排泄介護が嫌だけど介護職としてやっていける?介護講師が解説するよ!
排泄介護は他人の排泄物や臭いに触れる不衛生な仕事なため、多くの方がやりたがりません。
介護スタッフと聞くと「排泄介護」という不衛生な仕事を連想してしまうことから就職への自信を失ってしまう方もいます。
しかし、排泄介護に抵抗があってもそれで仕事を辞める方はいません。
それは排泄介護は慣れることで苦手意識がなくなるからです。
今回はこれから介護スタッフを目指す方へ、排泄介護の苦手意識を克服する方法についてお話します。
この記事を読んで排泄介護の苦手意識をなくしましょう。
排泄介護に抵抗があっても必ず慣れる
冒頭でもお話しましたが排泄介護はどんなに抵抗があっても必ず慣れるため安心して下さい。
そうと言ってもなかなか信じられないと思うため具体的に説明します。
まず、排泄介護はどこの介護サービスでもほぼ毎日行う仕事です。
1人どころでなく一日平均5~10人ほどの排泄介護を行います。
どんなに排泄介護へ苦手意識を持っていても、一日5~10人も見ていれば嫌でも慣れてしまいます。
想像するだけで分かるでしょう。
私は今まで何十人という新人介護スタッフを見てきました。
最初は排泄介護に対してほとんどの人が苦手意識を持っています。
ですが、3日もあれば排泄介護に順応しているのです。
これは本当の話です。
私は今まで、排泄介護に耐え切れなくて退職した人など一度も見たことがありません。
それだけ排泄介護は大した問題ではないということなのです。
今不安に思う方も、回数を積むことで必ず慣れてきます。
「今まで不安に思っていたことは何だったのだろう」と思う日が必ずくるでしょう。
排泄介護への抵抗は自然なこと
排泄介護に抵抗を持つことは何も悪い事ではありません。
私たちは幼少期のころから親へトイレのしつけをされていたでしょう。
そのため、「排泄物は汚い」といった概念は誰にでもあります。
排泄介護に抵抗や偏見を持つことはごく自然なことなので安心して下さい。
何も悪い事ではないし、そういった感情を持ちながら介護就職する方はたくさんいます。
無理に感情をなくそうとせず、まずは介護現場で排泄介護を一度やってみて下さい。
排泄介護の実際を知ることであなたの意識が180度変わることは間違いありません。
苦手意識よりまずは手順から覚えよう
排泄介護が苦手な人はほとんどイメージしか持っていません。
便のついたお尻を拭いたり、おむつを交換したりする情景にとらわれがちです。
まずは頭の中を空っぽにして排泄介護の手順から覚えていきましょう。
初任者研修のテキストを持っている方は排泄介護の項目を開いておむつ交換の手順を覚えて下さい。
まだ持っていない方はネットで調べたり介護技術の書籍を購入するのもいいでしょう。
おむつ交換の手順をイメージすることであなたの排泄介護に対する苦手意識が少なくなっていくのが分かります。
時間のある方はおむつ交換やトイレ介助の動画を見るのもいいでしょう。
手順とイメージが膨らむことでよりおむつ交換の苦手意識も克服されます。
おむつ交換が苦手で悩んでいる暇があるなら、まずは自分から進んで手順を覚えましょう。
排泄介護が嫌だけど介護職としてやっていける?介護講師が解説するよ!まとめ
排泄介護の苦手意識は私たちが抱くごく自然な感情です。
ですが排泄介護はどんなに苦手でも一日平均10人ほど行うため、3日もすれば慣れてしまいます。
介護就職をすれば排泄介護の悩みなど一切聞かないため、それほど大きな問題ではないのです。
排泄介護の苦手意識を減らすにはイメージより手順を覚えてしまうことが大切です。
そうすれば排泄物や臭いなどにとらわれず排泄介護ができるでしょう。
さぁ、あなたも自信を持って介護就職を目指して下さい。