知りたい!介護職の本当の仕事内容について介護講師が解説するよ!
介護スタッフの代表的な仕事内容は身体介護ですが、それだけを意識して仕事をしていると毎日が「流れ作業」になってしまうため職業人として一歩も成長することができません。
しかし、介護スタッフの本質を知ったうえで仕事内容を理解することで目的、目標を持って仕事ができます。
そのため、結果的に介護スタッフの本質を理解しているスタッフの方が職業人として成長するのです。
今回は未経験者の方へ介護スタッフの本当の仕事内容をお伝えしたいと思います。ぜひ就職後の成長に活かしていって下さい。
介護職は利用者との関係を育てる仕事
介護スタッフはただ介護を行う仕事ではありません。
利用者と人間的な交流を通してお互いの信頼関係を育てる仕事でもあります。
これは介護スタッフの基本的なことです。
利用者との信頼関係が大切な理由は「介護が利用者あっての仕事」だからです。
利用者から受け入れられなければその方の介護ができないため介護スタッフとしての価値がなります。
当然あってはならない事態ですが利用者との関係がうまくいかず介護拒否をされる方も中にはいるのです。
介護拒否をされると他の介護スタッフが対応をすることになるためあなたの仕事が「不十分」となってしまいます。
これは専門職として決してあってはならないことです。
介護スタッフは仕事を円滑に行うためにも利用者との信頼関係を育てることが一番大切です。
信頼関係さえ構築していれば多少効率が悪くても文句を言われることはないでしょう。
未経験者は利用者との信頼関係を築くためにぜひ日頃からのコミュニケーションを意識して下さい。
介護職は利用者の幸せを追求する仕事
介護スタッフの目的の一つとして、「利用者の幸福の追求」があります。
介護サービスを利用する利用者に限らず私たち人間は誰もが幸せになる権利を持っています。
そのため、介護スタッフはサービスを利用する高齢者、障がい者の幸せを常に考えていくことが福祉の原点であり大切なのです。
仕事に慣れるまでは考える余裕がありませんが、慣れてくると必ず仕事に対する視野が広がります。
日々の業務の中で「どうしたら利用者がもっと豊かな生活が送れるか」ということを考えながら仕事を行うようにしましょう。
介護職は利用者の願いを叶える仕事
介護スタッフは利用者の幸せを考えることも必要ですが、利用者の幸せを叶えることも大切です。
利用者を注意深く観察していると色々な願いを耳にします。
例えば「お花見に行きたい」、「おいしい物が食べたい」、「家族に会いたい」などこういったことはすべて「利用者の願い」になるのです。
こういった利用者の願いをくみ取り実現への手助けをすることも介護職としての大切な役割なのです。
利用者の願いを叶えることは利用者の幸せにつながるため、介護スタッフとしての仕事を十分に果たすことにつながります。
利用者の願いを叶えられる介護スタッフは将来的に自分の願いを叶えることにつながるでしょう。
まとめ
介護スタッフは単に利用者の介護だけをすればいいのではありません。
そういった感覚を持つ介護スタッフは仕事にやりがいを持つことができなく、毎日流れ作業のような単調な仕事しかできません。
介護スタッフの本当の目的は「利用者の幸福実現への手助け」です。
介護サービスを利用する方は日常生活に何らかの支障があることから、当たり前である「幸せの権利」が実現しにくい特徴があります。
利用者の幸せを常に考えること、そして利用者の幸せをくみ取れる介護スタッフこそが福祉業界が必要とする「本当の介護スタッフ」なのです。
あなたも利用者の幸せを実現できる介護スタッフを目指して下さい。