介護やってて、大変だった事ベスト3
介護スタッフの経験者が身近にいないと就職後に何が大変なのか分かりません。
そのため、未経験者は就職後に思い描いていたイメージと違うことから仕事に自信や意欲をなくし中には退職までしてしまう方もいます。
しかし、就職後に大変だったことを知ることで向き不向きも分かりより自分に合った働き方を選ぶことができるのです。
私は介護講師をしていますが受講生はよく就職後大変だったことを教えて欲しいと言います。
「大変なことなど知らなくてもいいのに」と思いますが、就職前に知っておくことで心得ができるため知っておきたいのだそうです。
今回は介護未経験者へ、元介護士が介護スタッフをやって大変だったことをお話します。
これから介護スタッフを目指す方はぜひ参考にして下さい。
大変だった事①専門用語を覚える事
介護スタッフは専門職であるため仕事場では常に専門用語が飛び交っています。
聞いたこともない言葉を耳にするとつい先輩に聞いてしまいますが、介護スタッフとして働く以上知らないでは済まされないため、就職前に最低限の専門用語を覚えることが大切です。
例えば臥床・着床(がしょう・ちゃくしょう)はベッドで横になることを意味します。
反対に起床・離床(きしょう・りしょう)はベッドから起きることを意味します。
同じ意味の言葉が2種類あるためこの言葉を聞いたらイメージできるようにしましょう。
また、専門用語は意味が分かるだけでなく書けるようになることも大切です。
介護スタッフはカルテに記載する記録業務もあります。
場所によっては電子カルテでパソコン入力をしていますが、どこに就職しても安心できるように専門用語は書けるようにしましょう。
介護の専門用語は書籍やインターネットなどを調べると分かります。就職前に覚えておくと仕事もしやすくなるためぜひ覚えておきましょう。
大変だった事②利用者の介護方法を覚える事
未経験者は直接利用者の介護をしたことがないため、1から介護方法を覚える必要があります。
初任者研修を持っていれば実技授業で基本が学べますがあくまでも基本です。
介護現場は利用者の状態に合わせた介護を臨機応変に行う必要があるため基本を展開していく必要があります。
そのため、初任者研修を持っている方は介護の留意事項だけは覚えて実技的なことは就職後に1から覚えるようにしましょう。
無資格の方も実技は動画などを見て目安として覚えると安心できます。
留意事項は書籍やインターネットなどで調べて予習しておくと仕事の吸収が早いでしょう。
一人一人介護方法は違うため慣れるまでは大変ですが就職前は予習、就職後は復習が大切です。
大変だった事③利用者の名前を覚える事
私が介護サービスに就職して一番大変だったことは利用者の名前を覚えることです。
仕事を覚えるためには担当フロアの利用者の名前を早く覚えなければいけません。
利用者は1フロア9名~25名います。
利用者の名前を覚えるコツとして似顔絵を書いたり写真を借りて職場内で閲覧する方法があります。
また、食堂の座席図を書いてそこに利用者の名前を書いていくと早く覚えられるためおすすめです。
利用者の名前を覚えないとコミュニケーションも信頼関係も作れないため仕事にも影響してしまいます。
就職したら一番最初に覚えるようにしましょう。
まとめ
介護スタッフになると就職前と想像できないような大変さがあります。
ですが、利用者の名前も専門用語も、そして介護方法もきちんと復習していけば必ず覚えられます。
就職して慣れるまでは大変かもしれませんが、頑張っただけ早く追いつくことができるでしょう。
大変なことも成長していくための過程です。ぜひ前向きに介護福祉士を目指して下さい!