利用者から好かれる介護の仕事のやり方とは?現役介護士が教えるよ
「利用者から好かれる介護士」を想像してみてください?
きっと、高齢者に寄り添い笑顔の介護士ではないでしょうか。
介護士は、ただ身体的な身の回りのケアをするだけではありません。
時には、一緒に雑談をしたり、一緒に笑ったり心に寄り添う仕事でもあります。
今回は、『めざせ!どうせなるなら利用者から好かれる介護士とは』をご紹介します。
利用者から好かれる介護士とは:明るい笑顔
介護技術は、回数を重ねれば上達していきます。
ご利用者さんによってケアの順番が違ったり、方法が変わったりします。
慣れるまでは、失敗や苦労の連続でしょう。
しかし、それにめげない気持ちは大切です。
失敗したり、先輩介護士に叱られてむっとしてしまうようではいけません。
せめて、ご利用者さんの前では、笑顔でいましょう。
ご利用者さんたちは、介護士を本当によく見ています。
利用者は介護する人間が仕事に身が入ってないのをすぐに見抜くことができるのです。
利用者から好かれる介護士とは:話し上手
話し上手は、聞き上手です。
よく話を聞いたうえでポイントを押さえた言葉を投げかけて無口なご利用さんをしゃべらせたり笑わせる力があります。
自然と人が集まり、周りをパッと明るくすることができます。
ひたすら自分の話をする介護士は沢山います。
しかし、話し上手はそこから意見をきいたり、以前話していた話題を出して話を広げることができます。
「先週、お孫さんが来るって言ってらしゃいましたが、どこかお出かけされましたか?」やテレビをみて「ここは、○○さんの出身でしたよね。素敵な場所ですね」など利用者さんの背景を生かして話題を広げます。
その際、相手の目を見てはきはきとゆっくり話すのが大切です。
意外と早口になってしまう介護士がいますが注意しましょう。
利用者から好かれる介護士とは:盛り上げ上手
特にデイサービスで見られるレクリエーション。
このときに、ゲームを盛り上げることができるスタッフは利用者さんからも介護スタッフからも重宝されます。
時には、司会者のスタッフや、ご利用者さんに冗談を言ったり会の進行をサポートします。
輪から利用者さんが外れないように、目配りや気配りができるのが特徴です。
「私は、ゲームはやりたくない」と参加しない方も中にはいます。
盛り上げ上手な介護スタッフが誘うと、表情が一変しコロッと笑顔でレクリエーションに参加してくださる方は沢山います。
盛り上げ上手な介護スタッフはがいれば、ご利用者さんの意欲をうまく引き出し、満足度の高い時間を提供できるのです。
利用者から好かれる介護士とは:温かい心と鋼の心
利用者さんとの関係は、楽しいことばかりではありません。
ご利用者さんの中には新人の介護士を嫌う方もいます。
実際に「新人はあっちいけ」「こっちにくるな」と目を合わせようともしない方もいました。
しかし、これは仕事です。
心が折れるような言葉を投げかけられても、仕事はこなしましょう。
辛いかもしれませんが、どうすれば懐に飛び込めるかを観察することをおすすめします。
他の介護士は、どのように話しかけているか、どんなケアをしているか、介助方法やお茶を出すタイミングなど、よく観察しましょう。
ベテラン介護士の真似をすることで、利用者さんからの攻撃の標的からすんなり外れることもあります。
まとめ
今回ご紹介した『めざせ!どうせなるなら利用者から好かれる介護士とは』は、いかがでしたか?介護士とご利用者様の相性はありますが、好かれる介護士は、どんなご利用者さんの笑顔を引き出すことが上手です。
そして、介護士として努力を惜しまないことです。
技術、トーク、情報を把握し、利用者を単純にひとくくりにせず、利用者一人一人に柔軟に対応することができる介護士は人気者です。
長く介護士として勤めるのであれば、ご利用者さんとの関係も良好できる力を見につけましょう。