介護福祉士を取るとどんな得があるのか?介護主任が解説するよ
介護福祉士を取得するのは得か?
私が介護主任として仕事をしている中で、よく聞かれる事があります。
「介護福祉士をそろそろ考えていますが、それって取る意味ありますか?」と。
国家資格だから何でも取得すればいい、取得するのは当たり前みたいな間違った認識と疑問にお答えします。
介護の現場で最高峰?介護福祉士とは?
介護の仕事に正解は無いとよく言われます。これは私の信条でもあります。
何故なら食事が出来ないからと言ってお手伝いして食べさせる、それは結果として本人の能力を使えなくしているとも言えるからです。
ケースバイケースですが、介護は「何となく良い感じだからやっている」ような瞬間もあります。
でも介護福祉士となるとそうはいきません。介護一つ一つに、理由付けを持って取り組まなくてはいけないからです。
全ての介護員にも言える事ですが、介護福祉士はそんな大役を仰せつかっているのです。
国が定めた介護のエキスパートですから、介護現場の最高峰というのは言うまでもありません。
介護福祉士は本当に得か?
どんな資格も損得だけで語るのは少しナンセンスかもしれません。評価する基準がどうしても「お金」になってしまうからです。
稼げるかどうか?それは確かにそうかもしれませんが、どういう意味で得なのかを考える必要があるでしょう。
介護福祉士のメリットって?
メリットをズバリ挙げるのであれば、介護業界で再就職と転職は簡単という事です。
実際に私の施設でも介護福祉士が少ない状況の中、取得と同時に介護以外の類似職を目指す人も多いからです。
現場に介護福祉士が少ない状況が慢性的となっています。
こういった理由から介護職だけでなく、さらに介護福祉士は求められています。
自分のために介護福祉士?
半ばきれいごとに聞こえるかもしれませんが、自分の仕事を国の基準で認めてもらえるというのが介護福祉士なのです。
やはり最後は「自分のため」と考えられませんか?
国家資格とは言え、直接お金に結びつかない事も多いでしょう。
言われはしませんが「自分に対する大義」のためとでも思ってほしいです。
実際どうなの?介護福祉士って
総評するならば、介護福祉士は「介護業界で生きていくなら必須」と言えます。
やはり手当てが付きます。
3か月ほどで取得にかかった費用分は賄える事になってきます。
そして何より介護業界で国家資格は意外と少ない中で、介護福祉士は国家資格です。
という事は、全国どこに行っても通用するのです。
介護業界で代表される資格にケアマネージャーというものがありますが、これは国家資格ではありません。
金額に差はあれど、やはり介護業界でトップクラスの手当てを生む介護福祉士です。
運転免許と同じで一生モノですし、免状に厚生労働大臣の名前が入っているのは結構優越感でもあります。
少なからずお金を生む資格である事は間違いありません。