働いて実務経験を積んで介護福祉士を取ろう!
介護福祉士は初任者研修や実務者研修のように講習を受講すれば取れる資格ではありません。
国家資格だからこそ資格要件が必要とされます。
取得するまでも最低3年は時間が必要なのです。
しかし、介護福祉士は受験資格となる実務経験や講習を修了することで学歴や年齢に関係なく誰でも国家試験を受けることができます。
つまり要件を満たせば誰でも介護福祉士が取れる可能性があるのです。
今回は将来介護福祉士を目指す方へ、介護福祉士を取る方法について詳しく説明します。
ぜひ受験準備に役立てて一発合格を目指して下さい。
介護福祉士を取るには実務経験3年が必要
介護福祉士は国家資格であることから受験資格に実務経験が必要になります。
介護の実務経験が必要な理由として、基本的な介護知識、技術が培われるためです。
介護福祉士は他の国家資格とは違い専門学校等で勉強しない分、実務経験が必要とされます。
実務経験の必要年数は3年です。この3年はトータルの数字であればいいため、途中で転職をしてもカウントされます。
また、介護福祉士国家試験の応募書類には実務経験証明書が必要です。
3年内に退職した方は退職先に取りに行く必要があります。
将来介護福祉士を目指す方は円満退社できるように心掛けましょう。
介護福祉士を取るには実務者研修が必要
介護福祉士の受験資格は実務経験だけでなく実務者研修の修了資格も必要です。
実務者研修の受講資格は特に決められていません。
そのため、最初から介護福祉士を目指す方は初任者研修でなく実務者研修を目指すことがおすすめです。
実務者研修は初任者研修の上級資格になるため、最初に実務者研修を取ってしまえば初任者研修を取る必要がありません。
始めから実務者研修が取れない方も、初任者研修を持っていれば実務者研修の受講時間が少し免除されるため受講時間が少なくなるでしょう。
実務者研修の受講費用は無資格であれば平均12万円、有資格者は平均8万円になります。
受講期間は共に6カ月です。
少しでも実務者研修に興味のある方はぜひ早めに受講しておきましょう。
実務者研修を積まなくても介護福祉士が取れる!?
ほとんどの未経験者は実務研修ルートで介護福祉士を取りますが、ただ一つ実務経験と国家試験をパスして介護福祉士を取る方法があります。
それは介護系の養成校(専門学校等)に通うことです。
養成校であれば実務経験も実務者研修も受講することなく卒業と同時に介護福祉士が取れます。
おまけに実務経験ルートよりも1年早い2年で介護福祉士が取れるのです。
実務経験ルートは受験勉強や実務経験を積むのにエネルギーが必要ですが、養成校ルートであれば受験勉強も働く必要もないのでその分学業に専念することができます。
いわゆる社会人入学になりますが、多くの方は経済的な理由から諦めてしまうでしょう。
ですがそれはまだ早いです。
現在の介護福祉士養成校は、社会人入学者へ入学金や授業料を全額免除する委託訓練制度があります。
さらに要件を満たせば在学中の生活費の支給も行われるため安心して入学することができるでしょう。
介護福祉士養成校は高度な介護知識や技術を学べることから、幅広い知識を持ちたい介護福祉士におすすめです。
養成校で専門的な知識を得て将来介護経営や介護教員を目指す方も多くいます。
将来幅広い介護業界で活躍したい方、介護養成校で2年間学習に専念するのはいかがでしょうか?
働いて実務経験を積んで介護福祉士を取ろう! まとめ
介護福祉士は働きながら受験資格を得る実務経験ルートと養成校で卒業と同時に取得する養成校ルートの二つに分かれます。
多くの方は実務経験ルートで資格取得をしますが、将来経営業や講師業を目指して幅広く活躍したい方は養成校ルートがおすすめです。
それぞれの特徴や魅力があるため自分に合った方法で介護福祉士を目指しましょう。