介護は薄給?特別養護老人ホームなら薄給じゃないですよ
特別養護老人ホームって何をするところ?
「特別養護老人ホーム」という言葉を聞いて、みなさんどのようなイメージがあるでしょうか。
「最終的に利用者が入所するために予約が殺到しているところ」
「職員も作業的に介護をしている大変そうなイメージ」
もしかするとそういうイメージもあるかもしれません。
いざ資格を取って働きたいと思っても、介護の仕事の中でもキツいイメージが頭から離れませんよね。
「体力もキツそうだし、私にはできそうにない」
「先輩方も余裕がなさそうだしちゃんと教えてもらえるか心配」
そう考えてしまうかもしれませんね。
しかし、特別養護老人ホームも近年見直しが進み、利用者さんにも職員にも過ごしやすいように改善されてきています。
ここでは特別養護老人ホームについて説明していきます。
介護のお仕事は体力がないとダメ?そんな事ない
私も体力には自信がない方ですが、介護の技術は力だけではありません。
おそらく授業でも習ったと思いますが、介護の技術にはコツがあります。
確かに特別養護老人ホームでは、要介護者の利用者さんがたくさん入所されています。
排泄介助や入浴介助などの介助は他より多いと思います。
しかし、介護はある程度数を踏まないと技術は上がりません。
そして様々なケースの利用者さんがいる為、知識と経験は一番早く上がります。
他で働いている職員よりも、慣れるスピードも速いです。
私も最初は大変でしたが、その分慣れるスピードも速く、回数を重ねるごとにコツをつかめるようになりました。
そして介護技術のコツを覚えると、自身の身体も守ることができるようになります。
先輩方も未経験から始めている方も多いので、仕事の悩みや相談なども親身になってアドバイスしてくれます。
職員の人数も多いので、周りのサポートも手厚く心強いですよ。
介護は薄給?特別養護老人ホーム給料は比較的高め
他の施設と比べて、特別養護老人ホームの給料は高めに設定されていることが多いです。
よって他の職種から転職される方がこちらを選ぶケースも多くあります。
20~50代で転職される方も多く、未経験から始めたという方もたくさんおられます。
また夜勤手当がつくので、他の日勤の仕事よりも給料が高くなります。
介護福祉士を目指せる
実務経験を3年積み、「介護職員実務者研修」を受講することにより、国家資格である「介護福祉士」を目指すことができます。
この資格を取ると、正社員を目指す際には大きなポイントとなります。
特別養護老人ホームでも重宝されますので、給料アップも望めます。
また、現場リーダーを目指すことも可能になります。
後輩にも介護技術を伝える自信がつくようになるでしょう。
介護支援専門員(ケアマネージャー)を目指せる
また実務経験を5年積むことで、「介護支援専門員」を目指すことができます。
特別養護老人ホームでは、「施設ケアマネ」という職種があります。
施設に入所された方を担当する職種です。
現場で経験を積み、施設ケアマネとして勤務される方も多いです。
介護現場以外の道を目指すこともできるようになります。
特別養護老人ホームで浸透してきている「ユニット化」
近年、入所施設ではこの「ユニット化」を採用している施設が増えてきています。
この言葉は、福祉先進国であるスウェーデンから始まったと言われています。
基本的に入所施設で過ごす利用者さんの人数はとても多いです。
場所によりますが、およそ50~100人の施設です。
この中でさらに利用者さんへの担当を少人数に分けて、「より細やかなケアをおこなう」という取り組みです。
日本の施設でも今、この取り組みを取り入れる施設が増えてきています。
よって職員も作業的な介護ではなく、ひとりひとりに丁寧なケアがおこなえるようになるわけです。
「体力的にキツいイメージ」が払しょくされますよね。
介護の求人情報の探し方
施設のユニット化が進んできているといっても、法律的に義務化されているわけではありません。
みなさんのお近くの特別養護老人ホームが制度を取り入れているかどうかは不明です。
いざ働いてみたいと思っても情報が入りにくいですよね・・・。
面接で聞くこともできるでしょうが、なかなか聞きにくいかもしれません。
そしてみなさんにも様々な事情もあると思います。
「世帯収入が気になるので週2~3回ぐらいがいい」
「ちょっと夜勤はやりたくないかも」
など、人それぞれ理由もあると思います。
私がお伝えする方法として、介護の派遣会社に登録することを強くおすすめします。
理由は、派遣会社に登録をおこなうことにより、自分の希望する勤務体系や場所などを先に伝えることができるようになります。
そして派遣会社の担当者が、希望に合った勤務先を見つけてくれた上で連絡してくれます。
面接の際もひとりではなく、担当者が同行してくれますので、相手に確認しにくい内容でも担当者が確認してくれます。
面接に対するアドバイスもおこなってくれます。
また、特別養護老人ホームのユニット化などの情報も担当者に事前に確認することができます。
登録自体も無料な上に、自分の気にいる条件が見つかるまで何度もサポートしてくれるので安心です。
案件も非常にたくさんあるので、本当におすすめですよ。
おわりに
いかがだったでしょうか。
以前は閉鎖的なイメージや、激務のイメージがあった特別養護老人ホームですが、近年はより良くするための改善が進んでいます。
そして自分の働きたい職場が見直されてきているのかを知りたい時、ひとりではなかなか情報を集めるのは難しいです。
かといって、近所の口コミの噂はひとり歩きしてしまうことが多いです。
「あの施設はちゃんとしていないらしい」
「あそこの職員は大変そうだって聞いたよ」
はたしてそうでしょうか?
情報のアンテナは常に張っておかないと、思わぬチャンスを見逃してしまうかもしれません。
派遣会社の情報は常に最新ですので、施設の特徴や取り組みなどを間違いなく取り入れることが可能です。
特別養護老人ホームの情報も本当にたくさんありますよ。
まずは一度、ご自身で介護の派遣会社に登録して、話を聞いてみてください。