お出かけが楽しい!デイサービスの仕事
私がデイサービスに介護員として従事していたころ、本気でハマっていた事があります。
それは「外出」という介護です。
デイサービスでしか出来ない、活動的な外出のお手伝いについてお話します。
デイサービスに来る高齢者
老人ホームなどの入所施設と違って、デイサービスはどちらかと言えば明るいイメージの介護が主となります。
生活の場とは違って趣味を持ち込む人や、その仲間探しで来る人もいます。
当然「介護上の理由」をしっかりと持ってやってきます。
自宅で生活出来ない訳ではありませんが、自宅から出る機会としても活用されています。
デイサービスでの介護とは
一番は「お風呂」を目的として来る方が非常に多い、デイサービスという施設です。
ですからほぼ全ての人に対して、お風呂の介護をしてあげるのがメインとも言えます。
お風呂の時間以外に、リハビリみたいな遊びだったり、体操なんて事をしています。
入所施設に比べると「そんなに重い介護」はしません。
デイサービスの仕事で頭の痛い事
人前で話すのは恥ずかしいという性格であった私にとって、レクリエーションが辛かったです。
そう。デイサービスではレクがあるのです。
利用者をヒマにさせてはいけません。
食事やお風呂以外は、基本的に「何か」してもらわなくては家にいるのと変わりません。
週に1回~でレク担当が回ってきます。
何をするのか、どういった指示を出して体操をするのか考えなくてはなりません。
非常に頭が痛い仕事でした。
書き物や体を動かす等、ちょっとしたものだけど楽しんでもらえるものを考えなくてはなりません。
そして「それ」はウケたりウケなかったりします。
デイサービスから更に外出
しかしやらなくてはいけない「レク」という仕事です。
利用者の中には、「年寄りの学校」なんて呼ぶ人もいるデイサービスです。
私はデイサービスから更に、「どこかへ外出」をよく計画・実行していました。
利用者からしてみたら「学校の遠足」みたいで、喜ばれていたのを覚えています。
苦手と思うレクを外出に変えて乗り越えたりなんてしていました。
思いもよらない発想でレクを自分も楽しむ
なんと言っても仕事は「自分が楽しくなければ」いけない、介護とはまさにそうです。
レクに嫌いがあったとしても、やらなくてはならないのです。
だったら発想を変えて、外に出るというリハビリを兼ねたレクならと思いました。
職員同士の協力は不可欠ですが、時には昼食まで外で食べた事もあります。
介護にしては楽しそうじゃありませんか?
仕事はどんなものであっても、「イヤな事や苦手な事」はあります。
全般において自分が得てするものというのは不可能で、乗り越える必要があります。
デイサービスで働きたいと考える人は多く、介護の中でも人気職と言われます。
しかし私と同じように、レクが苦手という人もたくさんいます。
何も施設内だけでなく、外に目を向けたこんな方法もデイサービスでは可能です。
苦手を克服というよりも、違うアプローチでクリアしてみるのも介護の醍醐味ですね。