ヘルパーさん急募!とあるけれど、どんな仕事?
介護の仕事は求人がたくさん出ていますね。
ここ10年位前から、非常に目立つようになりました。
とは言え、そんな介護の求人の中には「ヘルパーさん」というフレーズも。
ヘルパーさん?これから介護を始めようと考えている人に、分かり易く解説します。
ヘルパーさんとは?
なんだか、この呼称は「お助け係」みたいな、少し軽い聞こえもします。
実際に私が働いている施設も、「ヘルパーさん募集」をかけています。
ヘルパーさんとは、一般的に言えば「介護補助員」という位置付けになります。
これは、施設内で働く介護士のお手伝いとか、そんな立ち位置です。
あくまでも、サポート的な立場から介護をスタートしてみませんか?という募集です。
ヘルパーさんは必要?
なぜ、「介護士の補助?」なのでしょうか?
一番の理由は介護離職者の増加に理由があり、一番求められているのは「介護士」です。
けれども、介護離職者となる原因の多くは、「仕事がつらいから」なのです。
こんな状態では、介護士を増やす事なんて出来ません。
既に興味がある人でも、まずはお試しキャンペーンで介護を見てほしいのです。
ヘルパーさんと介護士は違う?
平たく言ってしまうと、違いはありません。
でも責任の大きさが、変わってくる事は間違いありません。
その理由はやっぱり、「時給か月給か」が一番の理由です。
前述の通り、ヘルパーさんは補助的な役割なので、時給というスタンスが多いですね。
仕事内容は、その経験と慣れに応じて、ヘルパーさんも介護士も違いが少なくなってきます。
介護士になると責任が大きい??
こういった説明をすると、なんだか「介護士を敬遠」しちゃいそうですね。
でも心配いりませんよ。
介護という仕事は、絶対的にチームワークで進んでいくものです。
そうは言っても、意外とチームワークなんて機能していないんじゃないの?
疑問が残りますよね。
ちゃんと答えがあるのです。
介護はチームワーク!それは国が決めた事
介護が始まった頃の昔ですが、国が「ちゃんとチームワークでやりなさい」と決めました。
それが理由というのもあり、それから数年が経過していく中で、今では介護はしっかりチームワーク化されています。
ひとりの利用者に、ひとりの介護員が付きっきりなんて、そんなの無理ですから。
責任の大きさを心配しなくても、責任もしっかりチームで担っていくように出来ています。
ヘルパーさん→介護士になる人が、実は多い!?
介護に興味を持っている人、そうであっても「その大きさ」は様々でしょう。
「介護士になるんだ!」と、バリバリやる気のある人。
「やってみたいけれど、出来るか不安」と、少し自信のない人。
「親の介護を経験したから、仕事に活かせそう」と、チャレンジする人。
本当に、色々な理由から介護を選択して来られます。
しかし、どの人にも共通するのが、「介護でお金を貰った事がない」というものです。
簡単に言うと、プロではありません。でも、プロにならないと仕事は出来ません。
そんな時、お試しなんて素晴らしく都合の良い方法があったら?
お試しからプロに転向する人、結構介護の世界では当たり前なんです。
施設側にもメリットがあるヘルパーさん
働く側からのメリットばかりお話しましたが、そんなに都合の良い話があるの?
これまで何十回も質問されました。
現在では、ほぼ全ての施設で「慢性的に働きたい人を探している」状態です。
そのため、まずは介護がどんなものか、見てもらう必要があります。
ヘルパーさんがお試しで、時給者として来てくれるのは、介護士育成のきっかけ作りとして重要なのです。
双方がメリットを持っているので、時給者だからと疎外される事もありません。
実際に私の施設では、時給者(主婦か女性)が半数以上なので、実権はこの方たちが握っていますけど。
介護に興味を持っている人、それをまずは引き込む事が大事、と考えて介護業界は人を探しています。
介護離職者は増える一方ですが、同時に「介護に興味を持つ人」も多くいるのです。
これを読んでいるあなたも、その一人かもしれません。
売り手市場と言われる現在ですから、「介護をやってみたいんですが」と行ってみるといいでしょう。
ビックリするくらいに、重宝されます(笑)。
ヘルパーさんから、いずれはプロの介護士に!しかも国家資格保持者ですから。
介護の業界では、割と夢が叶いやすい?と言える状況です。