介護福祉士を取ると何が違うの?介護講師が解説するよ!
介護スタッフの仕事内容は資格の有無に関係なくほとんど変わりません。
介護業界で正社員として働き続けるには介護福祉士を取る必要がありますが、目的も分からないまま受験勉強をしてもやる気が出ません。
しかし、仕事内容は同じでも介護福祉士を取ると変わることはたくさんあります。
人によっては介護福祉士を取ることで人生を180度変えることもできるでしょう。
今回は介護福祉士を取ると何が違うのかについてお話したいと思います。
将来介護福祉士を取る方はぜひ参考にして下さい。
介護福祉士を取ると基本給が上がる!
正社員は介護福祉士を取ると基本給が上がるため給料自体を上げることができます。
初任者研修の基本給は平均14万円なのに対して介護福祉士を取ると平均16万円に上がります。
毎月の給料が2万円も上がれば仕事内容は同じでもやりがいが増すでしょう。
確かに介護福祉士を取っても取る前の時と仕事内容は変わりませんが、実習生や新人の指導など任されるようになるため指導力を磨くことができます。
指導力を磨くことによって昇格する可能性もあるためさらなるやりがいへとつながります。
どんなに経験が長くても介護福祉士を取らないと指導も昇格も難しいでしょう。給料だけでなく仕事に対するモチベーションを上げるためにもぜひ介護福祉士の取得をおすすめします。
介護福祉士を取ると資格手当が付く!
介護福祉士を取ると基本給だけではなく資格手当も付きます。
資格手当の金額は平均1万円です。基本給と合わせて平均3万円も上がるため介護福祉士を取ると収入が大幅に上がるのです。
ただ、資格手当は正社員でないと支給されません。そのため正社員で働き続けたい方におすすめします。
パートでも介護福祉士を持っていれば時給が平均1000円に上がりますが正直変わらない所もあります。
初任者研修より就職は有利ですが同じ介護福祉士でも正社員に比べると収入に大きな差が開くでしょう。
そのため、資格手当や基本給を得たい方はぜひ正社員を目指して下さい。
介護福祉士を取ると色んな仕事ができる!
介護福祉士を取ると介護スタッフに限らず将来幅広い福祉業界で活躍することができます。
代表的なのが訪問介護を立ち上げることです。
若い方は介護福祉士を取って20代で訪問介護を立ち上げてしまいます。
介護福祉士さえ持っていれば誰でもできるため経営に興味のある方はぜひ目指してみて下さい。
また、介護福祉士を取ることで介護スクールの講師や専門学校の教員にもなれます。
もちろんどれも介護スタッフより給料が上がります。
私は介護スクールの講師と専門学校の教員経験がありますが、自分のスキルをいかせる仕事ができたためとてもやりがいがありました。
教員や経営に興味のある方は将来のためにぜひ介護福祉士を取得しましょう。
まとめ
介護福祉士を取っても仕事内容は初任者研修と変わりません。
ですが、正社員で働けば基本給や資格手当で毎月3万円程給料が上がるためやりがいを持って仕事をすることができます。
また、介護福祉士を持っていると新人の指導や昇格する可能性もあるためさらにやりがいを持って働くことができるでしょう。
その他にも訪問介護を経営したり介護講師にスキルアップすることもできます。
このように介護福祉士を持っていると収入ややりがい、将来の可能性までも広げることができるのです。
仕事内容は同じでも介護福祉士を取るとこれだけの違いが出るため、目指すだけの価値は十分あります。
将来長く介護スタッフを続けたい方、スキルをいかして幅広い仕事をしたい方、安定した収入を得たい方、ぜひ夢にあふれた介護福祉士を取得しましょう!