、転職の際には引く手もあまたになると思います。
では、年齢制限はあるのか?ですが、介護業界は万年人手不足ですので、よほどの事がない限り内定を貰えないことはありません。

50代の未経験男性でもやる気さえあれば介護職に採用される

50代後半の無資格・未経験の男性の方でしたが、すぐに採用されたのには驚きました。
(まあ、もっと驚いたのは奥さんが20代後半でお子さんが2歳という事でしたが・・・)

ともかく、未経験者が介護をはじめようと思ったら場合や、男性の方、早く介護のスキルを得たい、お金を沢山稼ぎたいと言う方には施設系はおすすめです。

この施設で私は介護福祉士とケアマネージャーを取得したのですが、職員同士の軋轢や介護に対する上司の態度に嫌気をさして退職する事になり、居宅のケアマネージャーとして就職する事になりました。

介護派遣はこれから無資格未経験で働く人が人生を変えるのにとてもいいスタートアップができる仕組みです。
今無資格未経験だけど、介護で働いてみたい!という方は以下記事をご覧ください。 資格ナシから介護士をはじめる事ができる介護派遣エージェントを知っといて損はない

現役派遣介護士がオススメする3つの介護派遣エージェント


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特にかいご畑は介護資格を取る費用を負担してくれるというメリットがあります。
無資格、未経験から介護士をはじめようとしている人にはメリットが大きいです。

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      2016/08/26

 - 介護 仕事