介護福祉士資格を取れるまで頑張ろう!
介護福祉士になったらまずは介護福祉士資格を取れるまで頑張ろう!
「介護福祉士」は国家資格です。
何等かの疾病・加齢により身体的・精神的に介護が必要になった方の身体(食事・排泄・入浴・移動)等の介助又は、家族への助言等を行う仕事。という定義があります。
もちろん介護福祉士の資格を持っていなくても、介護の仕事に就くことは可能です。
介護職員初任者研修課程(以前のヘルパー2級という資格)や施設などでは無資格でもOKの施設もあります。
なぜ、同じ職種で『要資格』や『無資格OK』と採用条件が異なるのでしょうか?
以前に比べると『要資格』と書く事業所が増えてきているように思いますが、、、
無資格OKの事業所は施設やデイサービスの事業所が多いのかな?と思います。
なぜかというと、資格を持った職員が身近にいて指導をできるからだと考えます。
逆に同じ介護事業所でも、訪問介護の事業所は介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士の資格いずれかの資格が『必須』となります。
事業の特性によるものですが、訪問介護は介護職員1名で利用者宅に訪問し介護サービスを提供するお仕事になるため、専門的な知識・技術・緊急対応などある程度対応が可能な方ということで、資格を取得した方しかサービスを提供できないという形だからです。
介護福祉士になるメリット
資格をとるのは難しいと思ってしまうかもしれませんが、介護は資格社会なので、取っておいて損はありません。
施設で資格所持者でも、介護職員初任者研修と、介護福祉士では『資格手当』という部分でも差があります。
以前私が勤めていた会社は介護職員初任者研修課程の資格所持者の資格手当は2000円 一方、介護福祉士の資格手当は10000円と8000円も差がありました。
同じ仕事を同じ時間していても8000円の差が出てしまうのです。
資格を持っていると、利用者さんからも信頼を得やすかったりするので、頑張る価値はありますよ。
介護福祉士になるには実務3年以外にもこんなルートがある
私は2000年に介護福祉士を取得しました。
介護保険制度が始まった年です。
介護福祉士取得には大きく3つのルートがあります。
1 高等学校で専門科へ進学
2 専門学校へ2年間通う
3 実務3年で現場経験+自己学習
私は1のルートで介護福祉科がある高校へ進学し、国家試験を受けて介護福祉士になりました。
以前は2の専門学校へ2年間通うが人気でした。
なぜかというと国家試験を受けなくてよかったんです。
2年間専門学校へ通い、学校の試験に合格すれば介護福祉士になれる。という制度でした。
しかし、現在は2を選択しても国家試験は受けにいかなければならなくなったようです。
お金をかけずに。。。と考えている方は③になります。
しかし、3でも実務者研修という研修(通学で6ヶ月ぐらいでしょうか)を受けてから介護福祉士の国家試験を受けにいかなければならなくなりました。
2025年問題に向けて介護の資格も厳しくなってきています。
実務経験がある方は早く資格をとっておくことをおススメします。
実務者研修はヘルパー等をもっていれば免除される科目があるので、18日間ぐらいでとれる通信型の介護職員初任者研修課程を受講しておくと、よりお得かもしれませんね。
介護福祉士資格を取る前と取った後の心境の変化
私は介護福祉科のある高校へ進学し、資格を取得してから社会に出ました。
施設に入社したときに働きながら国家資格取得を目指しているスタッフが多かったのを覚えています。
夜勤中に60代の介護スタッフさんとお話ししているときに、目に見えない信頼や介護職で食べていく覚悟を得るため、周囲に認めてもらうために資格を取りたいとおっしゃっていました。その方は経験10年のベテラン。
子育てをしながら介護職を頑張り、子供の手が離れたためやっと勉強する気になったんだそうです。
「遅咲きやけど・・」と言いながら、コツコツと勉強をされていました。
目に見えないもの。。。という部分に、彼女の仕事に対してのプライドや向上心を感じました。
仕事は、言われたこと、やるべきことをただ単にこなすのでは、現代ロボットもできます。
1日の3分の1の時間を仕事に費やすとしたら、やりがいと誇りをもって仕事をしていきたいものです。