介護職ってどのくらい有給取れるの?介護講師が解説するよ!
介護スタッフは交代勤務であるため一般企業よりも思うように有給が取れません。
特に人手不足の職場なら有給を取ることで代わりがいなくなるため余計難しいでしょう。
しかし、介護スタッフは交代勤務でも土日などスタッフの少ない日を利用して有給を取ることができます。もちろん平日にだって取ることができるのです。
今回はこれから介護スタッフに就職する方へ、介護スタッフの有給についてお話したいと思います。
有給に不安を抱える方もこれで安心できるでしょう。ぜひ参考にご覧になって下さい。
介護職の有給は入社半年後からもらえる
介護スタッフの有給は一般企業と同じように入社半年から発生します。
体調不良で半年以内に欠勤すると欠勤扱いになってしまうため気をつけましょう。
職場によっては葬儀に限って欠勤扱いにしない所もあるため確認してみることも必要です。
半年後に得られる有給数は平均6日です。そこから年度末ごとに毎年増えたりしていくため、日数を考えながら上手に使っていきましょう。
介護スタッフの有給は交代勤務の中で使用するため上司の許可がないと取れません。
有給を使う際はどんな事情で使うのかきちんと説明できるようにしておきましょう。
また、職場ごとに使用頻度を決めている所もあります。有給は社員が自由に取って良いものですが、周りの様子も見ながら少しずつ取っていくことも大切です。
次の項目では介護スタッフの有給がどのくらいのペースで取られているかご紹介します。
介護職の有給は3カ月に1~2日が平均
介護スタッフが有給を取得する頻度はおよそ3カ月に1~2日です。
有給自体は毎月誰かしら取っていますがそれを全員が一斉に行うとシフトが回らなくなってしまいます。
そのため、3カ月ごとにしてスタッフの有給が集中しないように配慮しているのです。
ただ、昇格すると勤務表を作る可能性があるため休日を調整できたり有給を毎月入れることも可能です。
どこの職場でもそうですが長年働いている人が優遇されるのは介護業界でも同じことなので覚えておきましょう。
これから介護就職をする方は3カ月に一度、旅行などの計画を立てるのが良いかもしれません。
また、介護スタッフはお盆休みや年末年始、GWにカレンダー通り休みが取れない分、他の所で有給を合わせて3~4日の連休を取れることがあります。
職場によっても日数や規定が異なるため応募前に有給の取得頻度について確認しておくと良いでしょう。
退職時は有給を全部消化できるの?
介護スタッフの退職時はどこでも有給消化を行っています。
ですが、業務規程によって勤続3年以上など規定を決めている所もあるため応募前に確認しておくようにしましょう。
私の働いていた施設では勤続2年以上から退職時の有給消化ができました。
消化数は勤続年数によって決められていたため、10年以上勤務しなければすべて消化できませんでした。残りは切り捨てでした。
職場によっては消化できない有給を買い取ってお金に変えたり、最初からお金に変えて支給する所もあります。
こればかりは職場によって違うためしっかり確認しておきましょう。
ただ、小規模のグループホームやデイサービス、老人ホームなどはスタッフの人数も少ないため退職時に有給がなかなか取れません。
そのため、有給を賃金に変えて支給することが多いようです。
介護サービスによっては最初から有給を切り捨てる所もあるため、まずは確認してみましょう。
介護職ってどのくらい有給取れるの?まとめ
介護スタッフは交代勤務なので3カ月に1~2日の有給が取れると思って下さい。
それ以外にも長期休暇分を別の所で有給と組み合わせて取ることもあります。
有給規定は介護サービスによっても全然違うため気になる方はまず応募先に確認してみましょう。