デイサービスで介護の仕事の実態を現役介護士が伝えるよ
介護を始める前と後のイメージ(デイサービス編)
デイサービスで働きたい!介護を始める時、結構多い相談です。
そもそも介護業界において、一番目立って華やかなイメージが強いという特徴があります。
デイサービスで働く、介護2年目の人に話しを聞いてみました。
笑顔で明るく前向きに!
デイサービスと言えば、やはり「元気老人の集まり」ではありませんか?
実際に、自宅で生活は出来るけど、なんだか外出しなくなった、そんな人が多く来ます。
それをもてなすスタッフですから、元気な挨拶でいつもニコニコといったイメージが大半。
確かに最初は顔を覚えてもらうためにも、挨拶は基本とも言えます。
けれどそれはどんな商売でも当たり前。特段、気にする事もありません。
笑顔ばかりが介護ではない
いつから「介護=笑顔」となったのでしょうか?
介護とは、生活の援助ですから、生活の中でいつもニコニコなんて、少し気持ち悪い・・・。
そうじゃありませんか?
昔の介護だとそんなイメージですが、今では変化してきています。
スタッフによっては、元気過ぎないというか、平均的で穏やかな人もたくさんいます。
送迎車両の運転が怖い
この悩みは、都市部とそうでない場所で変わってくるでしょう。
運転が怖いという理由であっても、運転を拒むのは「楽したい」と捉えられかねません。
デイサービスの仕事として、送迎もしっかりと含まれます。
ですが、普通車の運転しか頼まれない訳で、免許の制限を超えて何かさせられる訳でもありません。
「慣れるしかない」ではなく、必須科目みたいなものなので「自然と慣れる」日が来ます。
デイサービスは幼稚園みたいなイメージ!?
確かに、このようなイメージを持っている人は少なくないでしょう。
朝来て、点呼しお茶を飲み体を動かして、給食を食べる、違いは送迎くらいでしょうか。
でも、幼稚園との大きな違いは、入浴がある事です。
自宅で入浴が出来ない高齢者は、デイサービスで入浴をするというケースは多くあります。
でも中には、「昨夜入ったからねぇ」なんて人もいます。
!? じゃあ何のためにデイサービスに来ているの?
理由は様々で、確実に幼稚園とは違います。
良くも悪くも、幼稚園みたいなイメージは、仕事をしながら変わってくるでしょう。
専門性が高くなってきたら(経験が多くなってきたら)、ますます感じるようになります。
デイサービスは四六時中、忙しいイメージ
デイサービスとは、主に6時間から8時間で運営されています。
少し知っている人なら、ずっと高齢者の相手をしなくてはいけない、そんなイメージもあるでしょう。
当然、スタッフが一斉に休憩を取る事は出来ませんが、しっかりと休憩もあります。
介護は入浴が戦争とも言える忙しさですが、デイサービス自体の時間の流れもあります。
そのため、思っているよりもずっとゆっくりした配分で、仕事がなされていきます。
勤務時間中ずっと忙しいなんて、介護する側も人間ですから、疲れます。
デイサービスの車なんかは、街でもよく見かけたりして、外出している姿も見られます。
非常に行動力のある介護スタイルとも言え、夜勤が無い分、介護の中でも人気職でもあります。
一方で「明るさが無いから」と、デイサービスを断念してしまう人もいるようです。
現在では『介護とはこうあるべきもの』というのは総崩れ状態で、いろんな種類の人間が介護をしています。
勝手な判断で、せっかくの介護の仕事を諦めてはいけません。
あなた自身を「個性」として活かせるのが、介護という仕事です。