つい先日も私が働いている施設で人が亡くなりました~死ぬまで介護するターミナルケア
ターミナルケアという言葉をご存じですか?
ターミナルケアといのは、終末を意味し、死ぬまでの介護という意味です。
余命がわずかになった人に行うケアをターミナルケアといいます。
ターミナルケア加算があるので、やる方の施設にとってもお金になる話です。
特養施設、老健施設では終末期ケアを受ける事ができます。
終末期とは「現代医療において可能な集学的治療の効果が期待できず、積極的治療がむしろ不適切と考えられる状態で、生命予後が6ヶ月以内と考えられる状態」とされています。
書籍介護サービスの損しない選び方より抜粋。
介護未経験の方にとっては、ターミナルケアを行い、亡くなっていく人を見るのは大きな経験になります。
私も、未経験から介護をはじめ、介護施設で実際に亡くなっていく人をまじかで見た時、かなり考えさせられました。
私がターミナルケアで感じた事
私たち健常な人にとっては1日1日が当たり前のようにありますが、残りの余命がわずかな人にとっては、1日1日はとても貴重なものであるという事が実感できました。
介護職に就く時に、ターミナルケアに興味があり、デイサービスや訪問介護ではなく施設介護を選ぶという人もいるようです。
人の死に変な興味を持つのはよくありませんが、人生観を揺さぶられるような、そんな感情が湧くのもまた事実だと私は思います。
キレイ事だけでは済まされない介護現場
介護の現場では、いろんな方がいらっしゃいます。
認知症になっていて、こちらとコミュニケーションを取る事が困難なご利用者様、食事介助をしている時になぜか機嫌が悪くなり、介護士の顔に食べ物を吹き付けるご利用者様…。
キレイ事だけ書くような人がネットにはいらっしゃいますが、私は介護の現場の本当のところを知っていただいた上で介護の仕事をはじめていただきたいと思ってますので、正直に書かせていただきます。
つい先日も私が働いている施設で人が亡くなりました
本来は死体を拭いたりするのは葬儀屋の仕事ですが、私の勤めている施設では死後の清拭を介護者ができる場合もあり、私も参加しました。
最後までお世話をさせていただくという事について
…なんともいえない気分です。学べること、考えさせられる事も多いですが、正直、ストレスも大きいです。