私がデイサービスで働いた経験
私は当時大学を卒業したものの、就職先が決まらずに困っていました。
友人から「喋り方が優しいね」と言われるぐらいで、特技もなにもありませんでした。
そんな私がデイサービスの募集に応募し、そこから体験したことを報告します。
デイサービスの仕事には日中の仕事になるので、夜勤はありません。
一日の業務は、送迎から始まります。運転に自信のない方は相談することにより配慮してくれます。
家で生活されている利用者さんをデイサービスにお連れし、そこで入浴介助や排泄介助、食事介助、レクリエーションなどをおこないます。
最初からいきなりすべての業務を任されるわけではなく、徐々に慣れるまで研修してくれます。
朝から夕方まで利用者さんにデイサービスで過ごしていただくわけです。
利用者さんにも様々な方がおられます。
日中に同居している家族が仕事のため、デイサービスを利用したい。
一人暮らしで他の人と交流したい。
などの理由からデイサービスを利用されます。
デイサービスは誰かと話したくて、触れ合いたくて来ている方が殆どです。
大きな介護という枠の中で、デイサービスは楽しめる事が第一と言ってもいいでしょう。
さりげない介護目標があるデイサービス
デイサービスにおいても入浴や食事があります。それは適宜介助しなくてはなりません。
ですが「自分で出来るように無理にさせる」のではなく、「コミュニケーションを交えながらさりげなくやってもらうように誘導する」のがデイサービスでの介護となります。
時間は限られていますが、時間いっぱい利用者と話をして遊んでもらう事が必要です。
笑顔になると人間は結構なんでも出来ます。
仕事を覚えるのは当たり前ですが、デイサービスにおいて先に必要となるのは「いかに利用者と話せるか」です。
楽しい=デイサービスが前提である事は言うまでもありません。
時には入浴を拒否する方、入浴した直後に失禁や失便をしてしまい、再度入浴しないといけなくなる方もいました。
また、利用時間中に「家に帰る」と言い出し、帰ろうとする方を必死で説得したりする時もありました。
そのタイミングが重なってしまうと、落ち込んでしまう時もあります。
しかし介護の仕事はひとりでおこなうものではなく、他の職員がフォローしてくれます。
慣れてくると自分がフォローできるようになります。
利用者さんに、「ありがとう」「あなたがいてくれてよかった」と言われることがある度に、励みになり、嬉しく仕事を続けることができます。
また職員の先輩方も気を遣ってくれ、悩みに対しての的確なアドバイスをしてくれたり、介護の技術を教えてくれました。
最初からできる人はいません。周りに支えてもらいながらでしたが、働きながら資格を取得することができました。
「つらくなったらすぐ辞めよう」と考えていた私でしたが、気がつけば4年間もお世話になっていました。
私は当時ハローワークから応募しましたが、現在のように人材派遣の会社が充実していれば、間違いなく登録していたと思います。
理由は、こちらの会社をお世話になったのちに、人材派遣会社のお世話になった経験があるからです。
登録しておくのも無料ですし、自分の経験や勤務の希望に合わせて仕事をマッチングしてくれ、連絡をしてくれます。
また、担当の方も気軽に相談に乗ってくれ、アドバイスをしてくれます。
「ブランクがあるけど登録しようか悩んでいる」
「介護の仕事をしてみたいけど、どうしたらいいかわからない」
などの悩みにも親身になって相談、アドバイスしてくれます。
登録をしようか悩んでおられる方はぜひ登録しておくことをおすすめします。