介護10年続いてる私がつらいと思った時に考えるようにしていた事
~10年介護を続けれた私が、介護の仕事をやっていてつらいと思った時に考えるようにしていた事~
私が介護の仕事に就いて10年の月日が経とうとしています。
どの仕事でもそうかと思いますが、楽しいことばかりではありません。
つらいときや泣きたい時などいくらでもありました。
その時に私がグッとこらえてよく考えてきたことがあります。
介護の仕事でつらいと思った事。収入の事
一つは収入の事です。
ある職場に就職した時、周りの女性群からかなりいびられました。
曰く「机の下に髪の毛が一本落ちていた」曰く「職員が一人来るたびに、その人にあった飲み物を出せ」
曰く「お前はこの仕事に向いていないからさっさと辞めろ」と離職する半年間毎日のように言われました。
辞めたい気持ちはあるのですが、もし辞めてしまったら次の仕事は見つかるのだろうか?
もし自分が辞めてしまったら、家族にご飯を食べさせることが出来なくなる。
あわよくば仕事が見つかっても、また水が合わないからといって転職するわけにも行かない。
数ヶ月たてば事態は好転するかもしれないし、ここでもう少し頑張ってみようと仕事を続けていました。
(結局は軽度のうつにかかり、退職するハメになりましたが・・・)
介護の仕事でつらいと思った事。メンツ
二つ目はメンツです。
仕事をやめようと思った時、果たして家族はどう思うだろうか?
独身の時はそこまで深刻に考えなかったのですが、妻の両親やその親戚からこらえ性の無い人間だとレッテルを貼られたくない。
家族に自分の弱いところを見せたくない、自分は頼れる存在にならないといけないんだと心の中でいつも思っていました。
「男は弱音を吐かず、家では会社での愚痴を言ってはいかん!」と良く父から言われていたので、家で愚痴を言う事が恥だと思い、心の中に貯めていきました。
上記で書いた職場を辞めた際、妻にこの事を話すと「やっぱり男だからメンツ気になるのかな?そんな事気にしなくていいのに」「愚痴ぐらい言わなきゃ仕事なんてやってらんないよ」と言われショックを受けたのはいい思い出です(泣)
介護の仕事でつらいと思った事。意地について
三つ目は意地です。
独身の頃、節約の為に昼食を一年間カレーで過ごした時期がありました。
周りからは毎日カレーばかりでバカにされ、いくら節約とはいえああはなりたくないと笑われていました。
その時は「今に見ていろ、最後に笑うのは私だ!」と常々思っていました。
そのおかげで援助を受ける事なく、結婚式を挙げる事が出来ました。
他にも「男の癖に出来ないの?」を連呼された時は、見返してやる!と一念発起したものです。
話はそれますが、私がケアマネ資格を取得したのも、義父から「あんな難しい資格取れるわけ無い」と言われてカチンときたからです(笑)
私が男だと言うこともあるかもしれませんが、「収入」「メンツ」「意地」を常に考えています。
しかし、同じ職場に勤める女性スタッフ数名に聞いてみたところ「収入」はあっているのですが、「人間関係」「家族との時間」を重視すると全員が答えました。
男性は仕事に対して「収入」「メンツ」「意地」を求めるが女性は違うのです
「意地やメンツじゃご飯は食べれないけど、人間関係が良くないと働きたくなくなっちゃう」「確かにお金は大事だけど、子供がやっぱり一番」とはある女性職員の弁です。
しかし、人間関係は職場に就職してみないと分からず、ある意味ギャンブルみたいなものです。
そこで介護派遣に登録し、色々な職場を経験しながら自分にあった仕事場を見つける方法もあります。
給与面はともかく、人間関係や内情などを詳しく知る事も出来ますし、自分にあった仕事を見つけることも可能です。
また、子育て世代でも、自分の希望にそった休日を取る事も出来、家族との時間を持つ事が出来ます。
昔に比べ多種多様な働き方があります。
多少つらいことがあってもガマンして働くのも良いでしょう。
でも、少しの間だけでよいので立ち止まってはいかがでしょうか?
立ち止まるのはとても勇気がいることかもしれません。
ですが、立ち止まることによって周囲を見渡す事で、また新しい道が開けるかもしれませんよ。