現役介護士が語る!介護の仕事を辞めたいと思った時ベスト3
私もこの介護業界に入り、はや10年が過ぎようとしています。
10年の間、色々な介護施設や事業所を渡り歩いてきましたが、私を含め色々な理由で退職する人がいました。
では、どのような時に辞めたいと思ったか、自分の経験や同僚に聞いた話をランキング形式で発表したいと思います。
題して!「現役介護士が語る!介護の仕事を辞めたいと思った時ベスト3!」
介護の仕事を辞めたいと思った時第3位 給与が安い
よく言われるのですが、介護職は総じて給与が低いです。
もちろん、介護派遣で給与を頂いている方はおられるかと思いますが、皆が皆介護派遣に従事しているわけではありません。
例えば子供が小さいので、9時~16時までしか仕事が出来ない。
介護派遣に登録したいけど、田舎ではあまり募集がない。
特に男性の場合、家庭を持つと家族を養わないといけないので、結婚を機に転職する場合も多々あります。
もちろん親や周りの助けがあれば、なんとか食べていけるかもしれませんが、そのほとんどは共働き世帯になります。
私の場合は正直給与を沢山もらっているかと言えば疑問なのですが、妻や子供が病気の際にすぐ休めたり、福利厚生がしっかりしており、妻も働いてくれているのでなんとか介護職を続けられているといった現状です。
時々私も給与が高い職種があれば、そちらに移りたいと思う時はままあります。
介護の仕事を辞めたいと思った時第2位 身体への負担が大きい!
利用者様にも様々で、すごく元気で動かる方もいる一方で、重度の寝たきりで全てにおいて介助が必要な場合もあります。
排泄介助に始まり、ベッドから起こす介助や入浴介助など、いくら軽い利用者様でも沢山の方を介助していると腰にかなりの負担が来ます。
私も椎間板ヘルニアを2回起こしてしまい、立てなくなり親に病院まで送ってもらった事があります。
今も時折痛むので、定期的に病院受診しリハビリを受けています。
男の私でもこのありさまなので、女性の多い介護職ではもっと大変かと思います。
職場によっては機械を使用して楽な移動方法を実践している所もありますが、まだまだ少ないのが現状です。
正社員だと夜勤もあるのでそれも体を壊す要因に
また、夜勤をした後に十分な休息がとれないと、どんどん生活リズムが崩れていき日中もぼーとしている事が多くなります。
このままでは体を壊してしまうとの事で、夜勤をしなくなった職員もいます。
でも介護の仕事の稼ぎは夜勤やるかどうかで全然違う
ただ、第3位でもお伝えした通り、給与が安いので夜勤をしてお金を稼ぐという職員も少なくありません。
介護の仕事を辞めたいと思った時第1位 精神的ストレスがある!
利用者様にも色々な方がいます。
ケアを行っている最中に暴言をはいたり、暴力を働いてくる人もいます。
しかも、施設によっては職員の言い分を聞かず暴言や暴力を受けるのは、ケアの仕方が悪いとされ、介護者が責められる場合があります。
また、家族様に利用者様の病気に対し理解が無く、重度の認知症の方の言い分のみ聞いてしまい、職員に怒鳴り散らした家族様もいました。
「こんなひどい施設にうちの親を置いておけない!」と大見得を切って家に帰られたのですが、インシュリンは打てない・本人は立てるといったのに立てない・食事の用意をしようとして肉を焼くところが家を焼く所だった・昼夜問わずの食事の要求・姑根性よろしく嫁いびり・近所に聞こえるぐらいの大声で殺されると叫ぶ・便をいじる・何度も転んで救急車のお世話になる等あり、1ヵ月で施設に戻ってきました。
事前に渡していたケアに関する書類は、こんなもの信用出来ないとその日のうちに捨てられていました。
介護現場のセクハラは現実にある
他には若い女性職員に対し、セクハラ発言をしたり、家族が言い寄ってくる場合もあります。
私のセクハラ体験談
体験したことなのですが、施設で職員の顔と名前を覚えてもらおうという事で、エレベーター前に表にして張り出していました。
一時して、ある男性の方がしきりに特定の女性職員(Bさん)ばかりを尋ねるようになりました。
この男性は利用者様の息子様だったのですが、毎日面会に来ては職員に「今日Bさん来てないの?」「今度はいつ来るの?」「Bさんは結婚しているの?」「Bさんはどこに住んでいるの?」と段々エスカレートしていき、Bさんを見つけると会議中だろうがなんだろうがすぐに傍に行き、長い時は30分も一方的に話していました。
さすがに業務に支障が出てきたので、表を撤去しBさんを他部署へ移動する事になりました。
他部署に移動した事を伝えたものの、暫くはBさんの事を探していた男性ですが、本当にいなくなったと悟るとパタッと来なくなりました。
Bさんはしばらく他部署で勤務されていましたが、男性の影が怖いとの理由で退職しました。
いかがでしょうか?
退職理由は人それぞれですが、以外にも給与関係で辞めた人は経験上少なかったです。
その代わり、人間関係に悩んで離職が圧倒的に多かったです。
裏を返すと、人間関係さえ良好であれば仕事を続ける人が多いということです。
ギスギスした会社にいるよりは、楽しい職場で明るく仕事をしたいものです。
次ページは介護やってて人間関係に悩んでるのはもったいないです。
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