介護を続けるなら介護福祉士を目指そう!
~介護を続けるなら介護福祉士を目指そう!~
高齢化社会が叫ばれる昨今、介護に関するニーズは日々高まっています。
しかし、介護職=誰でも出来るとのイメージが強く、まだまだ専門性の高い職業であると世間一般の方は思っていません。
ですが、仕事をしてみると医療や福祉分野の色々な技術や能力が必要な職業であると実感されると思います。
介護とは多職種連携にて成り立つのですが、カンファレンスなどで医師や看護師、管理栄養士が話している事が理解出来なければ統一したケアが出来ないどころか本人様に迷惑をかける可能性もあるのです。
また、介護職員は社会的地位もあまり高くなく、給与水準も低いが為に結婚の為離職する人も少なくありません。
とはいえ、皆さんは希望を持って介護の仕事に就かれたと思いますので、少しでも自分の立場を有利にするためにも介護福祉士の資格取得をオススメしたいと思います。
そもそも介護福祉士とは?
介護福祉士とは三大福祉系資格と言われており、国家資格に属します。
いわば国から認められた介護のスペシャリストと言うことになります。
施設・在宅はもちろん、生活相談員やサービス提供責任者等の要職につくことも出来ますので、需要はとても高いといえます。
また、次の資格としてケアマネージャーを目指すことも出来ますので、キャリアアップには必要な資格と言えるでしょう。
介護福祉士の試験って難しいの?
例年の合格率は60%台を推移しており、そこまで取りづらい資格ではないことが分かります。
試験は年に一回、マークシート形式で行われ基礎資格を持っていることにより試験問題数は増減します。
昔は実務経験3年以上+実技試験(一定額を支払うと実技は免除されていました)でしたが、平成29年度より法改正にて試験要領が変わりました。
受験資格について実務経験3年以上は変わりませんが、実務者研修の修了が必要となり専門性のある学校に一定期間通う必要が出てきました。
また、実務研修を終了したとしても交付まで終わらせないと受験出来ませんので気をつけて下さい。
加え試験項目の中にたん吸引などの医療に関する事柄が追加されており、多少難易度が高くなっています。
とはいえ、冷静に試験内容を読み解けばそこまで難しい事はありません。
どうしてそんなことが言えるのか?
実は「国外からの介護福祉士受け入れ」が関係しています。
インドネシアやフィリピン、タイから介護福祉士になるために日本に来られているのは皆さんご存知かと思います。
しかし、海外の方が日本にきて言葉を覚えながら仕事をするのはとても大変で、特に日本語は独特の言い回しや漢字が難しい事もあり資格を取ることが出来ないのでは?と懸念されました。
その問題を解消するために、試験内容ではひらがなを多用し、気をつけなければならない部分(例えばこの問題の中で間違えているものを2つ選びなさい)をわざと大きな文字で表記されていますので、落ち着いて問題を見返すと十分溶ける問題ばかりかと思います。
また、実技試験が無くなりましたので、筆記試験に集中することが出来るのです。
実務者研修ってなあに?
昔は介護基礎研修及びホームヘルパー一級に当たる研修で、この項目を終了するとサービス提供責任者につくことが可能です。
また、平成29年度より介護福祉士を取得するためには必ず受講する必要があります。
初任者研修(旧ホームヘルパー2級)も同じくサービス提供責任者になることは可能ですが、介護福祉士の受験資格を得ることは出来ません。
料金や受講時間は基礎資格をどの程度持っているかにより変わりますので、各自ご確認下さい。
資格を取るメリット・デメリットはあるの?
メリットとしては、サービス提供責任者等の要職に就く事による給与の増加、資格手当の追加、今後創設されるであろう「主任介護福祉士」へのステップアップになる。
転職する際に有利である事が挙げられます。
デメリットとしては、責任ある立場として肉体的・精神的ストレスがかかる。受験場所が限られており、下手をすると前泊する必要がある。
受験する際に3年以上の実務経験と講習を受講しないといけないので、時間とお金がかかることでしょうか。
しかし、今後介護の仕事を続けるにしろ続けないにしろ、持っていても損はない資格と思います。
先程申したとおり、転職する際にはとても有利な資格ですので持っていても損はありません。
■おわりに
いかがでしょうか?
資格を取るのは大変ですが、今後の自分の人生を豊かにする為にも是非取得をオススメします。
何があっても資格は自分を裏切りません。
最近景気が良くなったとはいえ実感できないこの世の中、手に職を持つ事で安定した自分の生活を手に入れましょう!