介護の仕事の本質
介護、福祉の仕事はどういう仕事?
介護って何?
介護の仕事は、そもそもどういうものなのでしょうか。
介護の将来性は?
介護職は高齢者がこれから増加していくので、将来的にもっともっと必要になっていきます。働く方から考えれば、介護業界の将来性はとても高い、という事になります。
今でも介護職=ヘルパーは足りてません。老人ホームでは、求人を打っているのに人が来ない事に嘆いています。
今ですら介護施設の中には、人が来ないから閉鎖、なんていう施設もある位です。
これから先、介護ができる人材が世の中に必要なのです。
日本の社会に限定していえば、人口構造的に介護職はめちゃくちゃ必要とされる職種です。
規制緩和で外国から安い賃金で介護の人手が入ってくるんじゃないの?
私自身、介護をし始めてわかったのですが、少なくとも日本国内の介護職は外国人には難かしいです。
外国人にもできるのですが、外国人だけで介護施設の職場を形成する事は不可能(に近い)と思うからです。日本で介護施設をやる場合、少なくとも中枢にとても介護への情熱を持った日本人の人物が必要になります。
そういう人物を外国人の中から育てるのはちょっと難かしいからです。
日本に生まれた日本人で、さらに今日本が必要としている介護職、ここには将来性があります。間違いなく。
やりがいは?
介護を必要としている人の介護をする事自体が、社会に貢献できる事です。
…というのは、教科書的な建前です。
正直、やりがいに関しては、私は介護職の人、それぞれだと思います。
介護は人を幸せにするサービス業といえますが、その現場は認知症になられたご老人との対面です。ホント、私も介護やってみるまで想像もできませんでしたが、実際、認知症のご老人に暴力や暴言をされると、精神的にかなり応えたりします。
人によってはやりがいとは、お世話をさせていただいた後に、ご利用者の方から、ありがとね、と言われる一瞬だったり、ご利用者様との会話だったりします。
つらい事も多い介護職では、やりがいは、自分自身で見つけていくものだと思います。
介護職のメリット
これに関してはとてもたくさんあります。
嫌な職場に留まる必要がない
たとえば、職場がたくさんあるわりに働き手が少ない為、自分が介護福祉士(介護経験3年以上の後、合格率の高い試験に合格、もしくは福祉系専門学校で取得可能)になれば、いくらでも職場を変えれるという事です。
介護の仕事って?
普通に生活ができなくなった方に対して、国の有資格者が介護度という数字をつけます。
介護度は1から5までの数字で、数字が高くなればなる程重症という事になります。
生活するうえで、たとえば、排泄ができなくなったり、食事ができなくなったりしている人を介護するのが仕事です。
介護サービスは、直接利用者からもらうのではなく、介護保険から出る
知ってる人にとっては当然ですが、介護のお金の流れと、世間一般の企業のお金の流れはぜんぜん違います。普通はサービスの対価としてお金が入るのですが、介護の場合は、介護をされる人が直接お金を払うのではなく、介護サービスを受けた後に、それが国に対して申請され、その後、介護保険料というお金が国から支払われます。
この制度の事を社会保障制度といいます。
介護保険制度では、原則介護サービスを受けた人は1割のみ負担で、残りは介護保険料と税金から支払われます
間接的にお金が入ってくる分、介護現場ではお金を払ってる方だから偉そうにやれ!というお年よりと、遠慮がちにサービスを利用するお年よりに分かれます。
介護業界の給料は?
今は安い方ですが、先ほどもお話したように、人口構造的に介護職はめちゃくちゃ必要とされる職種です。
月給平均はその介護施設に大きく左右されます。介護の登竜門である、介護職員初任者研修を受けたばかりの人、もしくは全くの無資格の状態から、介護士になった時に、手取り給料が一番高いのは特別養護ホームか、競争力のある大手企業がやっている有料老人ホームです。有料老人ホームをやっている主な上場企業の年収としては、ツクイが平均年収389万円、ケアサービスが平均年収386万円あります。
もちろん、これは平均年収です。クラスがリーダークラスになってきたり、ケアマネだったりという上級クラスになると、平均年収を大きく上回って取れるようになります。
平均的には低い介護職の給料
介護職の給料は、勤続年数5.5年で月間給料22万弱、賞与、45万円弱で年収307万円位になります。
ただ、平均が低いだけです。もらえるところを選んで行けば、平均を上回る給料をもらう事は当然可能です。