オープニングスタッフ求人を見つけるには派遣登録しとくといい

介護スタッフ時給相場とは?!

仕事の内容以外で気になることといえば、やはり給料や時給などの金銭面ではないでしょうか。

一般的に介護の仕事は、ほかの仕事に比べて給料や時給が安いというイメージがあると思います。

実際に、国が介護職員の賃金を底上げする手段として「処遇改善加算」という仕組みを作っているほどですから、社員の給料は決して高いとはいえません。

時給に関していえばパートより派遣の方が高く、派遣の場合はほかと比べて、すごく安いというわけでもありません。
パートの場合、都内だと時給1000円前後、都内近郊の県だと900円～1000円が相場です。

これが派遣になると、1200円～1500円ぐらいになります。

私の知り合いの人などは、同じ時間を働くなら「派遣以外では働けない」と言っている人もいます。

派遣介護士で働くことのメリット

では、なぜ施設は高い時給を払ってまで派遣を雇うのか、と思ってしまいますよね。

確かに、施設が駅から遠くて交通が不便なため、職員が集まらないというところもあります。

ただ、派遣で入ってからしばらくすると、社員になるようすすめられるケースも多くあります。
募集時に「紹介予定派遣」と明記されていなくても、このようなことはよくあります。

派遣はたいてい2か月か3か月単位で更新していきます。

実は、これは雇う側にとっても、働く側にとっても、とても便利なシステムなのです。

面接時には仕事の説明を受け、施設案内もしてもらいます。

しかしホントのところ、人間関係や仕事内容、入居者の方の状況などは、実際にその職場で働いてみないとわからないものですよね。

そこで、派遣のシステムで入職すると、自分がその職場で働いていけるかどうかを見極める期間ができるのです。

その後、社員になるもよし、ならなくても「契約を更新しない」ということで後腐れなく辞めることができます。

逆に、派遣期間だからという縛りが「もう少し」を後押ししてくれることもあります。

新しい介護の職場では、慣れたり名前を覚えたりする最初の1か月がいちばんきついといわれます。

その1か月の間に辞めていく人も少なくありません。1か月我慢すれば楽になって、もっと続けられたのに……という人たちです。

それが、派遣の場合、派遣期間が縛りになって「2か月だけがんばろう」と気持ちを切り替えることができるわけです。

同じ派遣会社からきたスタッフ同士が仲良くなることも多いので、グチったり相談しあったりして、意外と長く続けられることもあります。

介護職員は大型連休がとれない?!

介護の仕事は定着率が低く、人の出入りの多い職場です。

これには、休日の問題が大きくかかわっているでしょう。

病院とは違い、施設に休みはありません。

ゴールデンウイーク、夏休み、正月も関係なく、その代わりになる大型連休をとることも難しいというのが現状です。

過去に普通の職場で働いていた人にとっては、けっこうつらく感じられると思います。

週3日ぐらいの条件で働くのならいいのですが、週4～５日勤務の場合は３連休をとることもままなりません。

半年たつと有給がとれるようになりますが、現場の状況によってはそれも自由にならないでしょう。

派遣で働く人の中には、1年しっかり働いて施設を辞め、1か月休んで、また働くという人がいました。
だから定着率が悪いんだ……ということもいえますが、このように割り切った働き方をしている人もいるのです。

オープニングスタッフを見つけやすい派遣！求人探しの際のメリットも多い

派遣登録は無料で簡単

私は、最近もっぱら派遣で仕事をしています。

仕事を探すときは、求人誌やハローワークのインターネット検索、ネットの介護専門求人サイトを利用します。

希望の職場を見つけたら応募して、その派遣会社に登録します。通常、登録には派遣会社まで行かなければならないのですが、出張登録をしてくれるところもあります。

そして登録のとき、もしくはその直後に、自分が応募した施設に加え、候補としてそれに条件の近い施設を派遣会社のほうから提案してくれます。

そこから選び、施設に面接に行きます。このとき派遣会社の担当者も同行し、面接後にこちらの意思を確認されます。

自分が「その施設では働きたくない」と思ったら、断ってもかまいません。

その後、また別の施設を紹介してくれて面接をする、という同様の流れになります。

派遣会社に登録している人は、数社同時に登録している人が多いです。

そうすると、いい条件の職場があったときには、メールや電話などで連絡してくれることがあります。

「」の資格を目指す

介護の仕事をしている人が目指す最初の資格は、「介護福祉士」という国家資格です。

特別な学校を出ていなくても、3年以上の実務経験を積み、介護職員実務者研修を受ければ受験することができます。

この資格があれば月額1万円ぐらいの資格手当がつき、（必須条件ではありませんが）生活相談員などになることもできます。

3年という実務経験も、同じ職場でなくても大丈夫です。いろいろなところで働いた（実務をした）時間を合算して、受験資格を得ることができます。

介護の仕事は職場に縛られることではなく、技術、経験、知識を自分で身につけていくものです。
だからこそ、その人にあった働き方で続けていくことができます。

そんな気軽な気持ちで、介護の仕事を始めてみてもいいのではないでしょうか。