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働いてわかった!デイサービスは高齢者の茶飲みサロンではない

どもです!シロ@現役の派遣介護士(@kaigosisi)/ Twitterです。
私は無資格未経験で介護士に転職し、老健と特養の2施設で6年働き、今も現役で働いている派遣介護士です。
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介護職への挑戦!介護人として生きていく~夢に近づいてゆく編~

施設介護、訪問介護と経験していく中ついてに目標である生活相談員への道が拓けます。
やってみて分かる意外な!?生活相談員についてまとめてみました。

待ちに待った生活相談員という仕事

目標が意外なところからやってきました。訪問介護事業所で管理者をしていた時、関係のあった他の事業所から「相談員として来てみないか?」というものでした。

当時中小企業の介護事業参入がブームのようになっており、その事業所からのヘッドハンティングでした。

その事業所はまたまた経験のないデイサービス(通所介護)と呼ばれるものでした。

言葉と意味を知ってはいましたが、実際の仕事は何となくしか理解出来ていません。また、新たな介護人生の始まりでした。

介護は本当に横の繋がりを否定出来ない職種である、と考える瞬間でした。

デイサービスは高齢者のお茶のみサロンではない

筆者もそれまでに介護業界を数年経験しています。

知ってはいるつもりでも、どこかで「デイサービスなんてレク施設」なんて意識があった気がします。

そのため、デイサービスの相談員なら尚の事高齢者とお茶のみで時間が楽しく過ごせるという考えが先行していました。
デイサービスでの流れとして、朝来てお茶を出し入浴、食事とレクリエーションを兼ねた運動といった流れです。場合によっては休憩がてらお昼寝があったりします。

ですが忘れてはならないのが「デイサービスも在宅介護である」事です。デイサービスという「施設で介護するから施設介護」ではないのです。

不思議な言い回しですが、その区分は覚えておきましょう。

在宅での生活を継続出来るためにデイサービスを利用するという事

大前提として、デイサービスは「在宅で生活を継続するためのリハビリ施設」という考え方のもとにあります。

そのため、利用者があれこれして欲しいという要望と「本来目的とする必要量のみの介護」を見る目を養えます。

「その方を想うが故の厳しさ」とも言いますか、自分で歩ける方に手を貸して介護するのは違うという事になります。
結果としてその利用者は「必要ない介護」を受けることなく、自分の出来る事を維持していけるのです。

デイサービスの利用は個人によって目標が違う

必要とされる介護の量や種類が違うのは当然であり、その目標も千差万別です。個人差はいつでも存在します。

高齢となってくると益々顕著に現れてきます。そこで更に差が出てくるのが「デイサービスの利用目的」になってきます。

ある利用者からこの様な問い合わせが来ました。

「あの人(Aさん)はデイサービスに来て、体も悪くないし運動もしていない。自分なんか足も悪いのに運動もさせられている」

この言葉だけで見ると、Aさんは何故デイサービスに来ているのか?は介護経験者でも持つ疑問かもしれません。

しかし、介護される必要がある場合に実は見落とされがちな「心」があります。

このAさんは内気で他者とのコミュニケーションに問題があり、やがては心の問題から「生活自体が継続出来なくなる恐れ」があったためです。

利用目的は他者との触れ合いによる「心の充足」でした。

心がマイナスの進行となると、結果として生活意欲が無くなり寝たきりへ向かいます。

本来の目的とされる自宅での生活を継続するために、他者と触れ合う事を理由としてデイサービスを利用しているのです。
特殊ではありませんが、介護において見落とされる心を拾ったケアとなりました。

デイサービスにおける介護員と生活相談員のの役割り

目標としていた生活相談員とはいえ、デイサービスとなると少し事情が違ってきます。

特養等の入所施設における生活相談員は、対象となる高齢者が施設に「住む」事になるためその環境把握は比較的容易になります。

どちらかと言うと、施設の生活相談員は入所前から入所までの環境整備が難しい仕事と言えます。

ですが、デイサービスとなると利用後もその対象者を取り巻く環境把握は絶えず変化していきます。

そのため、他事業所や関係機関との連携による情報交換が非常に重要となってきます。

日々の体調変化から環境を予想・把握、対応していかなくてはなりません。

出来る事には限界がありますが、一見訪問介護の仕事と判断される利用者宅の掃除をした経験もあります。

外に出る機会が減少傾向に向かう、高齢という年代です。
デイサービスが数少ない外出という方も少なくありません。

その「貴重な外出時」に見える対象者の向こう側を見る事が、結果としてその対象者を救う事に繋がる事もあります。

直接的に介護をする介護員だからこそ見えるもの、生活相談員としてしか見えないものがそれぞれあります。

デイサービスではその両者を併せて利用者のプラスを探っていく仕事も重要な役割と言えます。

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      2016/08/01

 - デイサービス