介護職って女性多いけど男性でも採用されるの?介護講師が解説するよ!
女性の多い介護職の採用に不安?介護講師が解説するよ!
介護職は利用者の日常生活の援助を行うことから細かい作業や気づかいが必要となります。
そのため、介護職は昔から細かい気配りのできる女性の職業として定着していました。
しかし、近年男性介護職の必要性や将来性の高さが評価されていることから、男性介護職になる方が増えています。
男性介護職は女性介護職が一人ではできない力仕事や男性利用者の対応など様々な面で必要とされています。
介護職に誰でもなれるのは女性だけでなく男性も一緒です。
今回は男性介護職が就職をする際に大切なことをご紹介したいと思います。
これから介護職を目指す方や興味のある方はぜひ参考にご覧下さい。
男性の介護就職は年齢、経験は関係ない!
男性介護職も女性介護職と同様に就職に年齢、経験は関係ありません。
その理由は介護職が資格を必要とする専門職だからです。
簡単に言ってしまえば「介護資格さえあれば就職できる」のです。
それは未経験でも同じことになります。
介護施設が求めていることは「利用者に専門的な介護や日常生活の援助等を行うこと」です。
それさえ到達していればいいため、年齢も経験も一切関係ありません。
ですが、介護職は専門的な知識、技術を必要とするため介護資格(初任者研修)を取る必要があります。
無資格でも就職はできますが入職後に必ず取る必要があるため時間のある方は早めに初任者研修を受講しておきましょう。
男性の介護就職で大事なのはやる気!
男性介護職が職場で認められるために大切なことは自分の道を切り開こうとするやる気です。
男性介護職は女性介護職と違い人数が少ないためやる気を持って働くことで自分の居場所や立ち位置を作ることができます。
仕事ができることはもちろんですが、女性が苦手とする力仕事を積極的に手伝うことで職場内での評価も上がります。
やる気を持って介護職を行うためには目標を作ることが大切です。
日々の勉強や介護系の講習に参加するなど介護職としてスキルアップしていく向上心が必要です。
また、介護、福祉関連の時事も小まめに確認することで新たな目標を作ることができるでしょう。
男性介護職は力仕事で必要とされる
介護職は移動介護や重い物の持ち運び等で力仕事があります。女性だけしかいない場合複数名で協力して行いますが、男性がいると効率良く力仕事が進むため大変助かります。
介護職の力仕事は移動介護だけでなく行事などで照明器具や機材を運ぶこともあるため、男性が一人いるだけでも大変助かります。女性がするとなると仕事を中断させ、人員を集めなければいけないので色々と面倒なのです。
確かに介護職は家事支援が多いため女性の能力はいかせますが、女性が多い分男性は力仕事で活躍できます。
どこの介護サービスでも必ず力仕事で男性の手が必要です。一人いれば良いだけでなく多ければ多いだけ介護サービスも助かります。男性の方、ぜひあなたの力を介護サービスでいかして下さい。
男性が介護職になるとモテる!?
信じられないかもしれませんが男性介護職はモテます。これは本当です。その理由は「女性が多い環境」にあります。
まずは利用者です。どこの介護サービスでも男性利用者より女性利用者の人数の方が多いものです。そのため、男性介護職は女性利用者からモテモテ状態になります。
女性利用者は若い男性を好む方が多いため、男性であれば女性利用者から特別扱いを受けること間違いないでしょう。
また、介護サービスは女性介護職の方が明らかに多いため、女性介護職からもモテます。モテるというより、男性として特別扱いしてもらえるといった方が分かりやすいでしょう。
例えば独身男性であれば女性介護職からお惣菜のおすそ分けをしてもらえます。女性介護職は年配者が多いため、特に独身男性にお惣菜を分けたがるのです。また、独身女性からもお菓子などの差し入れをもらえるでしょう。
介護職は変則勤務なことから職員が2人だけで仕事をする時間帯があります。これが独身男女であると恋愛に発展する可能性が高いのです。夜勤が一緒であればなおさらお互いの距離が縮みます。
そのため、男性介護職は職場恋愛をしやすく職場結婚まで発展する方も多くいるのです。
私が働いていた職場でも6組の職場結婚者がいました。
この事例は多すぎですが、周りの話を聞いても職場恋愛や職場結婚は決して少なくないようです。
男性介護職は人数が少ない職場環境であるため女性職、そして利用者からも必ずモテます。
恋愛や結婚のチャンスもあるため、あなたの人生も幸せにしてくれるでしょう。
職員は利用者をまとめるのに男性介護職は必要です!
利用者の中には女性介護職だからといい指示を無視したり必要以上に苦情を言う利用者もいます。そんな時、男性介護職が対応をすると驚くほど素直に聞き入れてしまいます。
特に暴言や介護職に手が上がる利用者がいる場合男性介護職がいると大変助かります。例え20代の若い男性介護職でも利用者を落ち着かせる効果があるのです。
それだけでなく、男性介護職がいると決まり事などの示しが付けやすいという効果もあります。
高齢者は男性介護職だと信頼しやすい傾向があります。介護サービス側も利用者をまとめるのに男性介護職を必要としているため、ぜひ自信を持って介護就職を目指しましょう。
男性の介護就職は高い信頼が得られる!
男性の介護就職は女性よりも高い信頼が得られます。
その理由は女性のように結婚による生活環境の変化が少ないためです。
女性は結婚や妊娠、家族の介護などを機に退職する可能性がありますが、男性は生活環境の変化で退職する心配がほとんどないため職場からもより高い信頼が得られます。
また将来介護福祉士になることで職場からも一目置かれるため、早い時期に昇格することができるでしょう。
私の働いていた職場でも女性よりも男性の方が早く昇格していました。
このことから生活環境の変化が少ない男性の介護就職は、職場から「ずっと働いてくれるだろう」という厚い信頼が得られます。
あなたも女性介護職の多い介護現場で頼られる男性介護職を目指しましょう!
介護職って女性多いけど男性でも採用されるの? まとめ
女性の多い介護職の就職に不安を感じる男性は多いと思います。
ですが、不安なのは入職するまでです!介護現場には少数ながらも男性介護職は必ずいます。
そういった方と情報交換を行い自分の居場所や立ち位置を見つけることが大切です。
また、女性とコミュニケーションを取るのが苦手な方も安心して下さい。
介護職は気さくで優しい方ばかりです。休憩時などによくお総菜やお菓子などの差し入れもしてくれるため、すぐに打ち解けることができるでしょう!
また、男性介護職になると女性介護職が苦手とする力仕事で活躍できます。身体介護だけでなく行事などでも機材を運ぶのに役立つでしょう。男性がいるだけで作業の効率が全然違うのでとても助かるのです。
さらに男性介護職は手のつかない利用者の対応にも優れています。
利用者の中には「女性介護職だから」と甘く見て、暴言や暴力を振るう方もいますが男性介護職がいると少しの声掛けで利用者を落ち着かせることができるのです。
このように男性の持つ体力や能力は介護サービスで大いに役立つことから大変必要とされています。これから介護就職を考える男性はぜひ自信を持って介護就職の扉を開いて下さい。
ですが、「男性だから」と安心してはいけません。
日々目標を作って自分を高めていかなければ職場から信頼されることも昇格することも難しいでしょう。
男性介護職の就職は将来性もあるため有利です。
ですがその将来性を生かすも殺すも「あなた次第」ということを忘れてはいけません。