介護士になるには?現役介護士が解説します!
介護職になる人を増やす為の国の計画値
下記のグラフはNHKのクローズアップ現代で出ていたグラフです。
介護職は必要とされているのに、介護職になる人は少なく、せっかく介護職についても離職される人が多いです。
肉体的に負担となる夜勤
夜勤専属のシフトを作る施設が出てきています。ですが、正社員から夜勤専門の職員を取るとなると、反対に日勤専門の職員もできる事になります。
NHKの番組で出ていた施設(社会福祉法人あかね)では、夜勤専門シフトを作って日勤帯の満足度を上げる事や他の施策により、離職率を半分まで下げていました。
夜勤専門で働くという選択肢
夜勤のみの勤務形態で求人募集しているところもあります。
たとえば、夜勤専門正社員で9時間勤務で月収40万という施設もあります。
派遣で、夜勤一回21500円~23000円という給料の施設もあります。
給料の良さとその他メリットも考えると、結構悪くない選択肢だと思います。夜勤専属のメリット1 人間関係リスクが少ない
介護職ってホント人間関係が厳しい場合が多いです。小規模施設ですと、1人で夜勤帯を見る場合があります。そうなると、人間関係ストレスがかなり低減されます。
夜勤専属のメリット2 入浴介助がない
入浴介助がない!これ、デカいですよね。今介護職をやっている方ならわかっていただけると思いますが、
入浴介助ってすごく大変ですよね。見たくもない老人の陰部を見たり、老人の陰部をタオルで拭いたり…、着脱している時に放尿されたり排便されたり…、またかがむ事も多いので腰の負担もキツいです。
夜勤専門だと、入浴介助をしなくていいというメリットを享受できる
もちろん入浴介助が国なならないという人もたくさんいらっしゃいますので、この辺りは主観なんですが。
介護職で入浴介助が嫌という人は多いです。
私も実は入浴介助が嫌という人の一人です。
まぁ、嫌だと言っていても、入浴介助の日は来るので、やるしかないのでやってますが。
入浴介助の業務が始まる前は嫌だけど、始まってからは別に嫌じゃなくなります
正直、ゆっくりとご老人の方と1対1で話せるのでその意味ではいいです。
ただ、介護職についてから1年目は、本当に入浴介助が嫌でした。
介護職で入浴介助が嫌という人は多い~介護職で入浴介助が嫌という人はどうすればいいか? | 介護なら未経験でも就職できるよ
入浴介助業務が始まってからは、もうやるしかないって思ってやってるので、別に嫌じゃなくなりますが、やる前は嫌だなぁって思うので、やっぱり深層心理では入浴介助嫌だなぁって、私の場合は思います。
私と同じように入浴介助嫌いな人、結構たくさんいらっしゃると思います。
そういう方にとって、夜勤専属のメリットの入浴介助がないっていうのは結構大きなポイントだと思います。
介護職の給料
介護の平均月収は21.8万円
全産業の平均月収は32.4万円です。
下の図は厚生労働省が作った介護施設職員と他業種の平均年収の比較(女性版)です。
サービス業(販売店員)と比べると給料はまだマシですが、全業種と比較すればまだまだ低いです。
予算がないといわれる中でも、国は介護職になる人を増やす計画を立てて、介護職の給料を高くしようとしています。
でも、現実は他業種と比べると給料が高くないです。
私も介護職員として働く前、介護って給料低いのが嫌だなーって思ってました。
ですが、工夫して就職する事で、上記の平均月収を上回る360万円弱の年収で給料をもらっています。
未経験から3年間勤める→介護福祉士資格を取って給料アップ!
介護福祉士資格は福祉関連の中でも超人気の資格です。介護の仕事というのは無資格未経験でも正社員として就職したり、パートで働き始めることもできますが、それでもみんな3年働いた後に介護福祉士資格を取ろうとします。
介護福祉士資格があると、施設は介護報酬面で100%の報酬が得られるからです。
介護未経験者を採用して働いてもらう場合、国から降りるお金は減額された状態です。ですが、介護福祉士を雇うと、介護施設には減額されない状態でお金が入ってきます。
ですので、介護福祉士以上を採用します、となっている企業がたくさんあるのです。(もちろん探せば未経験から就業OKという介護施設もたくさんあります。)
介護の資格は本当に重要です。
介護福祉士の資格があれば、給料も変わってきます。
手当てが月5千円から1万円違ってくるのです。介護福祉士は、登録することで、国から介護の専門家として認定される事になります。
やはり介護を受ける人や、その家族からの信頼度が違ってきます。
また、再就職が有利になるのが介護福祉士資格です。
この資格があれば人が足りている介護施設(今はそんな施設ぜんぜんなくて、どこも人が足りてない介護施設ばかりですが)以外はどこを受けても受かる事でしょう。
それだけ介護未経験と介護福祉士資格を持った人とは違いがあるのです。
これから介護をはじめようと思っている方は、まずは3年勤めて、介護福祉士資格を目標にしていくのがいいですね。
介護福祉士資格は、福祉の現場で働きたいと考えている人には必須資格の一つと言えます。介護福祉士を取ってから10年勤めれば処遇改善加算で月8万円も給料が上がる
2019年10月から長期(10年)働いている介護福祉士の給料をアップさせる政策が実行されます。処遇改善加算という制度です。