介護の仕事は未経験者がはじめやすく、長くやれる仕事です
介護職への挑戦!介護人として生きていく~介護を好きになってみる編~
介護を好きになる、その入り口はやはり「興味を持つ事」から始まります。
どんな仕事も最初から経験者ではなく、まずはその仕事に就こうと思った経緯や理由があるはずです。
そんな「介護職を好きになる」までの道のりを少しご紹介しましょう。
介護を始めた動機はなんですか?
筆者が長い時間介護業界にどっぷり浸かる間、色々な方と話す事も多かった中「介護職への動機」を聞いてみました。
- ・親(親族)の介護をしたから
- ・人の役に立ちたい
- ・人と触れ合う仕事を求めて
- ・高齢者が好きだから
その他、動機となるものは比較的ポジティブな理由が大半だと思います。
身近なものが理由となって、介護職を選択するという流れが普通です。
介護の面接で言う事
社会貢献をしたい!ではなくて、「人の役に立ちたい」でいいんです。
そんなご立派な理由なんていりません。
近所のおばあちゃんの手を引きたい、そんな考え方が介護に繋がっていきます。
介護の垣根を作ったのは誰か?
介護をする、と言葉にするといつの時代も「大変な事」という印象が抜けません。
ではこの仰々しさを作ったのは誰なのでしょうか。
ずばり「日本という国」だと言えます。
昔、学校のクラスでやりたくない仕事を「誰かやってくれる人はいませんか?」と先生が聞いてきた経験は誰にでもあるでしょう。
そんな時進んで誰かが手を挙げた、そうなれば問題は解決かもしれません。
しかし、現代の介護問題は違います。
確かにやりたくない仕事と思える瞬間は多いかもしれませんが、「手を挙げる事が恥ずかしい」と感じさせるような側面もあります。
世の中に介護という「常識」は浸透しましたが、仕事としてはまだまだ一般的であるとは言えません。
資格が必要であったりするからでしょうか。
介護って実はそんなものじゃないんです。
その敷居を国が高くしただけで、もっと身近なものです。
言葉自体がその「重み」を位置付けてしまった感があります。
介護の仕事がハイテク化!?
数年前、某N○Kで放送されていたテレビ番組で「介護ロボット」というのがありました。
最近では介護ロボット自体、テレビで聞かれなくなりましたね。
この介護ロボットは「手が不自由な人が操作盤をアゴで操作して、ロボットアームで自分の口まで食べ物を運ぶ」というものでした。
機械の手が自分の口に食べ物を入れてくれるんですよ、何というか斬新と言うより残念です。
自分で操作してとは言え、「餌付け」みたいじゃないですか?
そもそも、手が不自由なのにどうやってその機械と食べ物を設置するのでしょうか。
それを手助けした人が手伝えよ。と、突っ込みどころ満載です。
他でも将来ロボットによる介護が言われ始め、そのテクノロジーは進歩しているかもしれません。
今ではスマホが喋りますからね。
しかしどうしても介護には、「人の温かさ」みたいなものが不可欠と言えるでしょう。
背中をさするのに機械の手じゃ、何となく無機質に感じます。
資格とか経験とかの前に、その「温かさ」が必要なんです。この温かさには資格はありません、誰でも出来るのです。
やっぱり介護のハイテク化は無理!?かもしれませんね。これを読んでいる、そう!あなたの手が必要なんです。
介護の種類が非常に多い現状は働き手にもメリットが?
介護はサービス業です。種類は違えど、保険事業として運営している訳ですから「役所などのサービス業」と変わりはないのです。
役所にいろんな課や部署があるように、介護にも多くの種類があります。
これは「求めるサービスが個人によって違う」からなのです。
それに沿うようにして、国が基準を作り細かいサービスを区分けしているという現状があります。
働き手として考えるとこれはメリットになるとも言えます。
介護の仕事をしてみたいけれど、「やってみたい仕事とやりたくない仕事がある」という方はたくさんいらっしゃいます。
家事の介護は出来るけど、人の排泄(トイレ)はイヤだなんて当然です。
これが好きなんて人は、なんだか少しヘンです。
介護事業として細かいすみ分けがある今の介護サービスでは、働き手として選択肢があるとも言えるのです。
中には自宅に行って「入浴サービスのみ」を個別でやれている事業もあります。
介護の仕事はこれから先も需要が増え続ける
介護を始めようと考えるのであれば、出来るところから挑戦するというのも選択肢の1つです。
この仕事に対する入り口は比較的広いと言えます。
現状からみても、ニュース等で言われる通り先々「介護の仕事は無くならない」と言えるでしょう。
その必要性は明らかです。
病院が当たり前であるように、国が介護の運営を担っていくのも当たり前になりました。
一時は準公務員化するとまで言われました。
実際そうでなくても、現段階で既に半公務員化と言えるほど仕事は無くなっておらず、むしろ増え続けています。
入り口が広い事と長期的な継続を考えると、介護の仕事は選択の余地ありと言えますね。
介護の仕事は未経験者がはじめやすく、長くやれる仕事です。