うつ病の人でも介護の仕事はできる?介護講師が解説
介護スタッフは人間相手の仕事であるため、うつ病を持つ方にとって精神的負担が大きいのも特徴です。
また、スタッフの人間関係にも気を使わなくてはならないため人によっては症状を悪化させてしまうこともあります。
しかし、うつ病を持っても介護スタッフとして活躍している方はたくさんいるため安心して下さい。
大切なのは自分の病状との向き合い方なのです。
今回はうつ病を持つ方が介護スタッフを続けるために大切なことについてお話しします。
この記事を読んでぜひ介護就職へのきっかけにつなげて下さい。
うつ病でも主治医の許可があればできる
うつ病の方が介護就職するためにはまず主治医の許可がないといけません。なぜかと言うとうつ病は程度に関係なく立派な病気だからです。
仕事が合わなければ症状が悪化してしまうこともあるでしょう。
程度が軽いという理由から自己判断で勝手に就職しないようにして下さい。何かあったらあなたの心自体も傷付けてしまいます。
介護就職を考えたら担当医師に相談を行い、指示に従うことが大切です。一日の勤務可能時間や休日もしっかり確認しましょう。
自分らしく働いていくためにも医師の許可を得てから介護就職をしましょう
うつ病の方はパート勤務から少しずつ慣らしていこう
うつ病の方はいきなり正社員になるのは負担が大きいためおすすめできません。
多くの介護正社員は早番、遅番、夜勤などの変則勤務があります。
一般企業とは違い、いくつもの仕事を覚えなくてはならないためうつ病の方にとっては大変です。
うつ病の有無に関係なく未経験者はパートから始める方が多いためまずはパートから慣らしていくことがおすすめです。
パートなら短時間勤務が可能なのではじめから変則勤務を行う必要もありません。
付帯業務もないため仕事の負担も少なくして働くことができるでしょう。
うつ病を持つ方は最初から無理をしないことが大切です。パート勤務から体を慣らし、徐々に正社員へ方向転換していきましょう。
うつ病の方はまずボランティアで介護施設を知ろう
うつ病の方は何も知らずに介護就職をするのは大変危険です。
あなたの介護スタッフに対するイメージと現実に大きな差があった場合、仕事に対して大きな苦痛を感じてしまいます。
その苦痛はストレスとなり精神的にも身体的にも悪影響をもたらします。
すぐに辞めればいいことですが、それでもエネルギーや精神的ダメージがのしかかるでしょう。
介護サービスはあなたのイメージと違うこともあります。
まずは近所の介護サービスへいくつかボランティアに行き、介護サービスの様子を理解してきて下さい。
そして、自分にできる仕事だと確信したら介護就職を考えるといいでしょう。
ボランティアへ行くと必ず得るものがあります。また、分からないことや聞きたいこともメモし、担当者に聞くことでさらに学びが深まるでしょう。
うつ病の人でも介護の仕事はできる?介護講師が解説 まとめ
うつ病の方が介護就職を考える時、必ず主治医に確認を取ることが大切です。
例え症状が軽くても介護スタッフは変則勤務や身体介護があるため想像以上に大変です。
場合によっては病状が悪化する恐れもあるため必ず相談するようにしましょう。
また、医師の指示が出ても介護求人を探す前にボランティアへ行って介護サービスを理解してきて下さい。
介護サービスがあなたのイメージと大きく違う可能性もあるからです。
介護サービスを理解することで本当に働けるかも理解することができるでしょう。
最初は負担のないパート勤務から始めるのがおすすめです。
短時間勤務もできるため、徐々に仕事に慣れていく方が無理なく仕事ができます。
うつ病を持つ方は自分らしく働くためにも下準備を行ってから介護就職をしましょう。