介護経験者が語る!老人保健施設での仕事とは?
老人保健施設で介護員として働くという事
老人保健施設とは?
老人ホームとは違う老人保健施設というものがあります。定義として自宅に戻る為にリハビリと介護が必要となる高齢者が入所できる施設となっています。
医師管理のもと病状が安定している事が条件となり、医療面の不安が増す夜間も安心してサポートを受けられます。
老人ホームより医学的処置が多い方が入所しているというイメージです。この施設は、おおむね病院と併設されていたりします。
老人保健施設の介護員は大変かも?
定義の説明から分かる通り、「介護度としても比較的重度」となる入所者が多くいらっしゃいます。
そのため医療関係との連携が不可欠となり、医療面の知識も必要となる場面は少なくありません。
その昔、筆者がヘルパー資格を取得したがこの老人保健施設で開催されている研修でした。伴って最初の就職先は、この老人保健施設となった訳ですがその時の話です。
参考書や書物から見る老人ホームのイメージはどんなものでしょうか。
私自身そのイメージで介護の世界に飛び込みました。
やはり一般的には「時間は高齢者に合わせゆっくりと流れ、介護の一つ一つに『ありがとう』と笑顔の会話が生まれる」みたいなイメージかと思います。
通常の老人ホームよりも老人保健施設は介護度の重度化が見られるため、会話が出来る・成立する程の高齢者が少ないという点でした。
寝たきりで会話も出来ないレベルの高齢者が沢山います。
この方々を介護する訳ですから、一歩間違えれば「作業」となりかねない瞬間すらあります。
入浴介助も然り、自分で入る事の出来る方は少なく重労働である事は言うまでもないでしょう。
介護員として看護の仕事を手伝わなくてはならない
医療面での不安を抱える入所者が大半を占める老人保健施設です。医療と一口に言ってもその幅は計り知れません。
言い換えれば、生活としての介護サポートよりも医療面の処置の方が多くなる方がたくさんいます。
服薬、薬の塗布、ちょっとしたガーゼ交換等、本来看護師が行うちょっとした医療行為を補助しなくてはならない面もあったりします。
要領の問題でもありますが、オムツ交換をしてその周辺部位に薬を塗らなくてはならないとします。
その際、わざわざ10秒で済む仕事(薬塗布)のために看護師を呼んでいては次が追いつきませんから。
介護人としていずれ介護福祉士を目指すなら老人保健施設は有利!
介護をしていく上でいずれ見えてくる「介護福祉士」だと思います。
この資格を受験する際、老人保健施設で働いていたのであれば有利と言えるでしょう。
やはり国家資格ともなると医療面の知識も問われます。これは老人保健施設で働いていれば、否応なしに自然と身に付く部分が多くなります。
そのため、これを有利と考えるほかないでしょう。
老人保健施設で働く事を視野に入れて探してみるなら…
前述の通り、「老人保健施設は病院と併設」されているところが多くあります。でも弊害として「メインの病院がどんな専門か分からない」という点があります。
自分がどんな事を学びたいかで、目的とする老人保健施設を変える事は間違いではありません。
例えば、心臓系の病院に併設される老人保健施設であればそういった病気を抱える入所者もおおくなるでしょう。
つまり、その類で医療面の知識は豊富になってきます。
どんな病院が老人保健施設をやっているかは人材派遣会社が多く持っている
いざ就職しようと思っても、その下調べに時間を費やしては少々出遅れてしまいます。
介護の人材派遣会社に登録して、希望を伝える事で情報の集約が一気に進みます。
という事は、その想いを早く実現出来るという事に繋がります。
老人保健施設での働き方の一つとして、そして入り口として人材派遣会社の活用が近道となるかもしれません。