介護職ってつらいの?経験者が語る!介護の仕事のほんとのところ
介護は休みがしっかりと取れる業界、というメリット、介護職ってつらいところ、介護の仕事のほんとのところ
介護の仕事と言われてみなさん、どのようなことを思い浮かべますか?
基本的に介護は人のお世話をすることですのでキツイ仕事と思われがちです。
しかし、やってみるとそういうことばかりではありません。
楽しいと思える部分もたくさんあり、学べる部分もあります。
今回はそういった部分について少しお話していき、皆様のお役に立てればと思います。
介護の求人がいつも出てる理由
さて、皆様仕事を探す際に何か気づくことはありませんか?
あまり気にせず求人を探していると見落としてしまうようなことなのですが、介護関係の求人が多いと思ったことありませんか?
新規オープンスタッフ募集!未経験者OK!などと記載された介護士の募集をよく見かけると思います。
なぜ介護の求人が多いのでしょうか
介護は決して優遇された業界とは言えません。
身体的にもキツイ部分もあるし、給与の面で見合っていない場合も多いと思います。
デメリットばかりが目立ってしまい、取り上げられていますが、実は良いところもたくさんあります。
介護は人生のプランナーだと私は思います。
介護士の介護一つで良い人生だった!と思ってもらえるからです。
高齢者の介護をすることにより、その人の最期の時を演出することが出来るのです。
しかし、それらを経験する前に離職する人が多いのが現状で、常に人手不足の業界になっています。
ですから逆を言えばとても入りやすい業界とも言えます。
最初がきついのはどの業界も当たり前です。
楽な仕事などありません。
介護は入りやすいうえにやってみるととても奥深い仕事なので私はお勧めします。
介護現場で活躍する30代40代とは
ではその介護業界ではどのような人が働いているのでしょうか。
私が見て経験したところだと、10代で介護士になる人はほとんどいませんでした。
それよりも主軸となって働いているのが30代40代の女性でした。
年齢は介護に一切関係ないと私は思います。
しかし、高齢者と向き合う仕事ですのである程度の人生経験がないと会話も成り立ちませんし、対処に困ることもあります。
ですから30~40代の人材が一番活躍できるのではないかと考えます。
そして介護は食事や掃除・洗濯といった生活を補助する仕事もありますので男性よりも女性の方が向いていると感じています。
もちろん男性も現場では重宝されます。
どうしても力に頼る場面というのはありますので男性スタッフがいると現場としては心強いと思います。
今言ったような30~40代の年代のみが適切というわけではなく、介護士というのは気遣いが出来て優しい人であれば基本適性能力はあると思います。
相手と向き合えて相手のことを考えてあげられる心を持った人は介護に向いているといえるでしょう。
介護は未経験でも大丈夫!
最初に言います。介護士は未経験でも大丈夫です。
私は脱サラから介護未経験で介護福祉士という国家資格まで取得しました。
覚えることは沢山ありますが、それは違う業界でも同じです。
それ以上に介護には答えがない分すべての行いが正解といえます。ですから基本を覚えてしまえばあとは介護士の思いやり一つなのです。
逆に下手に経験があるほうがやりにくい場合も時にはあります。
前の施設では違ったやり方をしていたと先入観で他職員とトラブルになるケースもあります。
ですから未経験と言って臆することは一切ありません。
どんなキツイ仕事でも必ず慣れます。
向き合うことが出来るので介護の悪い面ばかりみるのはやめましょう。
高齢者と寄り添うことで自分にプラスになることのほうが多いと思います。
それが給与としてもらえるのでとてもやりがいのある仕事だと私は思っています。
介護に大切なことは技術ではなくやはり思いやりです。
それさえ持っていればどんな人であれ介護に向いていると思います。
ぜひ臆することなく介護に向き合ってみてください。
35歳で転職介護の仕事未経験の人の事例
先ほども言いましたが、私は30歳で出版業から介護職に転職をしました。
転職した理由はこれから高齢者が増えていく中で衰退しない業界だと思ったからです。
転職後、最初は未経験で特別養護老人ホームで働き始めました。
正直仕事が楽だと思ったことは一度もありません。
しかし、想像してたよりも休みがしっかりと取れる業界なんだなと思いました。
以前よりもプライベートの時間は増えましたし、心に余裕も出来ました。
1年もすると仕事自体には慣れて、どうしたらもっと高齢者に喜んでもらえるのだろうと考えるようになりました。
自分の好きだった利用者が亡くなり、お通夜に立ち会った時、その家族から「ありがとうございました」と言われた時に介護をやりだして良かったと自分の仕事にも誇りを持てるようになりました。
このような瞬間には依然の仕事では中々出会えることなく、介護でしか出会えませんでした。
介護は人の死と向き合う仕事でもあります。
しかし、それは必ず自分の糧となり次に繋がります。
ですから私は皆様に介護職を心からお勧めします。
決してほかの仕事が良くないと思いません。
様々な仕事にはそれぞれ良い部分があり、向き不向きがあります。
しかし介護は人間を心から知ることの出来る素敵な仕事と思っています。
ぜひとも皆様にもその感動を味わっていただきたいだけなのです。