入浴介護のあるあるについて介護講師が解説するよ!
食事介護やおむつ交換は自宅で練習することができますが入浴介護はなかなか練習することができません。
実際に就職してから入浴介護を始める方がほとんどなため、仕事を覚えるのも苦労します。
しかし、入浴介護でよくあることを知れば例え未経験者でも早く仕事に順応することができるのです。
また、入浴介護の順応が早いと独り立ちした時も安心して仕事が行えます。
今回は介護未経験者へ入浴介護のあるあるについてお話したいと思います。
これであなたも就職後は自信を持って入浴介護に臨めるでしょう。
未経験者必読!利用者は入浴待機中に失禁する
未経験者には想像できないことかもしれませんが介護を受ける利用者は入浴待機中に失禁してしまうことがあります。
全裸の状態で失禁をすると脱衣所が汚れてしまうため工夫が必要です。
例えば待機中によく失禁してしまう方は直前までおむつを着用して床の汚染や掃除の手間を省くようにしましょう。
失禁する利用者は決まっているため、入浴介護に入る前に先輩に確認しておくことも大切です。
これを知っているだけでも大分効率良く仕事ができるでしょう。
また、失禁のある利用者は待機時間のない最初に入浴してもらう方法もあります。
入浴待機中に失禁をすると忙しい中掃除をしなくてはならないため手間が掛かります。
事前に状況を把握して効率良く入浴介護が行えるようにしましょう。
未経験者必読!入浴嫌いな利用者は必ずいる
高齢者は入浴好きの方が多いですが全員がそういうわけではありません。
中には入浴が嫌いで毎回理由を付けて入りたがらない方もいます。
無理というなら入浴しないでいきたいですが介護スタッフは仕事である以上そういうわけにはいきません。
言葉巧みに入浴へ誘って何とか脱衣所まで連れて行きます。
中には拒否をする中無理矢理服を脱がせ入浴することもあります。
かわいそうに思えますがサービスとして利用してる以上入浴をさせない訳にはいかないのです。
入浴拒否の利用者対応は個人によって対応策も違います。どんな声かけをすれば入浴を受け入れてくれるのか事前に確認しておくようにしましょう。
ですが利用者によっては一人で対応できないこともあります。
無理な場合は一人で対応をせず、周りのスタッフに協力してもらうようにしましょう。
未経験者必読!浴槽へ入った途端に便が出る
未経験者には想像できないかもしれませんが利用者は体を洗って浴槽に入った途端、便が出ることもあります。
ですが利用者も悪気があって排便をしているわけではありません。
体質であったり無意識のうちに出てしまうのです。
介護者側からしたら「せっかくきれいに洗ったのにまた掃除しなければならない」と思いますが、利用者の「どうにもできない事情」をくみ取り理解することが大切なのです。
入浴介護だけに限らず介護スタッフは色んな場面で「どうにもならないこと」があります。
そういった状況も寛大に受け止め対応していく力が必要ということも忘れてはいけません。
まとめ 入浴介護のあるあるについて介護講師が解説するよ!
入浴介護は未経験者が想像できないような「あるある」がたくさんあります。
入浴待機中の失禁や入浴拒否がある利用者対応は事前に該当者と対応方法を確認することで予防することができます。
これをするだけでも大分入浴介護の効率が上がるためぜひ実践して下さい。
また、入浴介護では利用者が浴槽へ入った途端に便が出ると言うどうしようもない事態もあります。
こればかりは自然なことなので利用者を責めるわけにはいきません。
介護スタッフは利用者の気持ちになってこういった事態へも寛大に対応していくことが大切です。
入浴介護は暑い中介護をするため大変かもしれませんが、介護スタッフの中で一番やりがいが感じられる仕事だと思います。
ぜひあなたも入浴介護を制して介護スタッフを制して下さい。